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日本滞在8日目:大阪では外国人と間違われなかったことを考察してみた件

先回、福岡に帰ったとき外国人に何度も間違われて、英語で話しかけられたり、日本人から片言の日本語で説明されたりしました。

今でもどうして外人に間違われたのかわからないのですが、恐らくわたしの振る舞いが、もはや日本人の一般という範囲からずれてしまっているのでしょう。

Twitter にも同様に、空港で外国人レーンに並ぶように言われた方など多くいますので、これは海外生活経験者あるあるなのかもしれません。

しかし、大阪に帰省した今回は様子が違います。

中国人や東南アジア人にも間違われることなく過ごすことができました。もちろん、英語で話かけられたりもしません。

それで、どういう理由で日本人と見なされているのか分析してみました。要点をまとめると「冬服」「大阪弁」「OSAKA」となります。

わたしの夏服は東南アジアの雰囲気がする・・・

わたしの衣類に関しては完全にミニマリストです。

衣類はすべて合わせて11枚しか持っていません。いつも黒いトレッキングパンツにUNIQLOのオーバーサイズTシャツを着ています。

きっとこの組み合わせが日本人ぽくないのでしょう。

日本の皆さんは、高温多湿な気候にお住まいにもかかわらずデニムを履いたりしています。汗かきのわたしには無理なファッションですが、みんなに合わせないので「変」=「外人」と思われているのかもしれません。

今回、冬の大阪に帰ってきました。

トレッキングパンツを履いているのは福岡に帰省したときと同じですが、ここではダウンジャケットを着ています。それでいくらか日本人ぽく見えているのかもしれません。

ジャケットの下は夏と同じくUNIQLOのTシャツなのですが・・・

大阪弁を話すことができるから?

福岡に15年以上住んでいたにもかかわらず、わたしは博多弁を話すことができません。

恐らく、成人してから福岡で暮らすことになったこと、そして両親が話す筑後弁の粗野な響きが気に入らなかったことが関係しているのでしょう。

それで、福岡では標準語を話します。自分ではキレイな標準語だと思うのですが、きっと中国語の有気音・無気音などの日本にない発音の影響を受けており、幾らか外人ぽい日本語になっているのでしょう。

この発音の微妙なズレが、福岡の皆さんに「こいつ、もしや外国人では」と思わせたのかもしれません。

それに対して、わたしは中学・高校と大阪の南部、河内弁をつかう地方で暮らしました。中学では「おはよう」の代わりに「殺すぞ」、そして「きみ」の代わりに「われ」という言葉が使われていました。

他にも「なにさらしとんねん」「自分もいくんけ」とか、慣れてない人が聞いたら喧嘩してるのかと思うような言葉が日常的に使われていました。

毎日がビー・バップ・ハイスクールだと思って頂いて構いません。そこで暮らすうちに影響を受け、わたしも標準語はあっというまに河内弁になりました。

そしてなぜか、今でも大阪弁を話せます。

というか、相手が大阪弁のイントネーションで話してくれると、自動的に大阪弁で話せます。

中国にすでに8年も住んでいるのに、中国語のイントネーションが身につかないのはどうしてなのでしょうね・・・

それはさておき、流暢な大阪弁で話す僕のことを、大阪のみんなは同胞と受け入れてくれているのかもしれません。

大阪は「OSAKA」だった・・・

さらに大阪に来て気づいたことがあります。

それは、人々の服装や行動が福岡とは違って、かなりローカライズされているってことです。

オジさんたちは自転車を乗り回し、よくわからない帽子をかぶり、みんなジャンパーの様なものを着ています。さらにズボンが独特です。化学繊維でできたであろう折り目がついたスラックスを履いてます。

わたしのちょっとダサいトレッキング・パンツもここではオシャレアイテムなのかもしれません。

日本の第二の都市である大阪はOSAKAであり、実は日本でもっとも開放的な国際都市なのでしょう。

だからこそ、自分とは違う人を受け入れたり、自分では流暢な大阪弁を話している思ってるけど、実は似非大阪弁を話す僕のこともそっとしてくれたのかもしれません。知らんけど。

さて、今回は外国人と間違われることもなく、いくらか居心地の良さも感じた大阪滞在も残すところ30時間となりました。

今日は部屋の掃除をして、パッキングし、さらに粤菜として有名なスシローに義父を連れていってあげるつもりです。

そして残りの時間も大阪の心地良い雰囲気を楽しもうかなと思ってます。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!

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