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公園さんぽのイラストマップ

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現地での観察時間は1時間。ぐるっと回って発見した動植物たちをイラストマップにまとめています。
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#イラストマップ

世界最大の花よりも、クレマチスよりも、虫に夢中になってしまった5月の筑波実験植物園

ボクは日本の野草に興味があるので、なかなか温室の植物を見に入ることがなかったのですが、なんせ世界最大の花が開花中とのことですので、いつもなら休館日の月曜日に特別開館しているとのことですので。見に行ってきました!ありがとう特別対応! あまりのデカさに半笑いするしかないふだんボクたちが食べているコンニャク。あのコンニャクの花は見たことあったんです。このあたりだと自家製コンニャク作る人も珍しくはないので、畑に咲いてたりするんです。 なので、この風貌は知ってた。大丈夫免疫はある。

出張ついでに4月の小石川植物園

仕事があったのでちょっと早めに出て小石川植物園を歩いてきました。 このイラストマップ初の東京進出です。 やっぱり植物園の醍醐味は、普通の暮らしでは出会えないような花に出会えることだと思うんです。特に図鑑の中では知ってても、実物を見たことない花は多いです(というかほとんど!) ●ヤマブキとヤマブキソウ ヤマブキはその辺で咲いてるおなじみの花です ある日鼻歌まじりに「ヤマブキ」を図鑑で見ていてもヤマブキが載っていない! あれ?こんなメジャーな花なのになんで?? 索引を見ても

耳でさえずりを追い、目で花を追い90分で集中力が切れる情報量。4月の井頭公園

ボクは鳥、虫、花を愛でながら公園を歩くタイプ。 冬の間は楽なんです。花もないし、虫もいないし。 鳥を見てればいい。しかも葉っぱが落ちて見やすい。 冬ってラクチン。 今は春。しかも今年の春は忙しい。 2、3月が暖かったせいか ジェット機並みに春がやってきている 轟音が聞こえそうなくらい ああ、こわい。春がギュンギュンやってきている! ごめん鳥はまとめて。さえずり特集 先月まではトリトリトリトリ。 カモカモカモカモ。 でも、ごめん。今日は花に力を入れますので鳥はまとめてご

あまりの規模にヘトヘトになって城には登れなかった3月の大阪城公園

仕事で大阪を訪れる機会があったので 都心にありながらいろんな生きものに出会えるとの噂を聞いていた大阪城公園へ行ってきました! 外濠はキンクロハジロとホシハジロ とにかく驚いたのは大阪城公園の規模! すっげー広いんですね お堀も大きくてびっくりでした そこにいたのはキンクロハジロとホシハジロ いつも行ってる公園にはいない2種だったので しっかり観察させてもらいました キンクロの後ろ髪は相変わらず素敵です 内堀にはハシビロガモ! 内堀に移動していたのはハシビロガモ!

早春の花スペシャルだった3月の、みかも山

春はサクラが待ち遠しいですよね わかります でも目線を下におろすと これまた可憐な花たちが咲いているんです 泣く子も黙る一面のカタクリ みかも山のカタクリは、もう有名ですけど これは是非とも見てもらいたいくらい凄いです 斜面一面に広がる光景は ちょっとやそっとでは見られません 昔は里山に普通に見られていたそうです この根っこを乾かして粉にしたのがカタクリ粉 これでテンプラを揚げるとそれはそれは美味しいそうです でもカタクリの花が咲くまで7年要しますし カタクリ粉にで

春の花と冬の鳥が今なら共存中3月の井頭公園

ヤブツバキご苦労様 冬の花の座を一人守ってきたヤブツバキ マンサクやウメの花が咲き出して やっと仲間が増えてきました 地面に目を向ければ 小さな花もたくさん咲き出しています さあ、楽しい季節がやってきた! カモたちとはそろそろお別れ 一方で冬限定の彼らとのお別れの時期も近づいています オナガガモは10月に来た時は まだ羽がこんなじゃなくて 「なんとなく、オナガガモっぽいな」という感じだったけど すっかり尾も長くなって、これぞオナガガモ! ↓10月当時のオナガガモはこ

錦糸卵のようなマンサクと、目玉焼きのようなスイセン。みかも山の2月の生きものたち

久しぶりにみかも山へ行ってきました。 ここは春の花が充実しているので、これからの季節よく来る公園です。 錦糸卵のようなマンサク マンサクの花は黄色い細長いリボンのが垂れ下がっていて、毎年「錦糸卵」と思う花です。どうやら良い香りのする花だそうですが、かなり高いところに咲いているので嗅いだことがありません。 遠くにいてもわかるくらい強い香りとのことですが、まだ認識したことないんですよね〜。どこかに嗅げるマンサクありますかね? 目玉焼きのようなスイセン 足元に目を映せば、真

メタセコイアの匂いと、夏秋の名残を見つけた12月の小山運動公園

クリスマスの朝 まったく色気のない投稿ですみません また公園歩いてきました いやあ、この日はちょっと大きなイベント開催してて 人通りが多かったから 見つかる生き物が少なかったですね〜 ま、そもそも冬場は少なくなっちゃうんですけどね 人の存在感 ボクがガイドになりたての頃 先輩に「たくさんの生き物を見たければ一人で行け」と教わりました 理由は二つ ①人が多いと動物たちが逃げちゃうから ②一緒に歩いている相手に気が散って見つかるものも見つからなくなるから 人の存在感が動物

カモカモカモカモな12月の井頭公園

早いものでもう12月 毎月描いているイラストマップの井頭公園バージョンは これが今年ラストです と言っても、この公園はとくに冬が楽しい公園ですので これからが良い季節です! なぜ、冬が楽しいかと言うと 大きな池にたくさんの水鳥たちが集まるからです 公園のスタッフさんによるとハシビロガモやミコアイサも すでに渡ってきているとのこと あ、鳥を知らない人にとっては なんじゃそら?の話でしょうけど そんな名前のちょっと珍しい鳥もやってくるので 野鳥観察が楽しい公園なのです イ

昆虫たちのシーズンオフを見届けました。11月の小山運動公園

11月。確かに肌寒いけど、まだ手袋は必要のないくらいだから 暖かいと言っていいのでしょう さすがに虫たちはシーズンオフかな? 足元の小さな生き物にも注意を払って歩いてみようと思います 小さな鳥たちの混群 ちょうどエサを探す時間だったのか 歩くや否やいろんな鳥たちの声に囲まれました シジュウカラに、エナガ、コゲラ、メジロ… 冬になると小鳥たちは種の垣根を超えて グループを作ってエサを探し、移動します そんなことしたらエサの奪い合いになるのでは?と 心配してあげたのですが

冬のメンツがぞくぞく集まる11月の井頭公園

さてさて、お仲間は増えているかな? 毎月のイラストマップの場所に栃木の井頭公園を選んだ理由は 冬でも存分に楽しめる場所だから! 冬鳥がたくさんやってくる広い池や森があるので これからずっと楽しめるのです いよいよ冬鳥たちも渡ってきているようです 今日は何に会えるでしょうか? すくなくとも4カモ発見 公園の鳥たちは人間慣れしているので ちょっとやそっとでは逃げません ボクが池のほとりに行っても 「は?なにか?」とたたずんでいたのはヒドリガモ おでこが金髪で つぶらな目

キノコを探したけどキノコが見つけられない男が10月の筑波実験植物園を歩きました

今週からきのこ展が始まる筑波実験植物園 この日は期間の前だったけど 今年こそキノコデビューしようと思うので行ってきました! 見つけたキノコは… 園内にはいくつもキノコのサインが掲示されてるのですが キノコ初心者のボクには見つけることができず (やはり知らないとこんなにも見つけられないものなんですね…) やっと自力で見つけたのがツチグリ! これだけはわかります 袋のようになった部分を押すと 中央から胞子が飛び出してくるキノコで 林道沿いでもよく見かけるので知ってます だ

出勤しているのは鳥だけ。虫はお休み。10月の小山運動公園

ちょっと肌寒く感じる日が増えてきました この日の朝もそんな感じ こうなってくると虫も減るんだよな〜 虫といえば今年は蚊が少なかったように感じます 刺されはしたけど 例年に比べたら激減 あの不愉快な寝てる間にプーンが一回もありませんでした みなさんの辺りはどうでしたか? 鳥、鳥、鳥。っておいもう冬か? まず出迎えてくれたのはヒヨドリたち ギェーーーー! ビュエエエーーー! いつもの調子でうるさい 真夏はどこかに行っていたので あまり会いませんでしたが 秋になって戻ってき

カモもキクも見分けるのが大変だった10月の井頭公園

井頭公園に到着したら一目散に池を目指します 夏場は閑散としていたけど 徐々に水鳥たちが集まってきます 珍しいのもいたりするから、まずは池を目指す! 君は一体誰だ?①オナガガモ? 池の鳥たちは先月に比べたらだいぶ増えました! カルガモも数が増えてますが それらに混じってお出迎えしてくれたのは たぶんオナガガモ これからオスは派手な羽に変わってくるのですが ちょうど今は地味なので見分けが難しいのです 一体誰だろう??と悩みましたが こんなに人懐っこくて、このフォルムは ま