くまだいハブ

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くまだいハブ

研究を愛する #熊本大学 若手研究者達の団体|熊大の研究者の日常や、最新の研究情報を随時発信中!|年に一度の異分野交流の祭典 #kumadaihub 研究ポスター展|ハブな研究人を紹介する #研究人図鑑|「様々な研究を覗きたい!」研究者・学部生・大学院生も大歓迎!(DM下さい📮)

マガジン

  • くまだいハブ研究人図鑑

    ”研究に関わる人達には、様々なストーリーがある” 本図鑑は、くまだいハブに関わる”ハブな人”の、新しい1面を紹介していくマガジンです!「HUBな人達のパーソナルな情報」を可視化することで、関心や対話の接点にしてほしい!と思い始めました。

最近の記事

Vol.7 Yusuke Tateishi|機能性材料・分子をAIで探したい博士

1.どのような研究をしていますか?  “インフォマティクス”と言われる情報科学分野での研究をしています。過去に蓄積されたデータから有用な知見を引き出したり、複雑な実験を機械学習・計算シミュレーションなどにより代替する事を行います。その中でも現在は、分子の電子状態に着目し、糖尿病治療薬を天然物から新規に発見する研究を行っています。 電子状態計算を利用した大規模な医薬品探索は、計算コストを理由にほとんど行われていませんでした。しかし、今後の更なる計算能力の向上に先立ち、電子状態

    • Vol.6 Tsuyoshi Shuto|健幸大好き薬学博士

      1.どのような研究をしていますか?  私の専門は薬学(薬理学)で、薬の本質を明らかにすることを目指しています。大学では生理学、解剖学、免疫学などを中心に医学・生物学全般の研究を展開し、現在は感染症、肺疾患、代謝疾患、腎疾患、アミロイド疾患などの治療薬開発に注力しています。特に最近では「健康寿命」に関心を持ち、線虫(C.elegans)を用いた研究を行っています。 研究室では毎朝7:30から、大学生・大学院生と共に最新の科学論文を読み、研究手法や最新の知見を学んでいます。実験

      • Vol.5 Sato Yoshihumi|日々研究、時々釣り博士

        1.どのような研究をしていますか? 私は、血糖値を下げる役割を持つ膵臓のβ細胞の研究をしています。血液中の糖の濃度は驚くほど巧妙に調整され、一定に保たれています。しかし、β細胞がうまく働かなくなると、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが出にくくなり、血糖値のコントロールが難しくなって糖尿病が発症します。β細胞は膵島(すいとう)という独特の構造を作って膵臓内に存在しますが、膵島は単離できるものの、量が非常に少ないため解析が難しく、未だ多くのことが分かっていません。ES細胞

        • Vol.4 Okada Yukio|酒席博士

          1.どのような研究をしていますか?  法律学の中でも、主に少年法という法律に定められている家庭裁判所調査官による非行少年についての調査の在り方について研究してきました。そこから現在は、「性犯罪を繰り返す非行少年がどのような扱いを受けるべきか?」に関する研究をしています。  これらの研究の着眼点は、非行少年に積み重ねられてきた虐待被害などの様々な被害です。例えば、性犯罪を繰り返す者は、性的な虐待被害の過去を持つという指摘もあります。しかし、そのような被害に対する手当てが行われ

        Vol.7 Yusuke Tateishi|機能性材料・分子をAIで探したい博士

        マガジン

        • くまだいハブ研究人図鑑
          8本

        記事

          Vol.3 Toda Chitoku|全身代謝と感情をコントロールする脳内メカニズムを知りたい博士

          1.どのような研究をしていますか? 食欲、体重、血糖値など、全身の代謝調節に関わる脳の機能を研究しています。また、満腹で心地よく感じることや精神的ストレスが糖尿病を引き起こすなど、代謝と感情の結びつきから起きる脳内変化のメカニズムも研究しています。私の研究では、組織が分泌するホルモンや血中栄養素の濃度など、末梢組織から送られる全身の栄養状態を知らせる信号が、どこの脳の神経細胞に作用し、どのような神経回路を介して食欲や代謝を変えるか、に着目しています。また、肥満、老化、精神的

          Vol.3 Toda Chitoku|全身代謝と感情をコントロールする脳内メカニズムを知りたい博士

          Vol.2 Nishikawa Saori|ネコ好き心理学博士

          1.どのような研究をしていますか? 私の専門分野は、社会心理学や発達心理学です。人の育った環境や生まれながらに持つ気質が、ウェルビーイングにどのように影響するかを調査しています。対人関係で難しさを感じる人が多いと感じることから表情認知に着目し、顔の表情の読み取り実験も実施しています。最近は、レジリエンス(こころのバネ)や、PTG(逆境を経験した後の精神的成長)に関する質門紙調査を実施しています。また、共同研究者と脳波を測定したり、遺伝子の変異を調べることにより、レジリエンス

          Vol.2 Nishikawa Saori|ネコ好き心理学博士

          Vol.1 Chujo Takeshi|RNA博士

          1.どのような研究をしていますか? 「どの生物の、どの細胞でも働いている”RNA”という分子」に関する研究をしています。遺伝情報はDNAに刻まれていますが、体が遺伝情報を用いる際には、DNAの親戚であるRNA分子という形で遺伝情報が転写され、転写産物がタンパク質へと翻訳されます。また、RNAは転写産物という役割に加えて、タンパク質合成装置としての役割も持ちます。このように、RNAは生命現象の根幹を成すため、RNAに関する仕組みに異常が生じた時に様々な疾患が発症します。私は、

          Vol.1 Chujo Takeshi|RNA博士

          Kumadai-HUBの紹介ページ🐻(2024)

          *こちらは、2024年4月に更新されたものです Kumadai-HUB(くまだいハブ)とは?キャンパス・分野・職位・年齢にとらわれない、自由な交流の場を作る 研究者や研究に携わる熊本大学の様々な若手研究者の有志により、2019年に設立した任意組織です。組織の活動の目的は、「あらゆる背景に捉われない、自由な交流の場を作ること」です。存在を言葉で置き変えるのであれば、”サードプレイス”に近い存在なのかもしれません。現在は、1つの企画に約140名ほどの方々にご参加いただけるほど

          Kumadai-HUBの紹介ページ🐻(2024)