ヘアロス仲間はどのくらいいる?
【女性の薄毛はどのくらいいるのか?】
男性のハゲや薄毛より、女性の薄毛の方が「病的」に見えがち。そして男性の薄毛は女性よりは明らかに多い。それほど少数派ではない。
一方、女性の薄毛は私が見たところ10人に1人いるかいないかだ。通勤電車内で私の「お仲間」を探すことがよくある。女性の薄毛のほとんどは更年期以降の年代なので、日本の人口比率からすればけっこういるかと思いきや、白髪派の方が多い。薄毛は、特に深刻そうな薄毛はほとんど見ない。職場のパート仲間もだいたい同じような年齢層だが、やはりほとんどいない。
もっとも、ウィッグをつけていることも考えられるし、外出をあまりしないのかもしれないが。
思ったより少ないという印象なのだが、育毛剤のCMや、種類の多さ、メーカーがこぞって製造するところを見ると、潜在的な薄毛で悩んでる人やこれから薄毛になるんじゃないかと不安に思う女性が一定数いるんだろうな。私もそのうちのひとりだ。
こんな話を聞いたことがある。カツラに使う髪の毛は、昔、本物の日本人女性の髪を使っていたが、戦後になるとだんだん、若い人でも細くてもろい髪の人が増えてカツラには使えなくなり、今はほとんどタイやフィリピンなどの東南アジアの女性の髪を使用しているとか。
でも、その東南アジアの若者もマクドナルドとか食べまくってたら、よい髪は生えないだろうなぁ。そうしたら、育毛剤を輸出すればよいのか。
なんだか、果てしない。コンプレックスにつけこむ商売はなくならない。あ、ちょっと悪く言ってしまった。よく言えば、コンプレックスを軽減するかもしれないものかな?うーん、育毛剤にはあまりよいイメージがないもので、どうしても嘘っぽくなる。
おっと、話を戻そう。
ある大手情報サービス会社の調べでは、自分が薄毛であると自覚している女性は約8%いるらしい。1割に満たない。やはり、私が電車内で感じた印象どおりということだ。
ちなみに男性は約26%で、不安があるという人を加えると40%以上になる。女性よりだいぶ多い。
私は8%の中のひとり。マイノリティだね。 そう、マイノリティだから気になる。だって、みんなが薄毛だったら、それほど気にならないもの。コンプレックスは、「多くの人が持ってるものを持っていない」ことから生まれがち。
でもね、周りにいくら薄毛の人がが多くなったとしても、若さへの憧憬と老化への抵抗はどうしてもしたくなるってものなのよ。マイノリティは関係ない。今まであったものが無くなろうとしていることがどうしても我慢できないってこと。それにつきる!
無い物ねだり?ええ、ねだろうじゃないの。いつまでも。だって、黒くて艶のあるストレートの髪の毛だけが私の自慢だったのだから!
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