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女子高生×ミニチュアハウス

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後藤葵はミニチュア作りが大好きな女子高生。 つらいときも、悲しいときも、ミニチュアを作っていれば、すべてを忘れられる。 そんな葵のミニチュアが注目を集めて、人生が大きく動き出す。…
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#文化祭

愛なんか、知らない。 第3章さよならの家 ①新しい日々

 文化祭が終わって、一週間が過ぎた。  私はすぐには気持ちを切り替えられなくて、流される…

凪
5か月前
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愛なんか、知らない。 第2章 ⑬ここが、私の居場所

 文化祭二日目は、ミニチュアグッズを何とか500個ぐらいそろえて販売できるようにした。急い…

凪
5か月前
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愛なんか、知らない。 第2章⑫もう、戻れない家

 今、分かった。お父さんもお母さんも、「痛み」が分からないんだ。  子供のころ、学校でつ…

凪
5か月前
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愛なんか、知らない。 第2章⑪空はこんなに青いのに。

 お父さんと並んで歩くなんて、ものすっごい久しぶり。お父さんも、なんか、気まずそうにして…

凪
5か月前
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愛なんか、知らない。 第2章 ⑩文化祭、初日!

 そんなこんなで文化祭当日になった。  うちの班の作業は順調に進んだけど、やっぱり凛子さ…

凪
5か月前
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愛なんか、知らない。 第2章⑨夕暮れの教室で

「そうなんだ、た、大変だね」 「で、私たち4人じゃ無理だから、後藤さん、こっちも手伝ってく…

凪
5か月前
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愛なんか、知らない。 第2章⑧みんなでミニチュア作り♪

 その日も、放課後は班ごとに制作をしていた。  うちのクラスのミニチュアは校内でかなり話題になってるらしく、いろんな先生や他のクラスの生徒が様子を見に来る。  美術部の先輩や同級生も、見学に来た。  ミニチュアの指導をすることになってすぐに部長さんに相談すると、「それは大変だね。夏休み中に正門アーチの模型は後藤さんに作ってもらったし、後はこちらで作業をするから、大丈夫だよ」と言ってもらえた。  文化祭に出品する油絵も夏休み中に完成させておいたから、美術部の活動をしなくてよく

愛なんか、知らない。 第2章⑦文化祭の準備、スタート!

「えーと、そ、それじゃ、今日はクロ、クロワッサンを作ります」  第一声から噛みまくり、声…

凪
5か月前
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愛なんか、知らない。 第2章 ⑥女子高生のカバンの中身!

「え……私のカバンは、何も入ってないから」 「え~、自分が言い出しっぺなのに、それはずる…

凪
5か月前
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愛なんか、知らない。 第2章⑤ドキドキのグループ分け

 クラスは6つのグループに分かれて、それぞれの班で作りたいものを話し合うことになった。  …

凪
5か月前
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愛なんか、知らない。 第2章 ④ミニチュアのレッスン

 たぶん、私は死にそうな顔をしてる。  死にそうって言うか、魂は息絶えたよ、完全に。  お…

凪
5か月前
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愛なんか、知らない。 第2章 ③ムリムリムリ!

 新学期が始まった。  夏休みに入るころはいろんなことがあってボロボロだったけど、今は何…

凪
5か月前
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