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中国から移住する人もいれば、中国に戻る人もいるってお話

海外へ移住する中国人が増えているというお話を聞きます。

現にわたしの親しい友人のなかにも家族でカナダやアメリカに移住した人が複数います。また、引退後は日本に不動産を購入してできれば日本で暮らしたいという人もいます。

それと同時に年配になって中国に戻ってきたという人の話も聞くようになりました。

ヨーロッパに留学し、そこで就職していたのですが70代になって中国に戻ってきた人や、欧米人と結婚して、ずっと海外で暮らしていたのですが、歳をとり配偶者も亡くしたので中国に戻ってくるとか理由はいろいろですが、最後は祖国で暮らしたいそうです。

80代になって中国に戻ることにした、とある中国人と会いました。

彼女は、20年近くアメリカに住んでいましたが、夫を亡くし一人暮らしは心細いし、なによりもアメリカの医療費は高すぎるので、考えた結果中国に戻ることにしたそうです。

中国では老人ホームに入っていたそうですが、そこでの暮らしになれず、家族の協力のもと、マンションを借りて同居してくれるお手伝いさんのお世話を受けながら暮らしています。

中国の福祉は貧弱と思っていましたが、その方が言うにアメリカと比較すればコスト的な負担は楽だし、言葉の壁もないので気が楽だそうです。

中国人は外国のシステムにただ乗りするのが得意だと批判する人もいますが、ただ単に自分の選べる選択肢の中で、快適に暮らせる場所を選んでいるだけなのかもしれません。

わたしだって、歳を取ったら日本に帰ることになると思います。

通院するにしても、日常の暮らしを行うにしても、日本のほうが楽ですし、日本語で通じる安心感もあります。

そんなわけで、いつかは祖国で暮らすことになるのだろうなと思っています。

ただ、心配なのはそういうチョイスをすることを批判する人もいるってことです。

日本に生活実態がないとは、つまり日本で納税する義務がないということです。働き盛りの時に日本で納税してこなかった人が、歳を取ってから日本のシステムを利用しようとするだなんて厚かましいと怒られないかと不安を感じます。

でも、ほとんどの人は他の人の経歴に関心なんか示さないでしょうし、自分から言わなければわからないことでもあるので、そんなに心配しなくても良いかと思ったりもしますが・・・

実際のところ、どうなのでしょうか。

今日は、そんなことを考えていました。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日〜

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