見出し画像

熊谷のこどもと食の未来をつむぐ会が目指すこと

新年あけましておめでとうございます。
熊谷のこどもと食の未来をつむぐ会です。
市内全小中学校の自校式給食化を目指して活動しています。

一年のはじまりは、会についてお伝えするところからにしたいと思います。

当会は、2020年の夏、熊谷市内の保護者有志によって立ち上げられた任意団体です。現在は6名の会員と約10名のサポーターによって構成されています。

結成の目的は、食育の大切さを一人でも多くの方に知ってもらい、食べて育つ子どもを食の面からサポートすることです。食育の中でも毎日のことである学校給食に注目し、自校式に賛同していただく活動に重点をおいています。それが、この一連の署名活動です。

熊谷市の学校給食は、現在3種類あり、地域によって方式が異なります。

・センター式:熊谷地域(小中学校31校分)
・小規模センター式:江南地域(同3校分)
・自校式:妻沼地域(同8校)と大里地域(同3校)

現存する設備の老朽化から、新しく大きなセンターを建設して、全校をセンター式に統合する計画があるのですが、かつて熊谷市では、市内全小中学校を自校式給食へ転換する検討をしていました。しかし、最終的に計画は大きく方針転換し、今回の計画となったそうです。

少子高齢化や税収などの問題で、小中学校を含む公共施設の再編が予定され、その中に含まれている給食は学校生活のひとつの側面にしか過ぎないのかもしれません。

子どもが少なくなっているからこそ、給食にかかるコストをさらに効率化するのか、少ない人数で将来を支えなければならない子どもにこそ、コストを割いてでも食育を充実させるのか。大きく意見が分かれるところです。

何事もコストを抜きにして考えることはできませんが、その点だけに注目したのでは、見落としてしまうことがあるのではないかというのが私たちの考えです。

センター式にはセンター式の、自校式には自校式のよさがあり、両者を多方面から冷静に比較して、市民の合意を作っていくことができればと考えています。

自校式給食を支持してくださる方がたくさんいると私たちが主張してみても、それが見える化されていないことには話になりません。署名活動をしているのは、皆さまの声を何筆という数値に置き換える必要があるからです。

まずは一人でも多くの方に現状を知っていただき、学校給食について考えるきっかけとなることが大切だと考えています。この活動が草の根のように広がってくれることを願いつつ、2021年の幕開けとさせていただきます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます!

熊谷のこどもと食の未来をつむぐ会
共同代表 鈴木夕子
共同代表 日向野めぐみ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?