オンライン会議の参加者情報を簡単管理!オープンソースのJitsiを利用した時間管理サービスの開発

1)はじめに

今回、オンライン授業の管理のために弊社にて開発しましたオンライン授業時間管理サービスについてのご紹介と、そのベースとなったオープンソースのWeb会議サービスの「Jitsi」についてのご紹介をさせていただきます。

2)「Jitsi」とは?

アプリで実装されたZoomとは異なり、ブラウザのみで通信を行う「WebRCT」をベースとして、オープンソースで開発をされているWeb会議サービスです。
※スマホについてはアプリが便利です。

 ホームページはこちら
デモサイトはこちら
日本語でのご紹介はこちら

最近のバージョンで、会議の録画データが手元のPCにダウンロードができるようになり、Zoomとの使い勝手がほぼおなじになったかと思います。
比較は、日本語のご紹介サイトに記載がありますので参照ください。

弊社では、コロナの最初の頃から、弊社主催のオンライン会議ではJitsiを利用していました。
理由としては、以下の3点
 ・時間を気にせずにオンライン会議をしたかった
 ・Zoomがセキュリティで取り沙汰されていた
 ・自社でレンタルサーバーをするほどサーバーに余裕があった(^^)
 ・興味があったww

一番でかかったのは、興味ってのはナイショですww

最初の頃はAPIについては興味がなく、安定して動かすかとかそちらにばかり注力をしていました。インストールも、ちょっとめんどくさかったですし。。

弊社では、現在は一般的なオンライン会議の機能に加え
・共有ドキュメント機能
・ホワイトボード機能
を使えるようにしています。

3)今回オンライン会議の時間管理サービスを開発することになったわけ

現在プログラミング関連の講習会をオンラインでやっています。
今年度から、講習生の参加時間を報告する必要が出てきました。
手作業でってのも合ったのですが、毎日のことでもあり、これは絶対息切れするぞと思いなんとかしようと思ったのが最初です。

Zoomではどうかって話もあったんですが、会議全体の管理はあるのですが、参加者個人にフォーカスした管理が有料でできそなことが合ったのですが。。。
あとは、ログから引っ張ってこれそうなことも合ったんですが、毎日のこととなるとそれはめんどい。。

そこで、JitsiではiFrame APIが使えることはわかっていたので調べ始めました。
それから何ができるのかを調べて実験して・・・っていつのものパターンを繰り返して、使えるなぁとの目処が立ちました。
あと自動化したいポイントが1つ2つ残っているのですが。。。。(^^;

4)システム構成

JitsiのAPIで出入りを監視し、管理サーバーでイベントをデータベースで管理しています。

iFrame APIの説明はこちら

※両方のサーバーとも自社運用のクラウド環境サーバーを使用しています。

講師側の画面をAPIで生成し、JitsiサーバーからのWeb hookを受けるようにしています。
講習生側は、Jitsiの画面をそのまま利用しています。ただ、あまり触ってほしくない機能もあるので、サーバーでボタンの設定ができるので、機能を制限しようかと考え中です。

講習生の時間は、参加時に設定をしてもらいます。
名前で集計を行う必要があるので、参加時に設定してもらうのと、同姓同名があると集計ができないので、そのあたりの工夫は必要です。
「講習生番号:名前」なんてルールにでもすれば管理しやすいかもしれません(^^)

5)利用できるシーンは?

いまは、講習の時間管理に使っています。
予定しているのは
・オンラインサポートをする場合の時間管理
・時間生銀機能をつけて、Zoomのように会議を終わらせる機能の追加ww
なにかありましたら、ご意見ください!!!

6)これからのこと。。

まずは自分たちで必要なので、自分たちの必要な要件で実装し、公開をしています。

「オンライン授業時間管理サービス Jitman」

これを会議ごとに管理するとか色々とあるかと思います。。
今の所無料でご利用いただいていますので、Jitsiがどこまで使えるかも含め、よろしければ使っていただいてご意見いただければと考えています。

よろしくおねがいします!


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