アラサーダメ人間の転職活動記(16)
これは、1児の母であるアラサー女が、転職先を決める前に退職をし、初めての転職活動に奮闘した記録である。
前回はこちら
内定はでた。
翌週、リクルートエージェントから想定年収の連絡と採用通知書が送付されてきた。
その連絡に対して、内定諾否を決めるのである。
一次面接の際に、年収を聞かれたが、昨年の年収の1.25倍の額を回答していた。昨年は1~3月が6時間の時短勤務で残業は一切つけなかったので定額。4月以降はサービス残業だらけであったが月に45時間以上の残業はつけることができなかった。そして、ほとんど在宅勤務であったにもかかわらず出社時は時短勤務にしていたので、ボーナスが歩引きされてしまっており、産休前より年収は思い切り下がっていた。
なので、産休前くらいの年収を確保できるようなイメージで金額を伝えており、年次から見てもそのくらいであれば問題ないでしょう、という回答を頂いていた。
しかしながら、メールに記載されていた年収は、私が伝えていた額に200万円上乗せされていた。
衝撃だった。
且つ、前の会社では子持ちの女は役職がつくことはなかったが、役職まで頂けることになったのだ。
たった2回の面接で、こんなことがあるのであろうか。
メールは何か間違っているのではないか、すごく不安にもなったが、まさか間違えるわけもなく、即内定承諾の旨連絡をした。
この内定承諾メールで、本当に転職活動は終了したことになった。長いような短いような、人生初めての経験をこれで終えた。
元々未経験開発エンジニアをめざしていたのにも関わらず、結局前職と同じ職種での仕事にはなったが、同じ職種とは言え、文化も違えば今までやってきたようなものとはまた違うことをできそうなので、中々面白そうである。
また、これから自分に部下ができることになる(結局部下は持たない立ち位置となった)ので、そのあたりも気が引き締まる要因だ。
社会復帰まで、今日を入れてあと4日。
ダメ人間から脱出することができるのかしらと非常に怖いが、とにかく前向きに頑張るしかない。
前の会社は、3月末で管理職が辞めたりと、本当にどうなっていくのか不透明な状況であり、周りには辞めてよかったとすごく言われている。
私自身もそう思う。
前の会社辞めてよかったし、今までの経験を買われて仕事も決まったし、且つ年収も上がったし、ラッキーなことに家賃補助も出ることになった。
転職の決意をした自分と、転職活動をまぁまぁ頑張った自分も褒めてあげようと思う。
これからもっと大変になるかもしれないけど、家族のために頑張りたい。
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