結婚したけど、結局「結婚」て何か分かってない気がした話

気付けば入籍してそろそろ2年が経とうとしている。 喧嘩する度に離婚してやる！と憤ったりそもそも結婚するんじゃなかった！と思うこと無きにしもあらず、ではあるものの概ね楽しく愉快な結婚生活を送っている。 そんな私は今、「結婚したけど、いつ何を以て結婚という状態ステータスが自分の中で確固たるものになったんだろうなぁ」ということをぼんやり考えることが増えた。 人並みに結婚に憧れたり、過去の恋人と別れる度に「もうこれは一生独身の方が気楽なのでは」と悟ったり、そこまで長くはない人生でもそ

結婚指輪の話

私たちの結婚指輪は、見た目が全然違う。 色もテクスチャも、デザインに至っては統一感すらない。 それでもいいというか、それがいいと思ったのは自分たちなりに考えた理由がある。 今回は、私たちの結婚指輪ができるまでのお話です。 結婚の在り方が自由になってきた昨今、結婚指輪の在り方も自由でいいんじゃないかなと思って実際にやってみた話です。 ＊＊＊＊＊ 私たちはとにもかくにも、お揃いが嫌いだ。 デートで待ち合わせをした時は、上下の服のカラーが一緒だとそれだけで何となく「うわ…」と

2021/5/18 今日の話

守屋淳先生が現代語訳した「現代語訳 論語と算盤」を読んでいる。 まだ読んでいる途中（しかも結構な序盤）だけど、印象的なことがあったのでメモ。 第3章の初めで常識というものを渋沢はどう解釈しているかというところで、 まず、何かをするときに極端に走らず、頑固でもなく、善悪を見分け、プラス面とマイナス面に敏感で、言葉や行動が全て中庸にかなうものこそ、常識なのだ。これは学術的に解釈すれば、 「智、情、意（知恵、情愛、意志）」 の三つがそれぞれバランスを保って、均等に成長したものが

空きオフィスで寝転ぶ妄想の話

一目見てしまうと妄想が取り憑いてしまってもう頭から離れない。 ああやりたいよう、でも実際にやったら周りの目とか怖いし、なんかいっぱい埃とか汚れがくっついてきそうだし… 今私は、空きオフィスで思う存分寝転びたいのだ。 はぁ何でやねんというツッコミ、ごもっともです。 私だけなのか、私以外にも同じことを思う同士がいるのかは分からないのですが、部屋の物が究極的に少ない状態のがらーんとしたスペースを見ると無性に寝転がりたくなるのです。 つい先日、珍しく出社した際にコピーを取ろうとコ

2021/4/20 今日の話

小学生の頃は、いかに短いスパンで新品のかわいいペンケースを買ってもらうかが勝負だった気がする。 今までの自分にはないセンスのペンケースがいっぱい並んでいて、うんうん悩みながらその時のお気に入りを探し続けるあの時間は、さながら宝探しだったんだろうな。 そこから月日は流れ、今の私はついさっきまでインクがほぼ残っていないボールペンを失くしてしまい探していた。 お気に入りだとか素敵なあの人からもらったとかのエピソードは特になく、コンビニでふらっと買った1本150円とかそんな感じ。強

2021/3/14 今日の話

今日はずっとずっと行きたかった企画展示「香りの器　高砂コレクション展」をやっと観に行ってきました。 ものすごい展示数だったのと、展示の香水瓶と一緒に同じ年代の絵画やポスターも展示されていて、当時香水はどのような文化的立ち位置だったのかなどが分かりやすくなっていました。 私は18世紀から19世紀頃のヨーロッパで作られていた豪華絢爛な香水瓶がとてつもなく大好きなのでまじまじぃと見つめてきました。 あんなにたくさんの素敵デザインな香水瓶を一度に見られるなんて、今思い出してもヨダ

2020/12/16 今日の話

コロナ渦により加速する失業。日進月歩な技術革新により仕事を奪われるかもしれない人たち。医療の進歩による寿命の延長。。。 そんな言葉が私の頭の中をぐるぐると巡る日々。 私たちから離れていった仕事たちも、私たちの頭の上でコンピュータや人間の手元を離れた技術によってぐるぐると巡る。 そのまんま頭上遥か彼方へぐるぐると回りながらどこか遠くへ飛んでいってしまう。 明日をどう生きるか困って苦しんでいるかもしれないけれど、そんな世界を見てしまったらきっとまずこう言っちゃうんだろうな

冬の心身不調な話

冬って、なんと心身に不調をきたすことの多い季節であることか。 昔の自分がほしかったかなと思う言葉、ほしかった情報を、今の私にできる範囲で置いていきたいと思い書きました。 まず、一番言いたいことをひとつ。 辛いですよね、めっちゃくちゃに大変ですよね。これが本当に自分かよって思いますよね。でも今日一日を送ろうとしていること、ものすごく大きな決断だと思います。すごいです。 ＊＊＊ 冬って何に対してまずこんなに消耗するのかとここ5年くらいずっと考えていたのですが、やっぱり寒い

祖父のお葬式をプロデュースした話

先日、Amazonで棺桶が出品されていて話題になっていましたね。 私はこのニュースに触れて、祖父のお葬式のことを思い出しました。 私の父方の祖父はずっと元気で健康で病気とは縁遠く、きっと長生きしてくれるだろうと思っていました。きっと父や祖母も含め親戚の考え方も似ていたと思います。 しかし、ある朝いつもなら自分で起きてくる祖父が起きてこないことを心配した祖母が部屋へ様子を見に行くと、聞いた話では呼吸停止していたそうです。 （祖母から私の母へ、「おじいちゃんが息をしてない死

将棋にハマった話

私は流行には疎いのですが、読んで面白かったマンガにはすぐ感化される実に単純な構造になっています。 そんな私が2020年に今更読んだマンガがありました。 3月のライオンです。 本当に今更ですが、めっちゃくちゃ面白いじゃん… まんまとハマりました。 勢いのままに3月のライオンを読み進めた私ですが、残念なことに将棋のルールが全く分かりません。 私の大好きな二階堂や島田さん達があんなに夢中になったり苦しみながら研究を重ねて目の前の一局に挑んでいるというのに、私がルールを理解して

甲子園高校野球交流試合、無事に終了しましたね！ 春のセンバツが中止となり私もすっかり落ち込みました。夏は交流試合だったものの甲子園で全力野球をする高校球児たちを見れてとっても楽しかったし嬉しかったです！！ 来年は何の心配もなく応援できるといいなと思います😊

3年ぶりに再会して乾杯した話

私には、心の全てを打ち明けることのできる唯一無二の友達がいます。 年に一度旅行をしたり、頻繁に会ってお酒を飲んだりお喋りしたり、時には他の友人達も呼んで集まって賑やかに過ごしたりしています。 便宜上、その友達をKとさせてもらいますが、Kとの出会いは中学でした。当時はアニメや声優が大好き同士で、色んな話で盛り上がりました。また、お互いさっぱりした性格で一緒にいて心地よく、中学3年間でクラスが同じだったのは2年生の時だけでしたが、お互い別の高校へ進学しても頻繁に会ったりしてい