庭のさくらんぼの木
5年くらい前に植えたさくらんぼの木。毎年少しずつ大きくなって、はじめは小さな1メートル弱くらいの苗木だったのが、今や3メートルを超える高さになった。
今年は特に豊作だった。取っても取っても食べきれないくらいのさくらんぼができた。子供たちもとても喜んで収穫した。
それにしても、さくらんぼの木の成長がすごい。
お隣の家との境界にも触れそうな勢いだし、伸び続けたら上に実ったさくらんぼを取ることもできない。そこで庭屋にお願いして、少し切ってもらうことにした。
見積りがてら見に来てもらったのだが、庭屋は言った。
「このさくらんぼの木、桜の木ですから、ものすごい伸びますよ。2階のベランダも超えますよ。」
唖然とした。
さくらんぼ=桜の木とは、思いもしなかったからだ。
そんなことも気づかずにいたのもなんだかショックだった。そういえば桜の開花時期くらいに桜みたいな花が咲いていた。きれいだった。そうか、桜の木だったんだ。
調べてみたら、我が家のは観賞用の桜と違い、実のなるセイヨウミザクラというらしい。
それから庭を見る度に、さくらんぼであって桜である木をなんだか誇らしく思う。
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