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スタートアップ系社労士が本音で語る 『人事労務キャリアの将来性』 について

この記事を書こうと思ったきっかけ

こんにちは!
クマ吉です😄

私は昨年末(2023年12月31日)に、勤務社労士として約4年間勤めた某スタートアップ企業(元ユニコーン)を退職し、今年から開業社労士と別のスタートアップ企業の労務マネージャーとして、それぞれ並行して活動しております。

、、、で、数週間経ってみて改めて強く感じていることがあったので、ふと思い立って本音ベースで書いてみました!
(それってアナタの感想ですよね〜☺️という感じで参考程度に読んでもらえると幸いです)

人事労務のキャリアはさらに重宝される時代へ

これまで、スタートアップ企業だけでなく様々な企業の内側と外側の両面から、社労士や企業内人事担当として人事労務の仕事に深く携わってきました。

その中でいつも感じていたことは、「もしかすると、一定レベル以上の人事労務の知識と経験を持っている人って、実は案外少ないのかもしれないな」という点です。
(※クマ吉自身が優れた経験者です!のような偉そうな話ではないので、その点は予めご了承ください😌)

この「少ない」という表現は、そもそも人材の母数が少ないのかもしれないですし、あるいは転職市場などの表に出てくる人が少ないだけ(特に大企業で長く勤めていらっしゃる方々はその傾向がある?)なのかもしれない、という意味です。

一方で、近年では新聞やニュースで決まって大きなテーマとして扱われているのは「働く」に関するものがとても多く、今後さらに増えていくものと思われます。

これは、日本の高齢化や労働力人口の減少など、社会構造の変化による影響も大きく、時代の流れにも沿って労働関連の法改正についても、近年ますます増えてきた印象さえあります。

また、その中でも特にスタートアップ企業の支援に関する国の施策や、国の目標として『ユニコーン企業(いわゆる、未上場/評価額10億ドル以上/創業10年以内のベンチャー企業)を100社以上つくる!』みたいなニュースも頻繁に目にするようになりました。

、、、で、何が言いたいのか?というのは、「国のスタートアップ関連の目標を実現する為には、より多くの人事労務経験者によるスタートアップ企業の人事労務面に対する支援や貢献が、今後さらに必要となっていくだろう」という事です。

特に、創業して間もない急成長を目指すスタートアップ企業の人事労務実務は、独特の判断が求められたり、急成長し続ける組織の中で何より事業の成長を阻害せず、かつ法令等に違反しない体制を構築しながら、事業をさらに促進する為の対応が求められたりもします。

これらに対応する為には、座学の知識だけではなかなか通用せず、自ら多くの実務に直接携わった実経験の数が何よりも重要であり、何かを判断する際になるべく多くの引き出しを持っている人材がより求められるようになると考えています。

こうした背景からも、一定以上の人事労務キャリアを持つ人材は今後より重宝される時代になるだろう、と確信しており、日本という国の成長維持の為にもきっと必要なんだろうな、と思っています。

必要とされる人事労務のキャリア人材とはどんな人か

さて、先ほどお話した『一定レベル以上の人事労務の知識と経験を持つ人(以下、「経験者」とします)』の定義とはそもそもどんなものでしょうか。

当然、人によって捉え方が異なるとは思いますが、この記事の中では「スタートアップ企業に対して人事労務面を中心とした大きな貢献ができる人材」という前提で、次のように具体的な定義づけをしてみました。

下記の全てを満たす人=「経験者」
①労働関連法令の全般を概ね理解している
②実務でよく用いる代表的な判例や通達等を知っている
③自ら複数企業(少なくとも数十社以上で、なるべく多い方が望ましい)の人事労務実務に何かしらの形で直接携わった経験がある
④企業内での人事労務担当としての実経験を持っている(※アウトソーサーや社労士事務所などの外側からのみ携わった経験はここには含みません)
⑤法令と実態とのギャップを理解した上で、状況に合わせたベターな対応策を自ら検討し、それを提示することができる

言語化すると、上記のような感じかな〜と思いますが、その中でも『特に重要なのは間違いなく⑤』だと考えています。

なぜなら、別記事でも書きましたが、日本国内の労働関連法と実際の労務実務との間では、ギャップが生じる場面も多くあります。

そのため、座学をメインに習得した法令等の知識のみで、そのまま全ての実務に当てはめて対応出来るようなものは、意外に少ないといえます。

つまり、実務上で頻繁に遭遇するような、いわゆる『本音』と『建前』をよく理解した上での適切な対応が求められるようなことも多いのが現実です。

ちなみに先ほどの定義の話に戻ると、すでにお話した通りで実際の労務実務で適切な対応が出来る為にはやはり⑤は必須といえますし、また、それを裏付けるものが①〜④なのだろうと考えます。

これからやっていきたいこと

これまで、人事労務に直接携わるさまざまな方々と接してきた中で、多くの場面で共通して感じるのが「良くも悪くもすごく真面目で一生懸命な人がホントに多い😄」という点です。

これはとても素晴らしいことだな、といつも思いつつも、違う視点では「必要な経験さえ積むことが出来れば、もっと周囲が求めるような大きな成果を残せるし、自身の評価も上がって収入だって増えるはず」と感じることも正直多かったりもします☺️

これらを踏まえて、同じ仕事をしている仲間に対して、私も微力ながら何かお役に立てることはないかな〜といつも考えていますが、まずは自身のこれまでの実経験をもとに、インターネット等では調べてもなかなか出てこないような本質的な情報を発信することは出来るかも、と思ったことが、今年からnoteを始めたきっかけでもありました😄

なので、これからもnoteで記事を公開していきますし、本業と並行してさらに頑張っていこうと思います!

、、、と、長々と書いてきてしまいましたが、ちょっと疲れたこともあり、今回はこの辺で終わりにします☺️

またね〜!

クマ吉

↑家族が描いた本記事とは一切関係のないイラスト


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