Vol.15 Yuki Yamahata|粘弾博士
1.どのような研究をしていますか?
私は「マイクロチャンネル」×「粘弾性流体」の関係について研究しています。「マイクロチャンネル」とは、直径が1mm以下の流路のことです。マイクロチャンネルは、その径の小ささから普通の流路とは異なる流れ方や特性を示します(気になる方は、「マイクロチャンネル スケール効果」で検索してみてください)。「粘弾性流体」とは液体と固体の両方の性質を併せ持った液体のことです。イメージがしやすいものだと、地球のマントルも粘弾性流体といえます。マントルは数万年という長い期間で見ると液体のように流動しますし、地震のような短い期間で見ると固体のようにふるまうからです。そして粘弾性流体は意外と周りにあふれていて、実は血液も粘弾性流体だったりします。したがって、”液体が持つ粘弾性の程度と、マイクロチャンネルが持つ特性が、どのような相互関係を持つのか?”を明らかにできれば、血管内の流れの予測やマイクロチャンネルを利用した装置の開発に役立てることができます。研究の楽しいところは、同じ人も多いと思いますが、自分の手でくみ上げた実験装置でまだ誰も知らない新しい知見を明らかにできた時です!毎日このために頑張っています!!
2.どんな人生を経て、熊本大学に?
幼稚園から中学生まではサッカー一筋の生活でした!特に中学時代の3年間は、毎週休みになると市内や県外に遠征し(地元が天草というのもありますが………)、様々な経験をすることができました。当時はとてもきつかったですが今振り返るといい思い出です!
中学時代の3年間でサッカーに対して限界を感じた私は、今度は勉強も頑張ってみようと思い、地元の進学校に進みました。本当はギター等をしてみたかったのですが、田舎あるあるで、サッカーのイメージが定着していた私は、その流れでサッカー部に入りました、、、。しかし、先生が職員会議で練習に来られないときは、サッカー部のみんなで近くの海や川まで泳ぎに行ったり、公園でドロケイをしたりと、サッカーも遊びも勉強も全力で楽しめて、とても充実した3年間でした!!
3.ちょっとやばかった、今後世に残しておきたいサバイバルエピソードは?
トルコのイスタンブールへ旅行した時、現地人に無理やり靴磨きをさせられて、財布に入っていた8000円分の現金を奪われたことです。。。道を聞くために現地人っぽい人に話しかけると、優しく道案内をしてあげるよと言われたのですが、なぜか後から2人の大男たちも付いてきました。その後写真を撮ってあげるからそこのベンチに座ってと言われたので従うと、なぜか両端に大男たちも座りました。すると目の前の現地人から靴磨きをしてあげるといわれました。ちなみにスニーカーです。その後靴磨きのチップを要求されたので財布を取り出したところ、財布を奪われて、入っていたお札をすべて奪われてしまいました…
皆さん、海外に行くときは、意外と悪い人たちがこの世にはたくさんいるということを肝に銘じておいてください!
4.生きている中で大事にしていることは?
私が生きている中で大事にしていることは、何でもやってみることです!高校卒業までは、どちらかというとあまり無理をしないタイプでした。しかし、大学に進学後は、周りの友達の影響で価値観が変わっていきました。ある時は人前でギャグをやるなど、自分が今までやってこなかったことをする機会が増え、最初はとてもストレスに感じていましたが、ずっと続けていく中で意外と楽しめている自分に気づき、人前で何かをすることに抵抗が無くなっていきました。「柄じゃないから…」と、新しいことに取り組む機会を避けていたら気がつかなかったことだと思います。このような経験から、「らしくない」という理由で物事を避けるのはもったいないことで、むしろ「らしくない」ことをするからこそ、今まで見えなかった自分を発見できると考えるようになりました。このマインドはこれからも大切にしていきたいです!
▼所属研究室▼
流体工学研究室
▼マイクロチャンネル スケール効果▼
(編集担当:前田龍成、赤池麻実)
(Kumadai-Hub事務局 :kumadaihub@gmail.com)
***What is KUMADAI-HUB ?***
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***ポスター展について***
日時:12/1(日) 12:30~18:00
場所:熊本大学工学部百周年記念館
ポスター演題登録:~11/1(金)
事前参加登録:~11/30(土)
参加費:無料 *懇親会は別途必要
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