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The Container

東京アートビートを見ていたら面白そうな展示があったので中目黒の「The Container」へ行ってきました。

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初めて来たのですが、現地に着くとギャラリーらしきものが見当たらず、美容室らしきお店がそこにあるだけ。よくよく調べてみるとその美容室の中にギャラリーがあるようでした。

ドウイウコト?と思いお店に近寄ると、お店の方が察したように入り口を開けてくれました。いざなわれたそのお店の中には、確かに白くて大きい、でかい船とかで運ばれてそうなでかいコンテナが置かれていました。美容室内で普通にお客さんもいらっしゃったのでコンテナ外観は撮れず。

Simon Roberts / The Brexshit Machine


そして暗いコンテナ内部ではデジタルサイネージでぼんやり明るく、映画MATRIXのように緑の文字が縦に流れていました。リーフレットに記載されてた見慣れない単語たち。

BREXAGEDDON, BREXAPOCALYPSE, BREXCELLENT, BREXCHOSIS, BREXCREMENT, BREXENOMICS, BREXFACTOR, BREXHAUSTED, BREXIETY, BREXILES, BREXIPITATED, BREXISTENTIAL, BREXITANNIA, BREXITED, BREXITEERS, BREXITERNITY, BREXITESQUE, BREXITING, BREXITISH, BREXITITES, BREXITOXICITY, BREXMAS, BREXODUS, BREXORCIST, BREXPATS, BREXPLOSION, BREXPOCALYPSE, BREXSHIT, BREXSHITSHOW, BREXSICK, BREXTENSION, BREXTERNITY, BREXTHROUGH, BREXTINCT

Brexshitとは

Brexshit(ブレグジット) = 「Britain(イギリス)」+「Exit(出口)」
2020年12月31日に完了した、イギリスのEU(欧州連合)離脱を表す造語だそうです。

2016年に離脱が決まった際、一部イギリス国民の間では離脱後の社会変化に対する不安が高まったことで生まれた、「Brex(ブレグ)」で始まる様々な造語である。作品はイギリスの正式な加盟が終了し、移行期間が始まった2020年1月31日を記念するために作られたが、移行期間が終了する間際、今もなお、多くの「ブレグザイエティ(ブレグジット不安)」が残存している象徴として、ザ・コンテナーにて展示することとなった。作品は、アイデンティティの自己喪失を抱える一国の様子を伝えているだけでなく、変化の瞬間を取り巻く社会議論を捉えている。

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閉鎖的な空間のコンテナはEUを、暗い中に連続したメッセージが流れる作品はイギリスのEU離脱に抱える不安を表現していたのでしょうか。


The Container
Add : 東京都目黒区上目黒1-8-30(Bross hair salon内)
Open :  月〜金 11:00 - 21:00 土日 10:00 - 20:00 火曜定休
http://the-container.com

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