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推し活は満たされなかった性欲を取り戻すための活動なんじゃないか?

突然ですが、「推し活」が流行ってますね。もう結構前から流行ってますね
推しのライブに行く、推しの先輩とご飯にいける、友達のお姉さんがかわいくて推し・・・などなど

筆者も推し活に給料をつぎ込んでいた人なので、推しの応援をする気持ちがよく分かります。

しかし、推しって結局何なんですかね。
冷静に考えると、推しを応援して何かが手に入るわけじゃないし、その割にお金はめちゃくちゃ飛ぶ。ぶっちゃけ推し活がある月の財布状況はやばい、マジで。普通にもやしと卵の生活になります。

何も手に入らないけど楽しい「推し」というものが気になりすぎたので、実際に「オタ活」「推し活」をしていた筆者が、推しとは何なのか考察してみました。

かなり生々しいというか、パーソナルな気持ちや体験をできるだけ交えて書いているので、そういうコンテンツが大丈夫な人だけ読み進めてください。

一応、以下はこの記事の前提です。

  1. そもそも性に興味がないけど「推し」がいる人もいるかもしれません。そこについては、筆者には性欲があるので分かりません。正直教えて欲しいです。そして失礼なこと書いてあったらすみません。

  2. 「推し」がいるけど性欲や恋人には困ってない人もいるかもしれません。推しは現実の代わりではなく補填となる存在なので共存もありえます。間違ってたらごめんなさい。

  3. 筆者は最後に提案してる解決策を全部やったわけではありません。あくまでも「これしたらええやん!」ぐらいな感じです。それでも良い方だけ読んでください。

  4. 筆者はヒョロいのに下腹だけ出ていた元デブ。ラブライブ!という二次元アイドルのために遠征したこともあります。

  5. 筆者はリアルの女性は苦手です。最近ちょっと克服してきましたが、どう思われてるか考えると怖さで絶望することがあります。温かい気持ちで読んでいただけると嬉しいです。

推しって何?

「推し」とは「人に薦めたいと思うほど好感を持っているものです。(Wiki調べ)

主に芸能人やアニメキャラに使われる言葉で、最近は学校やオフィスでも使われる場面が増えている気がします。

Wikiの定義から考えるに、推しとは以下の2つの前提があるはず。

推しの前提(wiki調べ)

  1. 推す相手は「手が届かない存在である」ので、「奪われる心配はない

  2. 「自分に振り返ってくれることはないだろう」と思ってる

つまり推しとは献身的に尽くす相手であると同時に、具体的な見返りを求める対象ではない、ということになります。

推し活をしている時は「そんなの当たり前じゃん」と思いますが、こうやって文字に起こすと少しいびつな感じがしますね。

そもそも推しというものが発生した背景

推し、オタクという文化が広がって浸透した背景には術の発達があります。

ITやテレビなどの発達によって、私たちは自分の周りの異性以外の異性にアクセスできるようになりました。

例えば以下の2つの存在は、推しの象徴でありITやテレビなどの技術で関わる機会が増えたことで成り立ってきました。

  1. アイドルや芸能人:周りにいないレベルでカッコ良い・可愛い存在をテレビや雑誌で見れるようになった

  2. アニメキャラ:理想を凝縮して形にして人と同じように話して動かせるようになった

確かに、こういう人相手にひたすら献身的に活動する、となると自分に何か返してくれるのは難しそう。

アニメは次元を越えられない限り無理だし、アイドルを含む芸能人だって「テレビの向こう側の偶像」でしかないので、触れることができません。

触れられない存在から見返りを求めるなんて、まあ無理ですね。宗教から直接的な見返りを得られないのと同じですね。

異性として魅力を感じたら、お近づきになりたいのが本能では?

本来、魅力的な異性がいたら直接アプローチして仲良くなり、あんなことやこんなことがしたい、と思うのが人間の本能。

相手に献身的な行動を取ったり魅力的だとアピールすることで、なんとか自分に振り返ってもらおうとするように脳が作られています。

あって当たり前の欲です。

魅力的な相手に近づいて子孫を残そうとするのは、生命・生物の基本なので、そこに気持ち悪さは本来存在しません。

と、考えると、推しというものは少しいびつですね。どんなに献身的になってアピールしても、決して振り返ってもらえない。それでも献身的に活動しつづけるんですから。

なぜ「推し」が生まれるのか

そうなると、推しというものは実は非常に不自然な状態です。アピールしても反応してもらえないことを前提とするなら、その行為自体に意味がありませんから。

それでも推しというものが定着してきているのは、学生時代に以下のいずれかの経験をもった人が増えているからだと考えます。

  1. 初めて好みドストライク!と思う人物がリアルに手の触れられない存在だったから(芸能人、アニメキャラへの一目惚れ)

  2. 周りから「お前はあいつに釣り合わない」と叩かれたから

  3. 1, 2の両方を経験するから

①は偶像を相手に一目ぼれしてしまった以上、最初に覚える性欲の対象が反応することはありません。そもそも献身的に行動しても見返りを求めないことが当たり前になっています。

②は身に覚えがあるかもしれません。憧れの先輩や同級生と仲良くなれなかったり、アプローチしようとしたら「お前が話してんじゃねえよ」「キモい」「死ね」と取り巻きに言われたり。

周りから存在を否定されたり、自分自身に「お前なんて無理よ」と言い聞かせていた場合でも目の前の異性にアプローチして傷つくより仮想の相手に傷つかない「推し活」にハマる傾向にありそうです。
そしてこれら両方の経験をしている方も、それなりにいるはずです。
いずれも、10代ないしは20代前半で思うように恋愛ができなかった人の特徴かもしれません。

アイドルやアニメ産業が衰えないのにはこういう理由も絡んでいるのかもしれませんね。

身近な存在でも「推し」扱い?手が届かないと自分に言い聞かせすぎ問題

身近な人に対しても「推し」という言葉を使うようになってきています。
例えば、会社・学校の憧れの先輩や同期が推し、という人がいるかもしれません。

この現象に、個人的には違和感を感じています。
「推し」という言葉が見返りを厭わない献身的な活動を示すなら、一緒に働く先輩や同期を「推し」扱いにするのは、叶わない性欲を「推し」という「高尚」な言葉で片付けているんじゃないか?

つまり叶わない性欲を抑えつけてるんじゃないか?諦める口実にしてるんじゃないか?と思うんです。

10代や20代で恋愛が思うようにできなかった人は、うまく行かなかったことで性欲を抑えつけがちだと思います。

そうしないと気が狂ってしまうから。結果、性欲を抑えつけて諦めることに慣れてしまったのかもしれません。

逆に10代、20代で最低限恋愛できてる人は軒並み推しではなく、リアルの人と恋愛したり身体の関係をもったりすることで性欲のバランスを取っているように見えます。

「推し」がいる人生はつまらないのか?

じゃあ「推し」のいる人生はつまらないのか?と聞かれると、別にそんなことはありません。

語る仲間がいてこそ楽しいので、性欲を抑えつけることに慣れた人同士で満たされぬ性欲について語ると共感しあえるという独特の快感があります。

かつ、「推し」がモチベになって仕事や勉強を頑張れます。脳内で憧れのあの人に応援してもらえたり、夢で会えることが極稀にあります。

筆者も推しが多い人生を送ってきました。そもそもオタクなので。ハマっていた代表的な作品は以下の通り。

  1. 中学生時代:はがない(僕は友達が少ない)

  2. 高校時代:俺ガイル・少女時代

  3. 大学:ラブライブ

  4. 社会人:冴かの(冴えない彼女の育てかた)

逆に恋愛はあまりできず、大学生の時に初めて彼女ができました。2人目とかなり長く続いて、結婚までこぎつけています。

とはいえ、10代にできなかったきゃぴきゃぴな恋愛に対する欲を解消せずにここまで来たので、何かと歪んでいる気がします・・・

筆者が推しのいる人生を歩み始めたきっかけ

筆者が推しのいる人生を歩み始めたきっかけは小学校まで遡ります。

小学生2年生ぐらいの時、学校でキス鬼が流行りました。(理由?こっちが聞きたいですよ)

女子が鬼で男が逃げるという鬼ごっこですが、実態は「人気のある男の子に近づきたいと思った女子たちが考案した投票ランキング」です。

お察しの通り、筆者は歩いてても捕まらない中、逃げ惑うイケメン少年が何人もの女子に捕まっていました。

ダイレクトに「お前はモテないぞ」という烙印を最初に感じた瞬間でした。

3年生に上がるぐらいの頃から太り始めたことも相まって、クラスメイトに「かわいいな」「いいな」と思っても「どうせ俺なんて」というメンタリティが染みつきました…

4年生以降はさらに太り、本格的に「モテないオタク男子代表」の見た目と趣味になっていきました。

20代で10代の恋愛は取り返せない説

成長期のタイミングで一気に背が伸びて痩せたものの、メンタリティーはなかなか変わりません。見た目に気を遣う方法なんて分からず、痩せてもきもいままでした。

それでも一応頑張った結果、大学生で始めて彼女ができて、その頃に付き合い始めた人と結婚しました。
仮に20歳の頃の自分が今の自分を見たら「ええやん!なんか、よかったな!」というかもしれません。
きっと過去の筆者からすると「逆転できたじゃん!」と思うんです。
しかし正確には「遊べなかった」ということを今度は引きずることになるので、両手をあげて「よっしゃあ!」となるわけではありません。

わかったのは「10代の遅れを取り戻せることはない」ということ。
せいぜい取り戻せるのは20代までに一通り遊びきった場合かもしれません。なので、20代後半までには一人暮らしして遊べるだけ遊ぶ、というのが健全な気がしてます。

20代後半からは段々結婚のプレッシャーや「子供は?」みたいな圧が強くなりがちなので、何かと面倒に感じることが増えます。

別のストレスの始まりですね、まったく…

少しでも振り向いてほしい思うなら、頑張る方向を変えた方が良い

とはいえ、それでも自分の性欲を発散するなんて一朝一夕でできないと思います。

なぜなら「自分には振り向いてくれる人がいない」というメンタルで挑んでも勝てる戦いじゃないから。
力任せに性欲をぶちまけるか、自信をつけるために毎日コツコツ積み上げるか、性欲を別の活動に昇華させるかのいずれかをすることになります。
具体的に考えられる手段は以下の4つ。

①稼いで風俗に行く
②今日から筋トレを毎日やって、3ヶ月後に気になってる子を遊びに誘う
③性欲を昇華させて別の何かにエネルギーを使う
④推し活に全投資する

おすすめなのは「これ無理っぽいけど、本当は良いなあって思ってるんだよね・・・」って思ってしまうものを選ぶこと。

例えば「本当は女の子さそってご飯にいきたい」「気になってる子を独占したい」と思っても「どうせ自分には無理・・・」と自分にストップをかけてしまう自分がいませんか?

なら、それを選びましょう。だって、それが一番やりたいと思ってるんだから。

ただし、社会的にアウトな行動はおすすめしません。
結婚してるのに筋トレしてかわいい女の子とご飯に行ったら300万円支払って社会的な信用をなくすリスクがあります。それでも我こそは!という方はどうなったか教えてください。めちゃくちゃ気になります。

①稼いで風俗に行く

これは一番分かりやすい方法、なぜなら金を出した分だけのサービスを求められるし、人生で何かしらの制約があったとしても後腐れがない。

今の時代、男性用も女性用もあるので便利なもんです。
最大のメリットは初心者でも行きやすいこと。意中の相手と関係を作って仲良くなって、という行程が不要なので、労力を節約できます。

唯一のネックはお金がかかること。タイプの子を探そうと思うと、1回あたり数万円は覚悟しないといけないかもしれません。
頑張って貯金するか稼ぐか、のどちらかにたりそうですね。

稼ぐために残業するか、毎日勉強したり副業に取り組むのは大いにありです。
勉強から稼げるまで最短数ヶ月。早ければ3ヶ月目か4ヶ月目から数万円ぐらい稼げるようになるので、月に一回は風俗に行ける計算です。
毎日勉強やアウトプットすればとりあえず「できる」という感覚を持てるので自己肯定感も上がります。
おすすめです。

筆者は風俗に行ったわけではありませんが、1年間、毎日ブログ記事を書いて投稿していました。平日毎日1記事、5,000字から10,000字の間ぐらい書いていたら、月に数万円稼げるようになりました。

大した金額ではないけど、おかげでやりたいマーケティングの仕事は手に入ったので、人生何があるかわかりませんね。

②毎日筋トレしていい感じに痩せてみる

毎日筋トレしていれば、少しぷっくらしてる人は痩せるし、ほっそい人は筋肉がついて身体が分厚くなります。

痩せて筋肉が若干ついた筆者が言うのであながち嘘ではありません。

毎日やれば筋肉つくし、筋肉付いたらちょっと鏡の前で「あれ、今日良い感じでは・・・?」と思えます。
毎日やってることが分かりやすい成果に繋がるので、別に最高の身体じゃなくても結構嬉しいものです。

しかも、身体づくりは心づくり。心の状態が安定します。
筆者はもともと身体がひょろいし、ちょっと食べると下腹が出る絶望的な体質です。下腹が出てる割合は80%でした。

そこで大学生の頃から週に2回ぐらい、ジムにいくようになりました。そしたらひょろひょろではなくなりました。
まあデブだった時の脂肪が筋肉になった結果、下腹が筋肉で丸くなったので別の苦労はありましたが…
けど、思っているよりも筋トレって効果があって、身体の状態以上に気持ちが強くなります。

筋トレして締まりのある体になれば、自然と顔もちょっとシュッとします。
結果、別に異性と話すことへの怖さがなくなります。今は職場の女性方とも問題なく話せるようになりました。多分。知らんけど。

「くそ!あいつモテてうらやま…うらめしい!!けど俺はモテないしキモいし、あいつみたいになれねえ…」と思う方こそ、克服して欲しいです。
今日、もしくは明日から始めるなら、毎日以下のセットを朝起きてからやるのがおすすめ。朝起きてからたった2分で終わるので楽に習慣づくりができます。

毎日腕立て10回
腹筋10回
スクワット10回

YouTubeでも筋トレ動画はありますが、使わないほうがいいです。別の動画を見てしまうので筋トレになりません。

③性欲を昇華させて別の何かにエネルギーを使う

何か書いたりしゃべったり作ったりすることが好きなら、感じた性欲をそのまま昇華してしまうのもありです。性欲を別の活動にぶつけましょう。
その欲をそのまま作品にぶつければ、気持ちがこもったものができること間違いなしです。

筆者は話すことよりも書くことが好きだから、怒りとか色々発散させたい時は何か書き始めるタイプです。
これを毎日続けると、気が付いたら書くことがうまくなるし、話す事がうまくなるし、アートを作る力がついたりします。

人が集まれば同じ考えや趣味をもった人と出会って新しいコミュニティを作れることもある。
もしくは副業としてお小遣いを稼いだり新しい仕事のチャンスにつながったりします。

中には小説を書いて作品が注目を浴びるケースもあります。筆者の友人は公務員をしながら「小説家になろう」で投稿してバズってます。

心のなかで「うわぁあぁああ!!」と沸き上がるものがあるなら、それをそのまま発信してみよう

④推し活に全投資する

それでも推しが楽しい!ということもあるので、他のことをせずに引き続き推しを応援しましょう。

推し活してたからこそ「推し活って報われなくね?」と思った筆者ですが、楽しいし別に良いのであれば、ありです。

そして、いつか「この愛情、届くのかな…」と不安になったら、また戻ってきてください。

その頃には他の選択肢を考えるようになっているかもしれません。

結局、性欲なんて抑えられないから発散できるうちにした方が良くね?

どんな場面でも、どんな状況でも、性欲が湧くときは湧きます。

少なくとも私はそうです。
それでも譲れない何かがある場合は、それを隠さないといけません。(社会的地位とか、名誉とか)

それでもいつかは性欲が果ててしまうもの。

今は「べ、別にがんばろうとか思わねえしっ・・・!!」とか思ってても、本当に発散したかった方法で性欲を発散しなければ、いつか後悔します。

50代になった頃に後悔しますよ、きっと。私は20代なので分かりませんが。

後悔先に立たず。「ああ・・」と思った頃には精神的にも物理的にも身動きなんて取れません。

そうなる前に、せめて3万円ぐらい握りしめて風俗にでも行ってみてはいかがでしょうか?


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