Hi-Fi RUSH クリア感想

PCでプレイ・キーボード操作
微ネタバレあり

Hi-Fi RUSHをクリアしたのでストーリー・ゲーム部分について感想を書きたい。

ストーリー・ゲーム部分どちらも面白いゲームだった。アクションやステージ構成がラチェット&クランクを思い出した。
ゲームはリズムを重視したゲームになっており、筆者はリズム感がないので苦労した部分は確かにあるのだが、救済措置もあったので非常に助かったことも書きたい。

ふるえるぞハート!燃え尽きるほどヒート

ストーリー・キャラクター・音楽の相性がベネ

ストーリーはザ・王道な展開であり、それがコミック調な表現と非常にマッチしている。パロディもあり、ジョジョ・アベンジャーズなどコミック調なのを活かされていた。
ちょっとお調子者の主人公と強気のヒロインがメインキャラクターとなっており、徐々に仲間が増えてくる。キャラクターとしてはテンプレートな部分があるのだが、それが逆に王道なストーリーとマッチしていていいなと感じた。

リズムを主体にしたゲームなのでオリジナル・アーティストの曲ともに音楽には力が入っている。
有名なアーティストの曲が使われているらしく、筆者が浅学で申し訳ないのだが元々知っている曲は全くなかった。しかし、「おっ」となる曲が多く調べると有名アーティストだったりで流石だなと感じた。インディタイトルなどではこのような事は簡単にはできないだろう。
ステージでは音楽に合わせて背景(木・街頭、配管など)が動いたりするため尚更、音楽を意識できて楽しめる。

刻むぞ、血液のビート!

難しいが気持ちがいいリズムアクション

リズムを重視したゲームと言ったが、主にリズムが必要なのは戦闘部分である。戦闘自体は、結構忙しいと感じた。
タイミングよくボタンを押すと技が変化したり、QTEアクションが存在する。リズムよく押すとアニメーションのタメ詰めが合って非常に気持ちがいい。技のシメがドーンといった感じだ。カートゥーン調で大げさなエフェクトがそれに味をつけている。
これらは意図して正確にリズムを刻まなくてもよくなっている。(注1)
親切でありがたい設計だ。

ジョン
開発当初からゲームのコンセプトは変わっていません。アクションゲームではユーザーに正確な操作を求めるものが多くて、ちょっとでもタイミングがずれたらダメというゲームもありますよね。それに、リズムゲームはリズム感がないと遊べないと思う人もいるでしょう。そこが、私にはちょっと窮屈でした。

楽器のプレイやバンドのライブでキーやフレーズを間違えたとしても、音楽のおもしろさや気持ちよさは失われませんよね。それらをゲームに置き換えたとき、少しタッチやタイミングを間違えても敵にヒットするくらいの余裕を持たせれば、よりたくさんのユーザーが楽しめるゲームになると思いました。操作をミスっても「失敗した!」とネガティブになるのではなく、成功したらさらに楽しくなるというポジティブなゲームを目指しました。

ファミ通.com 『Hi-Fi RUSH』インタビュー。ナンバーガールで世界中の度肝を抜いたTango Gameworks完全新作の誕生秘話「リズム感がないと遊べないリズムゲームは少し窮屈」


筆者が一つ感じたのはデバイスで難易度が変化するんじゃないかという部分だ。筆者はコントローラーが使えなかったため、キーボードで操作したのだが途中で難しくね?・なんかリズムズレてね?(リズムがズレているのは筆者である(笑))となった。また、話が進むに連れてアクション要素が増えてくるため尚更リズム通りにプレイすることやキーボード操作になれていないと普通の戦闘でも難しい。
ここで素晴らしいのはきちんと救済措置があることだ。オプションでリズムのタイミングを緩和できるのである。これを使ったゲーマーは少ないのではないだろうか。筆者もなるべく頼りたくなかったのだが、リズム感に絶望したため使用した(せっかく用意してくださってるわけだし)。この使用で恐らくだが大分楽にはなった気がする。

とはいえ、QTEでは必ずクリアしないと次に進まないものもあるため、救済がなかったら詰んでしまう人もいるだろう。人によってはわずらわしく感じるかもしれない。

まとめ

アクションゲームとして新鮮で楽しいのが素晴らしい。
筆者には難しい部分もあったが、得意な人にとってはかなり楽しめるゲームであると感じた(筆者も十分楽しめた)。
きちんと救済措置があることでどんな人でもアクションゲームとリズムゲームの気持ちいい体験をできるのが非常にいい作品だ。

是非、プレイしていただきたいです。



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