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スポーツの町・愛川 (愛川町日記 2014年12月9日より転載)

「スポーツの町・愛川」

相模原から高田橋を渡り小沢のバス停方向へ進むと、こう書かれた看板がひっそりとある。

錆つき、申し訳なさそうにたつ看板。

でもそこに書かれている「文字」は愛川町のひとつのキーワードになりそうだ。



「スポーツの町・愛川」

文字だけ見るとさまざまなとらえ方がある。




このように愛川町には様々なスポーツ施設がある。

一概に比較はできないだろうが、愛川町(人口41,971人)と似た人口の神奈川県の都市である南足柄市(43,913人)では、

運動公園
体育センター
広町パークゴルフ場
小学校プールの開放
学校施設の体育館とグラウンド
総合グラウンド
大口河川敷グラウンド
大口河川敷パークゴルフ場

とある。

愛川町には三増と田代にある程度の規模の運動公園がある事を見ても、スポーツ施設は数も質も愛川町は良好なのだ。

そして、愛川町は相模原市や厚木市と隣接している。

つまり、都市圏からスポーツ施設で人を呼ぶことができるのだ。

たとえば「合宿」とかはどうであろう?

スポーツ合宿は街中で行う事は少ない。
ある程度の「自然豊かな土地」で行うのが選手の「集中力」や「向上心」も増すであろう。




ただ周辺に宿泊施設が少ないのが難点である。

三増運動公園では最近ではノジマステラ神奈川相模原の公式戦が行われたことも注目した。

スポーツの種目、カテゴリーによっては公式戦の場所を確保することに頭を悩ませている所もある。

公式戦が行われれば、(当然そのスポーツにもよるが)注目も増すし、ある程度の観客を呼べるであろう。

交通網に不安のある愛川町であるので、大規模なスポーツは無理でも中規模な大会は開催できる。

「スポーツの町・愛川」は「スポーツ<が出来る>町」である。

田代や三増周辺に合宿場として利用できる宿泊施設を設置すれば「スポーツの拠点」としてもシティーセールスができる。


そして

「スポーツの町・愛川」は「スポーツ<を育てる>町」はどうだろうか?

小沢の相模川沿いのグラウンドには毎週末少年野球が練習している。

そのほとんどが相模原のチームだ。

最近の少年・少女スポーツは練習場所確保が一番の問題なのだ。

愛川町にもさまざまな少年・少女スポーツがあり、サッカー野球など好成績を残しているスポーツも多い。

彼らを育てるシステムも必要である。


運動公園で少年少女むけの大会を行う。

運動施設を結ぶ交通網を確保する。

今、少年少女スポーツは人員の確保やスポーツ離れでが加速し、存続が危ういスポーツもある。

地域や町で支援しなくてはいけない事も多いだろう。



愛川町で生まれたが、スポーツマンとして育ったのは別の土地。

では、悲しいではないか。



件の看板。

そこは新春の「愛川町町内1周駅伝」のコース上である。

この駅伝は箱根駅伝を疾走した選手も多い。


「スポーツの町・愛川」

もう一度、錆を洗い落とし、再確認すべき「看板」ではないだろうか?

この「看板」が堂々と愛川町を表す言葉になってほしい。

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