広東省の100年に一度の大雨:災害に敏感な中国人と、危機感を再認識した私のお話
中国広東省に100年に一度レベルの大雨が降っているようです。
広東省も広いので被害が出ているところとそうでもないところがあります。そして、いまのところ我が家の周りはたいしたことはなさそうです。
さて、広東省に住むわたしの隣人たちは、大雨や台風にとっても敏感に反応します。
そして、敏感なのは一般市民だけではありません。スマホには大雨に注意するようにというメッセージが絶えず届きます。
災害の国、しかも子ども時代を鹿児島で過ごした自分は、ちょっとやそっとの大雨には驚かないので、こちらの人たちの慌てっぷりをみて大げさなと思っていました。
でも、それはわたしの大きな勘違いではないかと思えてきました。
まず、中国の排水はとっても悪く、すぐに道や道路が冠水してしまいます。
この水は降り注いだ雨が排水されずに水たまりになったわけではありません。一度排水口に流れ込んだのですが、その先が一杯になってしまい溢れてきた可能性があります。
そうなると、その水は下水と雨水のミックスです。
そんな水が溢れているところを歩くなんて狂気の沙汰です。しかも、脚に怪我などがある場合、感染症にかかるリスクもあります。
さらに、雨に弱いのは排水システムだけではありません。
公共交通機関もすぐにストップしてしまいます。
以前、大雨のなかバスに乗ったら、冠水の影響でルート通りに運行できなくなってしまい、結局立ち往生してしまったことがあります。
大雨のなか、運転手に降りろと命令されたときには、せめてバスの中で待たせてほしいと思いましたが、結局車内に留まる許されず雨水が川のように流れている道路に下ろされてしまいました。
さらに、基本的に安全対策が不十分なので、側溝やマンホールの蓋が外れていたりする可能性もあり、不安感もあります。
そういうことを経験したり、悪いニュースを聞いたりすると、雨に敏感になってしまうのも無理もありません。
さて、今日は大雨に関する黄色警報が出ています。
中国では警報のレベルは4種類で、上から赤・オレンジ・黄・青だそうです。学校はオレンジで休校になるのではと思います。
そうなると、今日は黄色なので土砂降りではありますが、それほどリスクが高いとは思われていないのでしょう。
夕方から教室で授業が合計3時間あります。
それで、この雨の中を出勤すると思うと、ちょっと憂鬱ではありますが仕方がありません。
できるだけリスクを避けて、気をつけて出勤したいと思います。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!
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