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「同士少女よ敵を撃て」を読んだので歪んだレビュー

今夜は話題の書(話題になってからだいぶ日が経っている…)
「同士少女よ敵を撃て」を読破したので今更ながらレビューします。

どーも。こんばんは。お久しぶりです。フツサラです。
最近は結構更新するのをサボってました…

実際にこの本も読み切ったのは5月中頃だったのですが、
なかなか書く意欲がわかず…
(特に目的も決めずブログ始めたんで書くことがなくなってくるんですよね…)

ということで最近話題になった本をレビューしていきます。

ただあらすじを書いても面白くないんで私なりに想ったことをメインで書いていきます。
※これから読む人はネタバレなんで見ちゃダメ!!※

どんな物語?

第二次世界大戦中の独ソ(現在のドイツVSロシア)戦に狙撃兵として参加することになった少女の物語です。

作者の逢坂冬馬先生は本書で初めての出版にしてアガサ・クリスティー賞を受賞し、2022年の本屋大賞も受賞しています。
※ちなみにフツサラはそれぞれがどんな賞なのか知りません。

ロシアのウクライナ侵攻もあり、本書が日本人の関心をひきつけた。
とニュースでやっていました。

元々、小さな田舎町で猟師の娘であり銃には慣れている程度の少女が
戦争に狙撃兵として参加し、戦場の中で思想や人格が変化していくのを
描いた作品です。

個人的にはやはり戦争の悲惨さを本書でも痛感しました。
(作者が描きたかったこととはそれるかもですが。)

読み終わった感想は?

えー、そうですね。
最初登場人物が全員外国人なので名前を覚えるのが大変でしたが、
割とサクサクと読めました。

一気に駆け抜けて読みましたが、こういった本にありがちな、
戦争の悲惨さ、女性なりの苦しさを描いたものとは違うな
と感じました。

「どいうこっちゃ」と思われた方もいると思うので、

勝手なイメージで戦争×女性となると戦地での不衛生と女性なりの苦しみであったりを描くのかなあなんて思ってましたが(もちろん、そういう描写はありましたが)
本書はあまりそちらの面には触れなかった印象です。

逆に、現代の強い女性をイメージしているのか、
主人公は男にも負けずに自分の信念を持って戦い抜きたい。
女性も活躍したい、という想いが非常に強かったように感じます。

※読んでて驚きましたが当時のソ連は社会主義国家のためか
割とあっさりと女性でも戦地に出ていたみたいです。

※うーん、どこかの国も見習ってほしいですね※
※私の国の私の会社は女性は戦場どころか地方に転勤にもなりません※

と私情は置いといて、

そういった信念を持った主人公が狙撃(大量の殺人)や酷い戦場や
「女性=弱いもの」と考える男性の兵隊やドイツ兵の強姦等を目にして、
様々な葛藤を感じていくわけです。

特にラストの結末はそれを一番顕著にあらわしているな、と思いました。

「強く生きる」というのはむずかしいですね。
周りに流されまくって生きてきた私はそう思いながら本を閉じました…

現代に戻って

さてみなさん。突然ですが最近一番関心のあるニュースはなんですか?

2ヶ月前ならみなさんウクライナ情勢だったのではないでしょうか??

ウクライナでは今もロシアの侵攻が続いています。
少し前にニュースでプーチンの本当の狙いは戦争を長引かせることで、
世間の関心を少しづつ逸らしていくと言ってました。

かくいう私も最近はサッカーに熱中しています。

同書でも出てくる史上最大の市街地戦
スターリングラードの戦いは独ソ戦の分岐点と言われてますが、
戦いは半年以上にも渡って続き、両国合わせて200万人以上の人が亡くなった
この世の地獄と化したそうです。

大量の戦死者を出しながらロシア(旧ソ連)はこの戦いに勝っています。

メディアは常に新しいトピックを求めています。
結局は「平和」よりも「目先の視聴率」なんですかね。

それも仕方ないと思いますが、
(遠い国の戦争よりも自分が生きていかないといけませんから。)
今、我々にできることは「忘れないこと」なのかもしれません。

仮に自国・自分の生活に関係がなくても遠い国の人々の生活を
「この世の地獄」にはしたくありません。


以上
自分なりのレビューと感じたことをサクッと書きました。

今日も読んでいただきありがとうございました。
もう少し更新頑張っていきます。

名前:フツサラ
 (なんの変哲もない普通のサラリーマンからニックネームを考えました。)
 ※考えた時間約10秒※
生年月日:1996年1月生まれ
出身:大阪府
経歴:大阪で生まれ育ち、関西の大学を卒業後、電気系メーカーへ就職。
   就職を機に上京。3年目に名古屋へ転勤。
趣味:キャンプ、DJ、ダンス、御朱印集め、食べ歩き、ゲーム、ポケモン
   遊戯王、フットサル、クロスバイク、カメラ
   ※どれも器用貧乏※

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