文章
小学生の頃から、いい歳になった今でも作文が苦手だ。
どうやら、大概の人がつまづかないような、基礎の基礎みたいなところでつまづいたまま、ここまで生きてしまったようだ。
先日、ふと、文章ってこういうことなんじゃないかという気づきがあったので、忘れないために書いておく。
文章は鎖なんだ。
直前の文に出てきた言葉のどれかを選んで、それに言及するように次の文を書く。そうやって書いてゆくと文と文が鎖状につながる。その鎖をつなぎ続けることができなくなったら、そこが、段落の切れ目。
段落は、前の段落のどれかに言及するように書く。必ずしも直前の段落に言及しなくともよい。段落どうしも鎖状につながるが、文と違い並列にできる。たとえば、ある段落に言及する段落が複数並んでもよい。
文章のながれ、文章の継続性はそうやって生まれるのではないか。
この気づきで、最初の一行さえ書ければ、先頭から終わりに向かって、どんな文章でも書けそうな気がする。
ほかの人たちは、こういうことを小学生の時点でわかっていて、難なく、作文を書いていたのだろう。うらやましい。
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