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ケリはつけたから

アンティークというか古道具の様なものが昔から好きな性分である。

大学生の頃、今もあるが福岡の大濠公園からけやき通りの入口のところに、「赤坂倶楽部」というお店があり、なんだか怪しいよなぁ〜と思いつつ中を覗き、雑多に置かれたモノの中から変なモノを見つけてはついつい買ってしまうというのを繰り返していた。赤い革張りのランプシェードを買ったのは大失敗で、家で付けたら家の中がモーテル(古い)の様でしばらくして捨てた。

また、定期的に護国神社で行われている蚤の市も好きで、そこで買った一輪挿しなど、今うちのカフェに置いているものもある。

先日のお休み、こっちにもそういうお店があるという情報があり行ってみる事にした。

田舎の人里という感じの、のどかな場所に倉庫を改装したお店がある。インスタをフォローしてて先日目にした個性的な木製のテーブルが店先にあり、あーここだと店に入る。

古いドアノブから鹿のハンティングトロフィー、家具にガラス器、昭和レトロ雑貨、おもちゃ、レコード、ボタンいろいろある。

特に昭和のものをまとめてあるコーナーは
NHK朝ドラ「カムカムエブリディ」を見てて思っている懐かしさに
拍車をかける様に、昭和が広がっている。

アラジンの水筒やら花柄のホーロー鍋や安っぽいサイケな食器棚など
これもあった、あれもあった、あっちもそっちも。
実家かよ。

おやおや?最初は楽しかったんだけど、あまりに昭和なのでだんだんお腹いっぱいに。せっかくその時代にケリをつけて処分してきたものが
「あなたの処分した家具はこれですか?」とまた迫ってくる様でだんだんきつくなってきた。

結局実家で使っていた昔のプリンやゼリーのステンレスの型、ババロアなんかを作る型、欲しかった横向きのレードル等を買い店を出た。完全にお店で試作するものとして。お店の方はとても感じが良く、親切にしてくれました!ありがとうございます。

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そこでかった戦利品の数々。これでゼリーを試作するんだ。


ついでだから隣にあるカフェにも入った。
古民家とまだはいかない、昭和の大きな田舎の家。
ここはいわば「親戚の家」。

親戚の家のリビングに通されてお茶を飲んでいる感じで、
そこに一人でソファーに座ってるんだから懐かしいというかソワソワする。
ちなみにBGMは「EPO」だった。

昭和のテイストは好きな人は揃えたくなるのかもしれないが、黒焦げでバーン飛び出すトースターよりしっとりと焼き上がる現代のバルミューダが良いに決まってる。

現代に甦らせリメイクなどして新たに活用するならいいのだが、そのままというのは好みが分かれるところ。


自分としては昭和感はホドホドで良いかな。
とはいえまた足を運びそうな気もする。

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キャラメルマキアートを提供しているカップ&ソーサーに似てて思わず買ったセット。

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