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愛川町まち・ひと・しごと創生総合戦略推進委員会(第1回)(愛川町日記 2015年11月9日より転載)

お久しぶりの審議会。



本当に久しぶりだな。
このカテゴリー。

審議会って昼間やっているからなかなか傍聴できなくて。

しかも。

今回は「審議会を見よう!」ではなく

「審議会に参加しよう!」です。

そうです。「審議委員」になりました。

相模原市では審議委員は結構なっているけど、愛川町では初めて。

意外とすんなり申し込んで、意外とすんなりなれました。

「町民を代表する公募委員」ですね。今回の私の役回りは。

で、

私が、今回審議委員を拝命したのは


「愛川町まち・ひと・しごと創生総合戦略推進委員会」とは?



長い名前でしょう?

これは国と連動した重要な会議です。

以下、引用

我が国では、急速な少子高齢化の進展に的確に対応し、人口減少に歯止めをかけ
ること、さらには、大都市圏への人口の過度な集中を是正し、それぞれの地域で住
みよい環境を確保することなど、国をあげてこれらに対応していくことが必要とな
っている。

そこで、国では、平成26年12月27日に、人口の現状と将来の姿を示し、今
後、目指すべく将来の方向を提示する「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」及
び今後5カ年の目標や施策の基本的方向、具体的な施策をまとめた「まち・ひと・
しごと創生総合戦略」をそれぞれ閣議決定し、まち・ひと・しごと創生に総合的に
取り組むこととしている。

まち・ひと・しごと創生については、国と地方が一体となり、中長期的視点に立
って取り組む必要がある。このため、各地方公共団体においては、国の長期ビジョ
ン及び国の総合戦略を勘案しつつ、当該地方公共団体における人口の現状と将来の
展望を提示する「地方人口ビジョン」を策定するとともに、これを踏まえて、今後
5カ年の目標や施策の基本的方向、具体的な施策をまとめた「地方版総合戦略」を
平成27年度中に策定するものとしている。

こうしたことを踏まえ、本町では、将来に向けて、地域社会を担う若い人材の定
住促進を図ること、地域において魅力ある多様な就業の機会を創出していくことな
どを基本とする(仮称)愛川町まち・ひと・しごと創生「人口ビジョン」及び「総
合戦略」(以下「総合戦略」という。)を策定するものである。
なお、総合戦略の策定に当たっては、第5次愛川町総合計画後期基本計画(以下
「後期基本計画」という。)の策定作業等との整合・連携を図りつつ検討を進める
ものとする。


が、「愛川町まち・ひと・しごと創生総合戦略推進委員会」です。

要は、「人口を増やして、仕事増やして、人材を育成するには町としてどうすればいいか?」という会議です。


「人口ビジョン」の対象期間は2040年とし、そこまでのアクセスの「総合戦略」の対象期間は平成27年度から平成31年度までの5年間となります。

この「人口ビジョン」と「総合会議」二本立てです。

しかも、国や県が密接につながる項目もあるのです。詳しくはこちらを→まち・ひと・しごと創生本部




スケジュール的にはごらんのように長いです。




いくつものワーキング・様々なヒアリングがあるところからも、この会議の重要性がわかりますね。

でも、審議委員としては3回しか会議がなんだけどね。


傍聴者「0」が意味すること。



本日が私のわくわくの「審議委員」デビュー。

午前中は町田で取材をして、ぎりぎり愛川町役場に到着。

すでに他の委員は机に着席。

私、一番最後に腰を低くして急いで着席。

メンバーがすごいな。

愛川町商工会、内陸工業団地、相愛信用金庫、横浜銀行、教育委員会、農協、神奈川中央交通・・・。

各団体の愛川町におけるトップが参加してました。

総勢15人。

私、場違いじゃないのかな・・・。

ちなみに私は公募委員なんで会社名などはでていません。

町長からの委託状をいただき、委員長、副委員長を選定。そして、いざ審議会開始。


まずは「本日の会議の傍聴を認めるか、否か」。

実はここで「個人情報があるので」とか「町の根幹にかかわる事項がおおいので」という理由があれば、傍聴希望者がいても傍聴を中止することができます。

僕が審議会を「傍聴」する際も、このやりとりがあってから「傍聴を認める」で初めて会場に入れます。


今回は特に傍聴を中止する事柄もなくて、「傍聴許可」。

でも、

「傍聴希望者はいません」。


う~ん

町の方向性を決める大切な会議だから、一人くらい傍聴希望者がいてもよかったような・・・。

私が傍聴の時も、今まで私以外だれもいないですがね。

町議会議員の方お一人でもいればな~。忙しいのかな~?今日は天気が悪かったからかな~?
(なんか規定があったらごめんなさい)

あとで「議事録見るから、傍聴はしなくても」。

確かにそれもあります。

しかし、公開される議事録はかなり大まかに書かれ、かなり端折られてます。

本当は、議事録外のところでの<世間話の延長線上のいい話>や<ここだけの裏話>などが為になることが多いのです。

議事録や決定稿は、役場のみなさんによって「無味無臭」になっている場合もあり、審議会の会場のあの熱気は盛り込めない事が多いです。

もっとこの町の事を知りたい私は審議会を可能な限り傍聴しますし、おすすめします。

今回はこれだけのメンバーが愛川町を話題にいろいろ話しますので、私にとっては大変勉強になりますね。

いつも一人傍聴でさみしい、という私のわがままでもありますが。


まずは「人口ビジョン」から



今日は「資料の説明」や「それに対する質問」がメインです。

先ほども言ってたようにこの「愛川町まち・ひと・しごと創生総合戦略推進委員会」は、「人口ビジョン」と「総合会議」二本立てです。

今日は「人口ビジョン」のお話を致しましょう。

この審議会は、非常にざっくりいうと「人口を増やしましょう」です。

それは<転入などの「社会増」>、<出産などの「自然増」>を問わずです。





1970年に18442人だった愛川町の人口は、約20年後の1995年に43088人と二倍になり、そこから緩やかに減少して今に至ります。


愛川町の出生数は、平成24年までは一年間で300人前後の赤ちゃんが生まれていましたが、最近は約250人。

それとは逆に、愛川町の死者数は、平成23年までは一年平均でで290人前後で、ここ数年は400人に達する。

平成27年は転出は転入を400人~500人上回る。


いやはや。
人口は減ってますね。

ある資料にはこのままでは愛川町の人口は減り続け、2060年には25000人ほどになるという何とも恐ろしい数字も存在するそうです。

今回の会議で私が一番「勉強になった」のは


愛川町は男系、ということです。

これはどういうことかというと 「人口は男性が多い」 ということ。

製造業関連が多くあった愛川町ならではですが、1980年以来愛川町の人口で女性が多くなったことはありません。

男性(20歳から49歳)は実は増えていて、女性(20歳から24歳)はものすごい勢いで減っています。

結婚や仕事を理由に町外へ引っ越す女性が多いとなると、「出生率」の増加は難しいでしょう。


つまり、今後の愛川町は「女性をいかに引き止めるか」。これが肝なんです。

「女性に優しい政策」や「女性目線の施設運営」を考えていかなくてはなりません。

女性に町に残ってもらい、出生率を2030年には今の1.30から1.65にする。

これが愛川町の「人口ビジョン」なんです。


次回はいよいよ実務へ。




愛川町の人口を増やす。

その為には愛川町はどうすればいいか?

総合戦略の制定です。

次回の「愛川町まち・ひと・しごと創生総合戦略推進委員会」はいきなりクライマックスへ。

そして、その次回は。

なんと来週16日。

早い・・・。

今日は有意義な3時間。

勉強になりました。

来週が楽しみですね。

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