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夢破れて田舎へ帰るのドラマティックに仕立てすぎ

自分のライフワークである都心に暮らす

田舎から出てきて、都心3区に20年以上住んでいるのだから、いや、住んでいるどころかここで子を産み(私が産んだわけではないが。。)、育て、地に足をつけて生活しているわけだから、少しぐらい語らせてもらってもよいでしょう。。。


昔も今も本当に変わらないなと思うのは、その時々の若者、「東京」に幻想持ちすぎなんですよね。

もちろん私もそうでした。

その結果として、ただ単に金銭的に続かなくなったという現実的な理由であるにも関わらず、それをひた隠しにして(自分に対して)、「夢破れたり」とドラマティックにmy経歴書を仕立て上げようとする。

そのくせ具体的なアクションとしては「地元にUターン就職」とか(笑)

とってもとっても堅実ですね。

いや、それは悪いことではないのですが、「捨て台詞」はいらないと思うんですよね~

いや、千歩譲って一回の捨て台詞は許せますが、その後延々と、田舎で堅実な暮らしを営むという人生を選択したにも関わらず、都会への恨みつらみをちくちくと述べ続けてる方が多数。

本当に多いです。

そういう歌い手も多いです。代弁者というか。。常に一定のニーズがあるのでしょうね。

すべては、上述のとおり、「東京」というものに幻想を持ちすぎているところが問題。スタートからして間違っているのです。


私の世代だとまだ、東京は遊ぶところ(人間の住むとこじゃねえ)と本気で思ってる人がたくさんいます。

それは、東京に住んでいる1300万人を敵に回しているということに気づいていない。

あともうひとつ、若い世代の大きすぎるカンチガイとして、東京っていうのは思う存分「クリエイティビティを発揮できるところ!」みたいな幻想。。

今もそうかもしれませんが、鼻息荒く田舎から、モード学園や文化服装学院に入学するような輩に多かったです。

そういう方々の多くは、月給12万の横文字職業では暮らしていけず、「捨て台詞を残して」田舎へ。

死ぬまで、「俺(アタシ)も若いころは東京で遊んだもんよ」を酒の肴に生きていきます。


そう、はっきりさせておかなければいけないのは

東京っていうのは「ただ暮らすのに最高なところ」なのですよ。

なぜにそれを認めようとしないのだろう?と常々思っています。

都会のほうがカネがかかるって?

田舎で車乗り回して常にiPhoneの最上位機種に買い替えてるのにそれを言う?


などなど、いつまで経っても昔は東京でブイブイいわせたもんだ、という思い出話を延々と語っている人たちは、おそらく、東京で「受け身」でいたんだと思います。

そこにいれば、そこに染まるに違いない、と。。

でもそれではダメだったのでしょうね。東京は求めなければ何も手に入れることはできません。

幻想を持っていた人たちは、いざ東京で何を求めていいのかすらわからなかったんだと思います。ただ待っていただけ。

待っていても何もこなかったから、捨て台詞を吐いてUターン。

ざっくりいえばそういうことなのでしょう。




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