金曜日だけのピンクの女神
noteを書かなくても最近はいろいろ満足しているのだ。
それは、私が記事を書かなくとも様々なあたたかい交流が保たれているからだ。
そしてみなさんの記事も毎日ではないけど、読ませてもらっている。みなさんなりのチャレンジや葛藤があるのだなぁとコメントをよせなくとも思いを馳せて案じている。
最近、あるnoterさんに「あなたは私の女神だ」と伝えた。
前から思っていたけどちょっと言うのに勇気がいった。
彼女が放つ光は、あたたかく、体の隅々まで行き渡る。温泉のように心地よく巡っている。
それが生きるパワーになる。
私にはないものをたくさん持っている。
それは人を幸せにするものである。
そんなことを伝えたいのだが、いつもあんまりうまく伝えられない。
やはり「ことば」って難しいなぁと思う。
でもでも、私はあきらめたくない。何度でも不器用ながらにも素直に思った事を伝えるしかないのかな~と思っている。
繰り返して繰り返して、光を反射しながら、その人自身が気づいていないその人のいいところを少しでも一緒に見つけられたら、私は幸せなんだ。
そんな私には最近金曜日だけ会えるもう一人の女神がいる。
以前、仕事中の昼食問題について記事を書いた。
月:自分で作ったお弁当
火:自分で作ったお弁当
水:自分で作ったお弁当
木:自宅で調理(前後の訪問者様が自宅周囲なので)
金:コンビニのお弁当
こんなペースでやっていこうと思っていた。
でもやっぱりどこかデイリーヤマザキのお弁当で満足できない私は、チェーン店ではないお店でテイクアウトができないか、訪問車で走っている時に目を光らせていた。その形相はまるで獲物(鮭)を捕らえるようなクマのようであったに違いない。(我ながらコワいですね)
そんな中で、ある一軒のお店が目に止まった。
そのお店は看板に大きくネコの絵が描いてあり「居酒屋、カレー専門」と書かれていた。
何となくそのやる気のないネコの絵に惹かれて、ある日意を決して、私はランチタイムにお店に入った。
出てきたのはピンクの髪の毛の若いお姉さんだった。
お姉さんは屈託のない笑顔を浮かべて「いらっしゃいませー」と私を迎え入れてくれた。
私は少しホッとして、お弁当が陳列されたテーブルを見つめた。
お弁当は思ったよりバラエティに富んでいて、選ぶのに時間がかかった。
1つ選んでレジでお会計をする。ピンクのお姉さんはきれいな青色のネイルをしていた。爪には貝殻の素材のようなキラキラとした破片がくっついていた。
私はそれに見とれていた。飲食店でネイル?と首をかしげそうな状況だが、私はそれをちっとも不快には感じず、爪が長いためお金を取りにくそうなその不器用な動きでさえ、むしろ好感がもてるようなものであった。
ここからちょっと飯テロ画像ですみません。
まず、カレーを売りにしているので、カレーを初日に選んでみた。
カレーはお店のものを出すので「5分かかります」と言われた。あつあつのカレーの香りが何とも食欲をそそり、カレーは辛さや刺激が私には程よく、大変コクのある味であった。
その後、私はほぼ毎週あのネコの看板の店に足繫く通っている。
本当に種類が豊富で選ぶのに毎回時間がかかる。
そしてピンクのお姉さんは私を常連として認識し始め、お会計の間いろいろと話をするようになった。
お姉さんはいつも屈託のない笑顔を私に向けてくれて、いつの日か私の金曜日の心の拠り所になっていた。
「あと、もうちょっと頑張ればおいしいお弁当とお姉さんに会える」と自分を奮い立たせながら、私はいつも金曜日を待っている。
そして最近はやたらこのお姉さんと店長さんが私にサービスをするようになってしまった。
この右上のサラダは別売り(たぶん200~300円くらいする)なのだが、店長が来て「今日はこれつけておきますから」とピンクのお姉さんに目配せして、あれよあれよという間に袋に一緒に入れられてしまった。
(私は申し訳なさすぎて300円をレジの募金箱に入れて、何とか気持ちを落ち着かせていた)
ちょっとそんな訳で、むしろこの先ちょっと行きづらいなぁ....とも思いながら、私はあのピンクの髪のお姉さんに会いたくて、きっとまたあの店に足を運んでしまうのだと思う。
そしてそして、そんな訳で、あるnoterさんが昨日今日とピンク色に対する思いを吐露していたが、私にとっても「ピンク」は今非常にラッキーカラーである事を伝えて終わろうと思う。
※コロナ禍で頑張っている飲食店を何とかできる範囲で応援したいとは思っています。
※みなさんも楽しみしている日常のささいな出来事があったらぜひ教えて下さいね。
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