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サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼道/1日目

1日目 サリア(Sarria)からポルトマリン(Portomarin)22.4km

サリアからの歩きはじめの日。朝8時ごろに村を少し歩いたが、教会もしまっていた。閑散期だった1月には閉まっている教会や店も多く、巡礼のスタンプはなかなかたまらないことが多い。今回泊まった宿「Albergue HR」も私以外の宿泊者がおらず、通常なら15人ほど泊まれる部屋に1人だった。そして朝のチェックアウト時にスタッフもいないため、巡礼手帳や巡礼のクレデンシャルであるスタンプが押せなかった。

15人ぐらい泊まれる部屋に1人。そして寒い
ここが巡礼道となる

宿のすぐ近くにあるIglesia Parroquial de Santa Marina教会も閉まっていたため、観光案内所であるprision preventivaへ向かう。向かう途中に開いていたバーで、巡礼手帳を買い、スタンプも押す。もちろん観光案内所にて、スタンプ。また、巡礼の道のインフォメーションが書かれている資料も日本語が用意されており、こちらをスタッフの人にいただく。(ただし、日本人は少ないみたいで、最後の1冊だよと言われました。)

初日はとにかくきつい。体が慣れていない為と重い荷物(のちに測ってもらうと15キロあった)をかかえ本日の宿までの22キロを必死に歩いた。巡礼の道すがら、標識があるのだが、途中で2つに分かれているところがある。結局どちらを選んでもいいということを後程知ったのだけど、最初は不安になる。

巡礼道は普通の生活道でもあるため、牛や馬などがいたりする
前日に降った雨のため、道がどろどろになっている場所も多い。特にサリアからの道は一部とても悪路だった。

サリアからの最初は登りが多く、景色はいいが何もない。また、閑散期ということもあり歩いていても地元の人にすらほとんど会うことがない。さらに地図で確認していたカフェというカフェはポルトマリンまで全部しまっていた。予想外に歩く時間もかかるし、休憩するスペースもなく、ただ牛などのフンが落ちている道だったため、休憩もできずに10時から歩き続ける。また、お昼ごはん買っていなかったし、朝ごはんも食べることができなかったため、途中でエネルギーも切れかかる。「1日目でこのまま歩けるのか?」と不安になった頃、スナックやジュースを売る自動販売機と座ることができる休憩所を発見した。

チートス的なスナックがこんなに美味しいなんて知らなかった。小銭でオレンジジュースも買い、とりあえず、再び歩き始める。

お昼ごはんとして食べたスナック。忘れられないぐらい美味しかった
巡礼道脇に見つけた休憩所と自動販売機。これがなかったらもう歩けなかった。
ここで会ったお兄ちゃんとはこの後も毎朝、歩いていると出会った。

16時半ごろに無事にポルトマリンに到着。

到着したポルトマリン。
ポルトマリンのIgrexa de San Xoán de Portomarín教会


10時ごろ歩き始め、6時間半、ほぼ休みなく歩いたため、宿に着くと足も限界で、歩いて村を巡ることもできそうにない。また、レストランなどが開く時間が18時以降であったりする為、近くのスーパーでスペインらしいレトルト食品とバナナ、ヨーグルトを購入。宿にて温め、とにかく口に入れて、シャワーを浴び、夕方からベットで死んだように寝る。

翌日は歩けるのかと心配だが、とにかく寝るしか体力を回復する方法がなく、気づけば翌日の朝だった。

米とバナナは歩いていると体のエネルギーになるのか、とても美味しく感じる

2日目 ポルトマリン(Portomarin)からパラス・デ・レイ(Palas de Rei)25kmに続く


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