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中国の白酒は日本の白酒とは違うってお話

さて、昨日の note で友人と一緒にお燗にした白酒を飲んだお話を書きました。

そして、もしかして皆さんに大きな誤解を与えているのではと思い、白酒について詳しく説明するべきだと思い立ちました。

まず、日本の白酒(しろざけ)についてです。

詳しくは厚生労働省のホームページにて説明されていますので興味のある方はリンクからご覧ください。

簡単に説明しますと、日本の白酒は甘酒のような見た目で、アルコール9%ほどのリキュールです。糖質高めですので糖尿病の方や、太ることが怖い方は飲み過ぎない方がよいでしょう。

日本の白酒はビールよりは強いですが、ワインほどではないので、白酒を飲んだからと言って酔って潰れるということはないでしょう。

さて、それに対して中国の白酒(báijiǔ:バイジュウ)は、取扱危険な強烈なお酒です。

主に高粱(ソルガム)を原料とし、小麦や米、トウモロコシなども使用されます。製造過程で独特の麹(酵母と麹菌の混合物)を使用し、長期間の発酵と蒸留を経て作られます。

アルコール度数は通常40%から60%で、透明な液体です。味は非常に強く、香り豊かで、しばしば辛口です。

ちなみに中国人が乾杯するときは白酒(báijiǔ:バイジュウ)を使うのが一般的です。

アルコール度数が高いので、ライターで火をつけると燃えます。その強烈なお酒を飲み会うのが中国式です。

わたしは小さなコップで3杯までと決めています。それ以上になると、眠くなったりしますし、トラブルを引き起こしかねないので気をつけています。

先日、友人と飲んだ白酒はアルコール度数が25%くらいでしたので、中国人は焼酎だと言いはってましたが味わいは間違いなく白酒でした。

さて、白酒を飲み過ぎて潰れた日本人を何度か見たことがあります。

潰れてしまうには理由があります。単に限界を超えて飲んでしまっただけです。では、どうして限界を超えるのかというと、乾杯の攻撃にあうからです。

宴会時に中国人と目が合うと、飲みましょうとグラスを飲み干すことを求められます。そして、注がれます。この繰り返しから抜け出せないと、容易に酔っ払ってしまいます。

わたしは、お茶やビールを交えつつ、白酒を飲み過ぎないように注意しています。それでも強引に飲ませようとする人がいますが、相手もわたしが潰れることは望んでいませんので、今日はビールにしますと言えば対応してくれると思います。

さらに、もっとも有効な手段は、酒を飲めないと言い張ることです。お酒が飲めない人に無理強いする中国人にいまのところ会ったことがありません。それで、心配なら下戸であると主張しましょう。

そういうわけで、先日寒空で飲んだお酒は日本の甘酒のような白酒ではなくて、中国の強烈な蒸留酒だったんだよというお話でした。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!

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