配膳ロボットが客に通路を譲らないのは中国製だからかなと思ったお話
先日、この書き込みを読んで、確かに配膳ロボットって通路に誰かがいたら止まることはあっても道を譲ることないなって気がつきました。
ロボットが客に道を譲らないことは別に構わないと思うのですが、気になったのが、自分がそのことをいわれれるまでロボットの振る舞いに違和感を感じなかったってことです。
配膳ロボットは恐らく人件費を減らすために導入されるのでしょう。言い換えると、店員をロボットに置き換えているわけです。
すると、今まで店員が行えていたサービスと、ロボットが行うサービスの間に違いがあると違和感を感じます。例えば、店員は客を優先してくれますが、ロボットが客に通路を譲らなかったりすると違和感を感じるってことです。
日本のファミレスとかで、猫ちゃんロボットが配膳している姿をみて「ロボットスゴいな」と思うとともに、融通が利かず配慮もできないこともにも気づいて仕方ないな〜なんて感じるのでしょう。
デザインをネコさんにして、さらにネコだから仕方ないよねと思わせているのであればしたたかだなって感じます。
さて、中国でも数年前から配膳ロボットを見かけるようになりました。わたしがお気に入りの飲茶のお店でもロボットが複数稼働しています。もちろん客に通路を譲ったりしませんし、たまに椅子にぶつかったりして自分を見失ったりしています。
そのことに、まったく違和感を感じなかったのはなぜかを考えてみました。そして答えは簡単、中国人の店員も客に通路を譲ったりしないからでした・・・
レストランだろうがスーパーだろうが、彼らは自分の仕事にしか関心がありません。配膳するにしても、商品を陳列するにしても自分の今抱えているタスクを完了させることしか考えていませんので、客が来ても作業の手をやめたり、先に客を行かせたりすることはありません。
ですから、ロボットが同じように配膳にしか関心がなく、客が来ても道を譲らないことに気がつきませんでした。すっかり中国式のサービスになれてしまったのでしょう。むしろロボットは危険を感じると止まってくれるので、ロボットの方が安心感があります。
では、ロボットは客に通路を譲れないのでしょうか?
そんなことはありません。これはプログラムの問題で、誰かがきたら先に人を通すように設定すればよいだけです。
もしかするとロボットを作ったのもプログラムしたのも中国人で、店員が客に道を譲るという概念がなく、製品の企画段階でそういうシステムを組み込むことすら思いつかなかったのかもしれません。
つまり、配膳ロボットのような製品を製造する際にも、作る人の考え方がいろいろ反映されていると思うと興味深いです。
今までは仕上げがいまひとつとか、耐久性のなさに中国を感じていたかもしれませんが、今後は製品のできることできないことなどにお国柄を感じるのかもしれません。
そういえばHUAWEIとかのスマホを使ってると、いつの間にか女性の写真とかがダウンロードされていて、それがGoogleフォトなどで同期されていたことなんかも思い出しました。
中国人は美人だな〜なんて喜ぶのでしょうが、わたしは自分が撮ったわけでもナイ写真が勝手にアップされてしまうのが嫌でした。この辺りもお国柄かもしれません。
また逆に、日本だな〜って思う製品があるのかも気になります。気に入っているポメラとか、テプラなんかは日本人ぽい製品って言えるかもしれません。
なぜか思いついたのがキングジム!
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