女の子同士で腕を組む中国人を見て、ビックリしたアメリカ人のお話とスキニーパンツのイメージ
わたしにはアメリカ人やフランス人で教員という友人が多数います。
彼女たちも中国という異文化で仕事をしているので、違いを感じることが多くあるようで、こういう気づきに関するおしゃべりは盛り上がります。
そんなわけで、最近聞いて「そうかな?」と思ったことをご紹介します。
今回の内容は3つのポイントです。どれも個人の意見ですので、いろんな意見があることは承知しています。あくまでも会話の中ででてきた違いの話しです。
女の子同士で腕を組むこと
スキニーパンツな男
パーマをかける男
アメリカ人の英語教師Sさんは、あるとき非常に気まずい思いをしたそうです。それは中国人友人の家に遊びに行ったら、突然腕を組まれたからです。
そこには数名の友人たちがおり、まさに女子会という雰囲気だったそうで、その中で急に親密なスキンシップを取られて「これはどういうメッセージなのか」と混乱。でも、拒絶するのも失礼かと思い、その場は我慢したそうです。
その場にいた、中国人たちは気にしている様子もないので、もしかしてアジアでは女性同士が腕を組むことに友情以上の意味はないのかと憶測しながらも、もしアメリカの友人がこの姿をみたら、恋人を見つけたのと思うだろうと感じたそうです。
その後、街を歩く女性たちが手をつないでいたりする様子をみて、これは特別な意味はないと理解したそうですが、中国生活が長くなった今でも、ちょっと気まずいと話してくれました。
それに対して、フランス人は気にならないと言います。でもフランス人のCさんはハグは気にならないし、手をつなぐのも嫌じゃないけど、挨拶代わりのキスは嫌だと言います。
中国人や日本人で、挨拶代わりにキスする人なんて会ったことないよと言うと、Cさんは、年配の人でキスしたがる人いるよと言います。自重してください。
さらにスキニーパンツな男について話題が移ります。
広東省で気づくのは、細めで9分丈というかアンクル丈のパンツを好んで履く男性が多いってことです。そのことを指摘すると、細身のパンツではなくてスキニーを履く男性のことが気になるそうです。
フランス人Cさんもアメリカ人Sさんもスキニーを履く男性は、特別なメッセージを発していると感じると言います。
またSさんは、白いシャツとか、紺のパンツとか基本はベーシックなスタイルなのに、靴下だけ花柄だったり色目が派手だったりするのもメッセージを感じると言います。
加えてアジア人の男性がパーマをかけるのを見て、ちょっと不思議に感じるそうです。生まれながらに癖のある髪なら理解できるけど、わざわざパーマをかける男性も女性っぽいと感じると言います。
そして、やはりここでもアピールを感じるそうです。
恐らく、すべての髪型を指して言っているのではなく、特定のスタイルに特定のメッセージ性があると言いたいのでしょう。
日本人は結構パーマかけるよと言うと、中国人もだよねと彼女たちは言います。そして韓国人はあんまりパーマしないような印象があると話してました。確かに、そういう印象があります。
いずれにしても、お国が変わるとファッションや仕草、行動パターンの発するメッセージに違いがあります。
そういえば、まだ20歳くらいのころ、広告デザイン事務所で働いていたころのことです。同僚のほとんどは20代半ばから30歳前後のお姉さんたちで、女性に囲まれて仕事していました。
わたしは、その頃からオーソドックスなファッションが好みで、チノパンにボタンダウンシャツを着て出社してました。また同僚には同性に接するように、対応するようにしていました。
すると、ある時同僚に食事に誘われて、何だろうと思っていると「話があると言います」そして聞かれたのが「くまてつくんって、もしかしてゲイ?それか、女に感心がないタイプ?」と言われました。
そんなことはなかったのですが、わたしの服装や髪型、話し方は彼女にそう思わせるには十分だったそうです。年上の女性にそんなことを聞かれて、とても恥ずかしかったのですが「そんなことないです」と言うと、「そうなの?ちょっと気になって」と言われました。
見た目や行動パターンが、何かしらのメッセージを与えることは間違いありません。自分ではそんなつもりがなくても、勘違いされたりすることもあります。
ほぼ同世代、同じ国で育っても、誤解したり誤解されたりすることがあるわけですから、背景の異なる人たちが一緒にいる環境ですと、さらに混乱が生じることがあります。
こういう誤解を完全に解く必要もないとは思いますが、不必要な摩擦を引き起こすような行動は避けたいと思いました。
今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。
ぜひぜひ、サポートをお願いします。現在日本円での収入がなく、いただいたものは日本語教材や資料の購入にあてます。本当にありがとうございます。