アンパンマンは「最強の哲学アニメ」です

 こんにちは、熊です。さて、本日お話しすることは「アンパンマン」がなぜ「最強の哲学アニメ」かについて語ります。

私のプロフィールはこちらからです。

なぜアンパンマンが最強の哲学アニメなのか

 まず、なぜアンパンマンが「最強の哲学アニメ」なのかについてお話ししますと、結論から言います。「小さいお子さんでもわかりやすい内容」この一言に尽きます。そもそも皆さんはアンパンマンを「一度でも」みたことはありますよね?私だって小さい頃は見ておりました。その時は特に何も考えずにただ童心が赴くままにアンパンマンを「見ていた」のですから。ではなぜ「哲学」と結びつけられるかと言いますと、これはあくまで私の憶測であり、持論ですが、「作者であるやなせたかし先生」が込めたメッセージがアンパンマンに込められてるのではないかと私は思います。

 ここでちょっと話がズレますが、アンパンマンの作者である「やなせたかし」先生の人生を私の知る限りの範囲で語りたいと思います。

 まず、やなせたかし先生は「第二次世界大戦」を経験しております。この言葉から察するに、やなせたかし先生は言い方が悪いですが「古い時代」に生まれた人です。そして「アンパンマン」が生まれた経緯も「第二次世界大戦」が直結しております。まず、第二次世界大戦終戦後、日本は爆撃の弊害により「飢餓」に苦しむ人々が大勢いました。そして、やなせたかし先生はこう思いました「向こうから食べ物がやってくればいいのに」と。これがアンパンマンが誕生したきっかけとなります。

バイキンマンはなぜ殺されないのか

 次に、バイキンマンはなぜ「殺されないのか」についてお話しします。こちらについては、「正義」とは何かについて直結がなされております。基本的に大体のヒーロー物ですと悪役である人を「殺して」ハッピーエンドを迎える展開が多々ありますが、例え「悪人」でも「一つの命」を持った「個体」です。まず読者の皆様にに問いますが、貴方にとって「正義」とはなんですか?「悪」とは誰が決めるのですか?私自身の答えですが、「わからない」。これに尽きます。何故なら「正義」という「問」にこれと言った「答え」なんて存在しませんから。

 そして改めて「バイキンマン」が何故「殺されない」のかと言いますと、人に置き換えてみるとわかりやすいと思います。

 バイキンマンはアンパンマンにおいての「悪役」キャラですが、それを第二次世界大戦に置き換えてみますと、「アンパンマン→日本人、バイキンマン→アメリカ人」と置き換えるとわかりやすいと思います。つまり、争いが起きる大体の原因は「互いの正義のぶつかり合い」により生じます。日常生活に落とし込みますと、友人同士の喧嘩、討論などと言った「争い」が生じますが根本の原因は「互いの正義」・・・つまり、「俺が正しいんだ!!」「いや違う!!俺の方こそが正しい」という正義と正義がぶつかると争いは生じます。そして最終的にはそのどうでもいい小競り合いが大きく発展し「戦争」になるのです。

「愛と勇気だけが友達さ」に込められた本当の意味とは

 こちらについては「アドラー心理学」と密接とも言える関係がございます。2013年に発行され、ベストセラーとなった「嫌われる勇気」、その続編である「幸せになる勇気」は「愛」「勇気」の単語が含まれております。

 私自身「アドラー心理学」について完全に理解はしておりません。ですが、アンパンマンのマーチにある「愛」「勇気」はアドラー心理学と「密接に」繋がってることは確かな確証です。

 まず、人が行動を起こすのに必要な感情は何かと言いますと「勇気」です。友人を作るのにも「勇気」がいりますし、どこかに旅行するのも「勇気」が関係してきます。そして本当の意味での自立を果たすためにも「愛」する「勇気」が必要となってきます。

 幸せになる勇気からの引用ですが「人が本当の意味で自立するためには誰かを「愛すること」が本当の自立」だと本著で書かれておりました。一見「愛すること」は簡単そうに思えますが正直「愛されること」よりも難しいテーマです。私自身かつていた彼女がいたのですが正直その人を「愛してなかった」と言えます。理由としましては、動物的な愛と神聖的な愛しか見ていなくて、「人間愛」を軽視してた私自身に原因があります。もしかすると私自身としては「ただ彼女と呼べる存在」が欲しかっただけの愚者だったのではないかと今では思います。

そして、その「愛すること」をした人こそ「真の自立」を果たした人間とも言えます。そのための第一歩を踏み出すために必要な感情こそ「勇気」です。

「愛と勇気だけが友達さ」の真の意図は私自身不明ですが、私自身の考察ですと上記に書いてあるようなことだと考えております。皆さんも恋愛されている方がおりましたら是非とも「果たして本当の愛だったのか」を考えてみて行動してはいかがでしょうか。

そして、アドラー心理学には3つのタスクが存在します。それが「仕事のタスク」「交友のタスク」、そして「愛のタスク」と。

 私的に難易度で言うなら「仕事」=簡単、「交友」=普通、「愛」=難しいと考えております。人間、経済的に自立してても「交友」「愛」がなければその人は「完全に自立」を果たしておりませんし、「交友」「愛」がなっていても「仕事」がダメでしたらその人もまた「完全に自立」しておりません。つまり、1つでも欠けていたらその人は「完全な自立」を果たしておりません。これは、現代における我々の課題でもあります。

最後に

 私自身高校当初はアンパンマンを軽んじておりましたが、20代あたりに色々と調べて「あれ?これ最強の哲学じゃね?」と私自身の中で何かを確信をしました。完全に理解されなくてもいいですし私自身「誰かに理解」されたいと言う気持ちは滅相ございません。何故なら人間一人一人「価値観が違う」のですから。では次のnoteにてお会いしましょう。ではまた!!

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