母がテレビ録画できた日

父は昔から家電製品が好きで、バーコード録画予約時代からテレビを録画していた。バーコード、商品をレジで読み取る白黒の線をペン型の機器で読み取って、本体に転送する。
母がバーコード予約で録画することはなかった。やり方が全くわからないということだった。
その後8~9桁ほどの数字を打ち込んで転送するというGコード予約に変わった。テレビ欄のどの番組にも数字が書き込まれていた。バーコードよりわかりやすいなと思い母に聞くと、やっぱりわからないということだった。
本体機器の方はビデオカセットからハードディスクに変わり、番組表というのを表示させてリモコンで選んで決定すれば良いことになった。しかしこれでも母は録画できなかった。まだ外部入力のボタンを押すということが理解できないようだった。理解しようとしないという方が正しいか。もうややこしいのはわからん。と。
そして現在、地デジに変わり、テレビに直接ハードディスクを取り付けて、リモコンの番組表というボタンを押して番組を選んで押すということになってようやく録画できるようになった。
インターフェイスが母に追いついた瞬間。インターフェイスって重要だなと感じた。


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