劇場版鬼滅の刃無限列車編の感想

いやー観てきた、感想書くけどもしかしたらネタバレあるかもしれません。今から今日のこと思い出しながら中身ノープランで書くからネタバレ気を付けてください。楽しみにしてたのにこんな変な場所でネタバレ食らうのはさすがに可哀想なので。今時楽しみにしててまだ観てない人はいないか。映画以外のことばっかり書く可能性もあるんでちゃんとした感想が知りたい人は他の人のやつ見た方がいいです。

日記らしく日常から。まず朝起床、朝と言っても目覚ましかけ忘れて10時過ぎ。月曜から寝坊か、我ながらいいご身分だ。映画は12時40分から始まるものを観る予定。しかも4DX、人生初4DX。映画館は家から車で20分程度でつく計算。まあ12時に家出ればいいか、てなわけで朝食は食べずにブランチを後で食べようと考えてTVer視聴。今日はマツコ有吉のかりそめ天国を選択。最近暇さえあればバラエティ番組ばかり見ている。テレビに生かされている。もう毎日毎日面白いバラエティが見れればそれなりに満足できる身体になっている。

今週のかりそめ天国は「少数派ってちょっと憧れる」というテーマの話をしていた。マツコさんが「千葉出身でA型で右利き」で無個性というのを嘆いていて笑えた。わかる、神奈川出身でA型で右利きの自分もすごく共感できる。母はAB型で父はO型、兄二人はB型、僕はA型。一番多い血液型になってしまった。今調べたらAB型とO型の間にはA型かB型しか生まれないらしい。なんかわからんけどAB型になりたかった。テレビの二人もAB型になりたかったって言ってた。次に右利き、小学校の頃に野球を始めたあたりから左利きに憧れはあった。まあ野球に関して言えば左利きになるとやりづらいポジションの方が多いけど、でもそれ以上にサウスポーは魅力的だし、それに左利きって天才肌多いっていうし実際その感じちょっとわかるし。兄も左利きだけどなんか昔は結構ずっと左利きになりたかった記憶がある。そして大学入って地方の人と触れ合うと神奈川コンプレックスはかなり生まれる。芸人も女優も関西弁とか方言使うだけでかなり魅力的で、それは一般人も例に漏れない。上京して一人暮らしとかすごい羨ましい。神奈川出身って。出身どこって聞かれて会話続かないランキング第一位だろ、神奈川。

そんなこんなでテレビにのめりこんでいるうちに時は過ぎ、気づけばブランチを優雅に食べる時間など残っていなかった。着替えたり家出る身支度してなんやかんやで家を出る予定時間を軽く過ぎる。いつもそうだ、計画性が足りない。結局起床してから飯を何も口にせずに出発した。

車で20分程度だろうと決めつけて出てきたものの、道路混みやら信号やらで30分はかかった。もう到着した時点で既に上映5分前、慌てて映画館に向かうと目に飛び込んでくる衝撃の文字。

劇場版鬼滅の刃 無限列車編 4DX 完売

マジか、完売ってそんなことあんの。コロナ禍の月曜昼だぜ。数日前にネットで席予約しようとしたときは翌日の席4席しか埋まってなかったから油断していた。あれは4DXじゃなくて通常版か。ともかく困った。鬼滅の刃を観るためだけにわざわざみなとみらいまで来たというのに。この時間じゃ他にやっているのはえんとつ町のプペルしかないじゃないか。うーん、仕方なくプペって帰るしかないのか、そう思って券売機でチケットを買おうとすると、鬼滅の刃のところが空席△になっている。奇跡だ、完売じゃなかった。開いてみると空いている席は最前列一番左のみ。まあこれは仕方ない、買えただけでも運がいい。映画は最後列で見たい派の人間だがここは我慢して購入。値段は2100円、4DXって意外と高いんだな。そんなことを考えながら出てきたチケットを確認する。ここでまた目を疑う、なんとチケットが白紙なのである。やっぱり券売機の不具合で空席があるような表示になっていただけでモニターに映っていた通りチケットは完売しているのか。それとも印刷ができていないだけでチケットは正常に買えているのか。店員に聞きたいがそんなことを聞いたら「なんだこいつ今頃鬼滅の刃を一人で観に来たのか」とか思われて流行についていくために人目を忍んで一人で映画を観に来ているのがばれてしまうんじゃないか。そんなことを頭で考えているうちにどんどん上映時間は迫ってくる。仕方なくここは意を決して店員に話しかけた。
「チケット買ったんですけど、なんか白紙でぇ、モニターには完売って書いてあったんでもしかしたらちゃんと買えなかったのかななんて、、」
我ながらきしょい喋り方で聞いてしまった。するとすぐに返答が
「あ、それお客様控えですね。たぶんチケット出てると思いますよ。」
なにそれ、映画半券の控えってなに?そんでチケット券売機のとこあったし。ただただコミュ障と映画館慣れしてないひきこもりがばれてしまった。もう一回言うけど映画半券の控えってなに?いらなくない?

何はともあれチケットも無事に買えたので席に着く。なんか席が気持ちごつい気がする。足場とかある。右手のところに「water on/offボタン」がある。なに?4DXって水でんの?ディズニーじゃん、アトラクションじゃん。せっかくだからオンにしたままにしておく。映画が始まるまでそろそろ公開する映画の予告が流れる。これこれ、映画館来たって感じする。この予告面白いよね、全部面白そうな作品に見える。映画全部見通して最後の感想、「なんやかんや最初の予告たくさん流れてた時が一番面白かったな」ってなるの映画あるあるだよね。てか全然映画始まらない、上映開始時間ってなに?とか考えてる間に始まった。

始まってすぐの感想。イス揺れすぎ。いや、揺れすぎ揺れすぎ。もう開始5分で通常版にすればよかったと思った。4DXで観るのはもう内容を知っていて本当にアトラクション感覚で作品を楽しみたい人だな、間違えた。初見で4DXは選ぶもんじゃない、内容入ってこない。まあ揺れる揺れる。いやさ、無限列車だからね、列車内のシーンで揺れるのはまあわかるよ。伊之助の鼻息で揺れんのはおかしいじゃん、腰疲れちゃうよ。これ2時間続くのしんどいな、という感じ。

結構序盤で鬼が「お眠りィ~↑」って言ってくれた。これテレビでIKKOさんがやってて、兄がそれ見てゲラゲラ笑ってて聞いたら鬼滅の映画見たらわかるよって言われてたもんだからこれみれて満足。みれたことでIKKOさんの面白さを知ることができたのは収穫。正直揺れすぎなのがだんだん面白くなってきちゃったのとIKKOさんで序盤はマスクの下ニヤニヤしちゃって話に集中できてなかった。

まあでも観進めているうちに揺れにも慣れてきて物語にも集中してみることができた。面白い。原作の漫画をあえて読んでなかったもんだから先の展開も知らなかったしそれが功を奏してずっとわくわくしながら観れた。やっぱり作画がきれいでキャラクター一人ひとりの技も迫力があって見ごたえがある。まあ予想はしてたけど水の呼吸の技使うたびにシュッて水出てきたよね。いやわかってたけどね、水も水でバシャって感じじゃん水の呼吸って。それがシュッて霧吹きみたいなのが顔にかかるんだよね、違うかなあれは。ただただ邪魔な霧吹きだった、これはもう茶化されている感じ。結構物語に没入して劇中で炭治郎が「俺の家族を侮辱するな!!」みたいに叫ぶ感動のいいシーンがあったんだけど、もう涙腺も緩いから涙がこう出てきたいいタイミングで「シュッ」って顔に霧吹きかけてきてね。スンと冷めるねあれは、思わず「俺を侮辱するな!」って叫びそうになったけどグッとこらえてスイッチオフにした。

全体を観た感想としては結構面白かったです。4DXもね、ところどころ気になるところはあったけど風吹くシーンで実際に風が吹いてきたり、戦闘シーンでは揺れたり耳元に風がシュッて出たり、善逸の技の時会場全体がピカピカって光ったり、4DXならではの臨場感があったりして最初に4DX間違えたなって思ったけど結果的には結構楽しめた。まあ一番驚いたのは雪のシーンで会場にも雪が降ったところかな。まさか劇場で雪降る時代になるとはね。すごいね。観るまではジブリ越えちゃあだめでしょとか思ってたけどまあうん面白かったな。

ちょっと語りすぎてしまった。日記史上最長の3000字を越えている。ここまでちゃんと読んだ人はいないだろうな、でも書いてても思い出して楽しかった。読んでくれた人ありがとうございました。



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