嫌い。

自覚がある程度には、私の思考回路はひねくれている。
その思考回路で他人を傷つけた覚えはない…と思う。
むしろ傷つけているのは私自身である。

私の思考回路で一番腹が立つのは「褒め言葉を素直に受け取れない」ことだ。
その言葉には何か別の意味があるんじゃないか、口ではそう言うけれど心の中では何を思っているかわからない。実はものすごい罵倒や何かしらの恨みの裏返しなのではないか、などと勘繰ってしまう。(実際そんな必要はないのかも知れないけれど)

では逆に、悪口を言われたり、何かよろしくない事を言われた時はどうなのか。
この場合はものすごく素直に受け止めることができる。
それだけならまだしも、受け止めた言葉を悪い方にばかり咀嚼して、心の中で自分に対して言われた言葉の3倍くらいのレッテルを貼りまくって、私はそういう奴なんだと言い聞かせる。

なぜそんなことを飽きもせず繰り返しているのか。

正直、私もよく分からない。
相手の顔色を伺いすぎているのか?
自分に自信がないのか?
ひねくれた思考回路のせいなのか?
あるいは全く違う何かなのか?

答えは未だどこにも見当たらない。
見つからないまま、褒め言葉を突っぱねて、罵詈雑言を無駄に咀嚼しまくって落とし込むのを繰り返している。
そうやって自分のメンタルをすり減らして、どんどん自己肯定感を失っていく。

こうやって私の心の中にあるわだかまりを、下手くそなりに文章にして、ネットに公開している。
本当はもっと本音を書きたい、思っていることを吐き出したい自分がいる。
なのに、ネットという大海に公開する前提で書いているから、守りに入っている自分もいる。
結局いつも2つの自分がせめぎ合って、守る自分が勝ってしまう。
もっと「私」を曝け出せばいいのに、いつも嫌な方の「私」を曝け出している。
私とは一体何だろう。考えたらキリがないと思う。


一つだけはっきりしていることがある。
私は私が嫌いだ。

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