卒業

大学の卒業式に出席してきた。

緊急事態というのもあって長い時間電車に乗るなんてことは結構久しぶりだったんで結構しっかり電車酔いしてしまった。乗り換えで水を買うほどに。あと2年前の成人式の時に作ったスーツを久しぶりに着たらガタイがよくなったのか少しパツパツで焦った。せっかくいいスーツなんでこれからも着れる時着たいと思ってたから体型キープしないとまずい。でももう少し筋肉つけてマシな体にしたいんだけどな。ジレンマが生まれた。久しぶり、大体1年ぶりくらいぶりに会った大学の友人たちみんな(と言っても4人しかいないが)に背伸びた?と言われた。伸びたのかな。パツパツのスーツを着てたおかげで姿勢がよかっただけかもしれない。

入学式やら卒業式やらの式典では学長の祝辞なり来賓の祝辞なりがあるのが世の常であるが、今日は今までの人生で初めてと言っていいほど真面目に内容に耳を傾けた。確かに大体のことは興味のないことであったが割といいことも言っていた。まあそのいいことというのが何かと問われれば心には残ってないので思い出せないけど。もういい加減大人なのでそういった類の誰かのスピーチであったり話はちゃんと聞くことのできる人間にならないといけないなとは思った。まあ学長より来賓の方より卒業生代表の方のスピーチの方が圧倒的に聞きやすかったという印象はある。大勢の前で堂々とスピーチできるのは立派だ。どうやったら立派な人間になれるんだろうな。はやくまともな人間になりたい。妖怪人間と抱く夢は同じである。

正直大学では友達と呼べる友達が本当に数えられるほどしかいなくて結構ぎりぎりまで卒業式は行く気がなかったが、その数少ない友達が卒業式に誘ってくれて行くことができて良かったと思う。今日久しぶりに会ったのと会ってないのとではきっと今後の交友関係に差が出ていただろう。会っていなかったら今後もう一切会うことにはならなかったんだろうと思う。しかし今日会って、また会いたいなと思うことが出来た。まあそれが今後もし叶わなかったとしても今日卒業式に行ったことで大学の4年間が一つの思い出として完成した感じがあるので行けただけでも良かった。行かなかったら自分の中で大学の4年間はなかったことになった、そういう感覚がある。

大学の3年の授業以降会えていなかった女子の友達にも奇跡的に会うことが出来た。大学生活で仲良くなれた女性が本当に少ない中仲良くしてくれた僕の中で思い入れのある友達で、最後にもう一度だけ会いたいと思ってたので人込みの中運よく見つけて貰えて嬉しかった。きしょいか。

まあ今日わざわざ卒業式に行っても会って話せるような友達は合わせて5人しかいなかったけどみんなに会えて嬉しかったな。本来そのレベルの友好関係しか築けていないような大学生は情勢的に自粛すべきなのかもしれないが、まあ許してほしい。行ってよかった。終わり。

万が一お金を捨てようという発想に至った場合のみ僕に引き受けさせてください。リターンはありません。