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WP Mail SMTPとSendGridで迷惑メール対策

今回、Welcartで構築している販売サイトからの受注確認メールが迷惑メールとなることがありました。
調べてみたらDKIMの設定が抜けていました。
そこで、以前から使ってみたかった「SendGrid」を使ってみようと(^^)

■まずは、SendGridの申請を

ここから申請をします。
申請確認後、しばらくしたらOKがきます。
申請には利用するとメインと同じドメインのメルアドから行う必要があります。

■作業手順の概要

1)SendGridのAPIキーを取得します。
2)SendGridのドメイン認証を行います。
これをしておかないと、「WP Mail SMTP」のテストメール送信でSPFがどうたら、DKIMがどうたらって、エラーが出る場合があります。
このエラーが表示されたら、そのためのSendGridなのに・・・って暗い気持ちになります(^^;
それと、Fromアドレスにsendgridって記述が出るので、ちょっとって思われるかもです。。
ただ、DNSサーバーに設定を追加する必要があるので、ここらへんがわからない方は、厳しいかもしれませんので、SPFがどうたらってエラーが出なくて、sendgridって表示も気にしないってのなら、ドメイン認証の設定は不要かと思います。
3)「WP Mail SMTP」のインストール&設定を行います。

■SendGridのAPIキーを取得する

1)ログインして、ダッシュボードを表示します。
2)Settings → API Keys → 「Create API Key」をクリックします。
3)「API Key Name」にAPIキーの名称を入力します。
 →なんでもいいです(^^)
4)「API Key Permissions」を「Full Access」を選択します。
5)「Create & View」をクリックします。
 →APIキーが表示されます。

■SendGridのドメイン認証を行います

1)Settings → Sender Authentication → Domain Authentication → 「Get Started」をクリックします。
→”Authenticate Yore Domain”が表示される
2)よく使われるDNSサービスの選択ができます。
今回は、自社のDNSサーバーを利用したので、設定せずに次に行きました。
3)今回使用するドメインを入力して、「Next」をクリックします。
→DNSサーバーに追記するCNAMEの設定が表示されます。
4)DNSサーバーにCNAMEの設定を行い、「Verify」をクリックします。
→うまくいくと”It worked!”なんて画面が表示されます。

■WP Mail SMTPを設定します

他にも”Post SMTP”とかあるのですが、今回は”WP Mail SMTP”を使用しました。
1)インストールします。
→インストールしたら、設定画面が表示されます。
2)メールサービスがつらつらと表示されるので「SendGrid」を選択します。
3)取得したAPIキーを設定します。
4)"Sending Domain"に今回使用するドメインを記載します。
5)フォーム名を記載します。
Fromの名称として表示されます。
6)フォーム名を強制使用とすると、何かで書き換えられない限り、設定した名称が表示されます。
7)送信元メールアドレスを記載します。
Sending Domainと同じメールアドレスを設定します。
→これ別にしたら、SendGrid通らずになるのかな。。。未確認です。。
8)メールアドレスを強制使用とします。
ここまでで下記の状態が利用可能となります。
・改善された電子メールの配信可能性:メールが正常かつ確実に送信されるようにする
・メールエラー追跡
・スマートコンタクトフォーム:数回クリックするだけで美しいお問い合わせフォームを作成
・毎週のメールの概要:送信したメールに関する統計情報を取得する
9)「WPメールSMTP +スマートレコメンデーションの改善にご協力ください」とあるので、登録します。
10)「WP Mail SMTP ライセンスキーのを入力」を求められますが、Free版なのでスキップします。
11)メールテストが開始されます。
無事テストが完了したら、そんな画面が表示されます(^^)

■おわりに。。。。

ワードプレス側としては、設定を変更することはありませんでした。
メールテストでエラーとなった際の、CNAMEの設定ができるかが、SendGridを利用する中での、大きな山となると思います(^^;
メールの分析もできるので、他サービスでも基本的には使っていこうと思っています。


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