人生は思い通りにならないから面白い
瀧波ユカリのエッセイ「人生は思い通りにならないから面白い」を読んでみた。
確かに、人生は計画通りに進まないことが多く、そのたびにどう対応するかが試される。
それが人生の面白さであり、成長のチャンスだと彼女は言う。
しかし、それを「面白い」と受け入れるには、まだ私には時間がかかりそうだ。
「うまくいかない」が当たり前の日常
私の人生は、計画通りに進むことは少なく、次々と予期せぬ出来事に見舞われることが多かった。
マルチタスクが苦手な私にとって、そのような出来事は特にストレスとなる。
波瀾万丈の定義は人それぞれ異なるが、私的には結構荒波の中にいるような期間が多かった。
なので、「うまくいかないのが当たり前」というスタンスでいることが防衛本能としてある。
しかし、その中で「うまくいかない!面白い!」と思えるのはもはや、サイコパスなんじゃないか感じてしまった。すまん。
しかし、著者のエッセイを読んで、計画通りにいかないことも人生の一部であり、それをどのように捉え、対応するかが大切だと再認識した。
過去の自分と現在の自分
幼少期の私は他人に対する興味が薄く、自分の思うままに行動することを好んだ。
協調性、無し。単独行動を好むタイプ。母親曰く、「この子は1人で生きていける」と思っていたらしい。
しかし、大人になる過程での出来事が重なり、いつしか私は周囲の「バランサー」になることが多くなった。
必然的に人の気持ちを汲みとる力が鍛えられ、むしろ考えすぎるように。HSP気質やらなんとか。
脳内はいつも考え事で、やめたいと思っても脳内の対話が止められないのだ。本質を見極める力はついたかもしれないが、これ、結構疲れる。
最近はそんな自分でもいいかと割り切れるようになったが、時に幼少期の自分に戻りたいと感じることもる。
予測不可能性を受け入れる
このエッセイを通じて、人生の予測不可能性を受け入れることの重要性を感じた。
困難や予期せぬ出来事を前向きに捉えられるようになりたいと思うが、現実は簡単ではない。
頭では理解していても、感情が追いつかないことが多い。
自分の人生を振り返ると、計画通りにいかないことが多く、それがストレスの原因となることもあった。
まとめ
著者の前向きな姿勢には感心するが、私が同じように「面白い」と思えるようになるには、まだ時間がかかりそうだ。
しかし、困難や予期せぬ出来事を成長の糧にできれば、もっと前向きに生きられるのではないかと希望を持つ。
自分に言い聞かせながら、アファメーションを心がけ、人並みに努力を続けていくことが大切だと感じた。