見出し画像

トランスレーションズ展

21_21 DESIGN SIGHTで開催中の「トランスレーションズ展」へ行ってきました。「わかりあえなさを わかりあおう」というテーマで古今東西あらゆる意思疎通の試みが展示されています。

画像1

最初に目にするのは、何かを話している男性。英語かな?と思っていると時折日本語が混じっているようで、字幕を見るとどうやら複数の言語が入り混じった話をしている模様。一体何を話しているのかがよく分からなかったけど、字幕だけ見るとLOVE PSYCHEDELICOの歌詞のようだなぁと思いました。多言語話せる人の頭ってどうなってるんだろう。

ファウンド・イン・トランスレーション

画像2

次に目にしたのは暗闇の空間に浮かぶいくつものディスプレイと、ライトに照らされた、ここに来てくれと言わんばかりのマイクスタンド。

画像3

マイクスタンドの前に立つと参加型のかっこいい演出が始まります。
ネタバレはinstagramにて。。

翻訳できない世界のことば

イラストレーターのエラ・フランシス・サンダースさんが、世界中の翻訳できない表現を集めてイラストで紹介したコーナー

画像4

日本語は些細な色の違いにも名前があったり、すぐに造語・流行語が発生したりと、言葉において柔軟で多様性があって、表現できない言葉はほぼ無いんじゃないかと思っていたのですが、この作品はそんな動作にも世界には「言葉」があるのかと思わせる素敵な展示でした。世界は広い。

オンテナ

Ontenna(オンテナ)は、音の聴こえない聴覚障がい者の人たちでも音を感じられるデバイスだそうです。周囲の音を光と振動に変換して使用者に伝えるようです。

画像5

クリップ状になっているので身につけやすくなっていますね。富士通株式会社から販売されているらしいです。(宣伝)

Human x Shark

「異なる動物と愛し合う」をコンセプトに、ヒトがサメを誘惑する香水が展示されていました。

画像6

ちょっと嗅いでみたのですが、磯くさ…海の香りがしました。
また、この香水をウエットスーツに付けてサメの群れに近づく動画が流れていたのですが

画像7

めちゃくちゃモテててゾッとしました。

・・・などといったコミュニケーションが20以上展示されていて見応えがありました。

画像8

会場でもらえる解説のリーフレットは作品ごとに一つずつ作られており、解説板の前に人が集中する、ということがなくウイルス感染防止対策がされているように感じました。いろんな工夫があるんですね。

トランスレーションズ展
ディレクター:ドミニク・チェン
会期:2020.10.16 - 2021.03.07
場所:21_21 DESIGN SIGHT

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?