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こんな日は誰かのせいにしたい

朝から同僚の女の子が泣いていた。

「私、今日おかしいんです。気にしないで下さい」と言われたが

一応主任なので、気にしないことはできない。

利用者さんからセクシャルハラスメントを受けているようなので、話をしっかりと聞く。

その内容を上司に報告した。

最初は聞いてくれていたが、「ここで話していても結論がでないでしょ』と言われ、何となく誠意のなさを感じ「お時間をとって失礼しました」とややイライラしながら退室する。

その利用者さんのリハビリを同僚の代わりに実施する。

その方は「死にたい。お金がない。」と私に話す。

だんだん話しながら興奮してきて、怒りに変わっていく。

私はその怒りに対して、あまり嘘のないことばで何とか返したいとあいづちを打つ。

そのあと、自分の担当の方のリハビリに向かうが、前の人の対応が長引いたたためか、めずらしく不機嫌であった。

「もう時間がないからいいよ」と歩行練習も一緒に行なって頂けなかった。

そのあとは、他部署の長がまた勝手にこちらの所属の方向性を決めようとしてきたので、私は「お願いだからそういうのはやめて下さい」と普段は言えないことばを言ってしまった。

仕事が終わって、子どもたちが学童の先生に理不尽な事をされたと報告してきた。他の子に暴力をふるわれたが、先生も一緒になってその暴力行為を応援していたとのこと。

私は大人にもいろいろな人がいることを子どもたちに話す。


そして今、Twitterを開いた。

燃え殻さん、見てたんですか。


そうだ、みんな低気圧のせいだ。

自分の中の原因を探求するのも大事ではあるが、

弱っている日は誰かのせいにしたい。


低気圧はみんなの気持ちを受け止めてくれる。

低気圧は高齢者の体の不調も受け止めてくれるし、精神的な憂鬱さも、やる気が起きない自分自身も、全部低気圧のせいにしておこう。

低気圧のせいにしながら、今日は何もやらずに、好きな物を食べて、さっさと寝てしまおう。

低気圧は本当はやさしいやつかもしれない。

みんな低気圧のせいにして、低気圧がすねてしまうといけないから、たまに低気圧に感謝しながら、毎日を何とかやり過ごしていこう。

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