100歳の祖母、デイケアデビューを果たす

2022年1月11日に自宅で元気に100歳を迎えた祖母が、デイケアデビューを果たしたという。

デビューの理由を母に尋ねると、

「病院で検査するときにいつも手を引いて歩いてたけど、最近さすがに帰ってきたら疲れたって言ってて。この前車椅子に乗ってみたら『楽ちんだったー』って言うからそろそろデイケアでも行こうかってなってね」

そう、100歳の祖母は未だ車椅子も使わない超人なのである。

ちなみに、かく言う母は75歳なのだが最近ついに定年退職をした。
母の超人っぷりも相当なのでいつか記事にしたい。

3か月ぶりに会った祖母は相変わらず元気で、デイケアでのエピソードを話してくれた。

「袖をまくったら『まぁ、シミが全然ない綺麗な手ですねー！』って言われたよ」

見れば本当に綺麗なのである。
お世辞抜きに20歳は若い。

「耳が遠いと思って大声で話されるから、うるさくてうるさくて」

祖母は耳が遠くない。
遠くないというか、バリバリに聞こえる。

リビングの床でゴロンとしていた祖母の横で、

「ユニクロ行こうよ」

と妹に言った私の言葉を祖母は聞き逃さなかった。

祖母「ユニクロ？」

私「うん、洋服屋さん」

祖母「そんならちょっと、買うてきてほしいもんがあるけど」

聞けば、そろそろあの世に行くと思って一切合切捨ててしまって春服が無いらしい。
せっかちな祖母である。

デイケアに行くときに着る、春っぽい色の羽織れるものが欲しいと。

よっしゃ任せろ！と思ってユニクロで私が選んだのは

プレミアムリネンシャツ（ライトパープル）

きっと世界最高齢着用者に違いない。

「春がきた」

と喜ぶ祖母。

ライトパープルのシャツを着て施設に行ったエピソードを聞きに近々また会いに行こう。