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Reply to blue letter(game,lion)

青色のお手紙を頂いたのは先月のこと。

AOIROさんという、存在がスペシャルすぎるnoterさんがいらっしゃいまして、先日ある企画を開催されていました。
この企画は「エッセイにエッセイを打ち返す」という、ごくシンプルな構造でできている企画です。

AOIROさんは私にこのようなお手紙を届けて下さいました。

これがなんとも、うなるような内容でして……うなっている要因としては「よく読んでよく見てよく想像されているな」という、彼女のするどくやさしい観察眼にうなっているのです。

そして語り口が非常にライトな雰囲気で驚きました。
普段の彼女のエッセイには、奥深い世界が広がっていて、深淵をのぞいているような感覚もあります。または、宇宙的な広さを感じる時もあります。ブルーが濃いのです。深さも厚みもあるブルー。

たぶんこのライトな文体は「あえて」なのだと思います。

だからこそ、私もライトにお返事したいなと思っているわけです。

盛りだくさんな内容であったので、2回位に分けます。


まず、スプラトゥーンの話。

正直この記事を取り上げて頂くとは、夢にも思わなかったのです。

「あれ…..意外と俗物っぽいものも好きなんだな」ということを、時折AOIROさんの記事から感じるのです。
なんとなく私の中のイメージとしては「浮世離れ」されているような気がしているのです。(失礼か…..失礼なのか…..?)
でも、そこが、そのギャップが好きです(いきなり告白)

なので「スプラ2してました」報告は嬉しく思いました。

まさかAOIROさんとゲームについて語るなんて、私は全然想定していなかったのです。

えーと、私もゼルダは好きです。お友達の家のスーパーファミコンでプレイした「神々のトライフォース」から始まり、ゲームボーイの「夢をみる島」、64の「時のオカリナ」「ムジュラの仮面」あたりはプレイしていました。
FFもドラクエもすべてではありませんが、自身の青春時代とともに過ごしたゲームたちです(個人的にはクロノ・トリガーというゲームとファイナルファンタジータクティクスが大好きでした)

家庭を持ってからは、あまりRPGはやらなくなってしまいました。
(ディズニーとのコラボである「キングダム・ハーツ」シリーズは、ディズニー大好きな子供のためにプレイしたりはしていました。)


スプラトゥーンの最大のいいところは

すぐやめられるところ

です。

1プレイに費やす時間が最低で3分間で済むこと。

そんなところかい!!と思われてしまうかもですが、現実的に大事なポイントだと思っています。


AOIROさんがローラー使いであったこと。

私も最初はローラーを使ってひたすらコロコロしていました。

というのも、実は、私はアクションゲームは大の苦手でへたくそなのです。
始めるきっかけは仲の良いnoterさんたちでありましたが、うちの娘はそのずっと前からスプラをプレイしていました。
なので、娘に指導されながら、最初はけっこう文句言いながら(ひどい)やり続けていたのですが。
娘はそんな私に根気よく

「お母さん、最初は塗っているだけでもいいの」
「塗っていると、他のプレイヤーさん達が助かるから」
「まずは塗ってステージの地形を覚えよう」

と励まし続けました。

今だったら「塗ってるだけじゃ勝てねーよ」なんて、乱暴なことも思いがちなのですが、相手にローラー種を見るたびに、私はあの娘との日々や、娘のあたたかいやさしさを感じるのです。(毒されて?乱暴なことを思いがちですが、今もほぼ塗っているプレイヤーであることは変わらないかもしれません)

話は「サポート」の話に戻ります。

このオーバーフロッシャーというブキは、私の戦い方ではメインをはれるブキではありません。

先日、みいちゃろ杯という
私設大会に参加させて頂きました。

そこでも、私は原点に戻りました。
自分の実力を鑑みて、あらためて強い相手には立ち向かえない。
それを現実的に強く感じたのです。
そして、自分の役割を担うこと、仲間のサポートをすることをかなり意識して取り組みました。

結果としては、私は私なりによく取り組めたと思います。(もちろん反省点はたくさんあります)


うさぎさんとライオンさんの記事の話にうつります。

くまさんはよくご自身のことを、「サポートするのが好き」と仰られている印象がある。

でもそうではなくて、ライオンを選ぶくまさんが好きだったのは、きっと、誰かがウサギのぬいぐるみで遊んで楽しそうに笑っているところで一緒に遊んでいること。
誰かがウサギとして、その場で輝いているのを見ていること。
それはライオンが好きだから選んでいるのではない。その場面、その雰囲気、その関係性に、なんだか安心するような、収まりがいいような心地がしていたのではないかと思うのである。

次元の話もされていますが。
私はこれに限らずAOIROさんの次元の話が好きです。

インターステラーの話は、とても興味深い内容でした。なるほど、世界をそう捉えるのかと、かなりごちゃごちゃしていたおもちゃ箱みたいな私の頭がすっきりと整理されました。


私は実のところ「はっきりと分かれる物ではない」と最近は感じています。

自分が好きなモノ

自分の収まりがいいところ

のせめぎあいは、実はもっとグラデーションで、まだらで、自分でもその境目がよくわからなくなっているのです。

収まりがいいから好き
なのかもしれないし
好きだからこそ収まりをよくしていこうとする動きも
もしかしてあるかもしれない。

私の中ではっきりと違和感を感じるときはおそらく明確な理由があります。
そういう時ははっきりと私もNOを表明できるのですが。
けれども問題なのは、少しもやっとした状態なのです。
それはライオンくんを選んでもうさぎさんを選んでも「もやっと」が出てくることがある。

この「もやっと」に、私の何かが隠されているのだと思います。
そこにこそ、私のコンプレックスや弱さがひそんでいたりするんじゃないかと思ったりしているんです。

スポットや光が当たった時に感じる周囲からのまなざしに、私は耐えることが時折難しくなります。

今回のピリカグランプリという創作の大会でも、私は個人賞を頂いたのですが、実はとてもとてもうれしい気持ちと同様に、かなり複雑な気持ちも抱いています。


それをもう少し自分でもみつめたいなと思っています。

スプラの話に戻りますが

ブキはオーバーフロッシャーが好きなのですが、それはなぜ好きなのか、はっきりとした理由はわかりません。でも、おっしゃる通り「これが好き」と言えるのは、実のところまわりの環境にかなり助けられているなと感じてもいます。そして、それを使い続けさせてもらえる仲間たちに対してもかなり感謝しているのです。

感情が擦れ合うほど、ぶつかり合うほど、混ざり合うほどの距離感は、わたしにとって近すぎる。
近いのは好きじゃない。
きっと、近いといろんなものが見えなくなるから。

AOIROさんは大勢の人が集まる場所が苦手なようですね。

私も苦手です。

どちらかというと少人数で親密な話をしている方が好きです。

そして近いばかりだと何かが見えなくなることも私は同感です。

でも、近いのも私は好きな時もあります。強烈に他人に混ざりたくなる時がある。

けっこうマイペースに相手との距離を近づけたり離したりしていると思うんです。


かなり意識的に。
それも戦略的に。
時には感情のむくままに。


大勢の場所ではだいたい立ち回りが決まっています。その場の中でも立場のある方に対して、日頃のお礼とお話しを伺いにいく。お酒を嗜む方だったらお酌をする。その方の興味のある話題を探る。

これは夫におそらくいつも期待されている役割なので、私はそれを遂行していくだけとなります。

それはそれで終わったあとのやり遂げた開放感が嫌いでもないのです。
ゲーム感覚みたいな感じ。
ゲーム好きだからこそ燃えます。

そういう性格のせいか、パーティーに参加するときには、基本的にずっと隅っこで微笑みを携えたまま、静かに眺めている。
その場の人々のいろんな会話とか、眼差しの方向だとか、気遣いや感情の流れだとか、空気感だとか、いろんなものをぼうっと見ている。
そういうのがとても好きだ。

誰も私のことを知らない、夫の知り合いもいない、大勢の場所であったら、きっと私もAOIROさんのように振る舞うかもしれません。
私も人間の振る舞いに関心があり、興味もあります。

他者からすれば不自由がありそうにも見えるのかもしれないけれど、まったくもって不自由していない。

たぶん、この不自由していない

が大きなポイントであるような気もします。

そして相手にとって不自由そうに見えても、自分にとってはむしろ自由さを感じている状態であれば、先ほどの「もやっと」を抱えずにすむはずです。


この「もやっと」がたぶん第二弾のお手紙の返事で重要になってくるはずです。

また続きは今度にさせてください。

楽しく書かせてもらって、私は幸せを感じています。

ありがとう。



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