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わたしやかぞくのはなし

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わたしやわたしをとりまく家族たちの話です。
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2021年1月の記事一覧

さいごに何食べたい?

美容院へ行った。 私は最近美容院をころころ変えてしまう。 極度の人見知りがあり、合わないなぁ・・・と思うと深く考えずに思い切って変えることにしたのだ。(合わないのはトーク内容的にとか、髪をイメージ通りに切ってくれるかとか、人間的なフィット感とか・・こうやって書くと私って何とも面倒くさいやつですね。) 今の美容師さんは私とほぼ同年代の男性。切ってもらうのは2回目。 私が「夫ががんを患ったこと」をひょんな事から話したら、美容師さんも「母親ががんになった」ということをひょろ

きのうからのつれづれ日記

①息子の受診昨日書いたとおり、息子に謎の腹痛と嘔吐が続いているため、昨日は病院を受診した。 「おなかの音は悪くないんだけどね〜」と医師は言いながら、採血をオーダーした。 息子は「血を取るの〜?」と青ざめた顔をしていたが、処置室では「お母さんは外で待ってて下さい」と2人のきれいな戸田恵梨香さんと福原遥さんみたいな若い看護士さんに言われ、私は外で待っていた。 すると中から「うふふふ」とか「キャー」とか「何歳なの〜?」とか「泣いちゃやだ〜」とか3人の楽しそうな声が聞こえてきて

今日はこれくらいにしといてやる

今日は私の両親の話。 昨日父からLINEが入った。 「(あなたたちの)事業所の掃除をしてもいいですか?」 父は普段は掃除をしない。普段の掃除は母にまかせている。 しかし、1回掃除をし始めると、徹底的にこだわりを持ってやり始める。 どうやら一昨日、事業所のロッカーの組み立てを手伝ってくれた際に、棚の上のほこりが気になってしまったらしい。 「母親と2人で勝手にやりたい」と志願してきたのだが、事業所は日曜でお休みだ。カルテ等の個人情報もあるため、関係者ではない夫婦を2人にし

国語や道徳の教科書を読むように

久しぶりのnoteです。 先日私たちの会社の開所式を行ないました。 といってもコロナ禍なので、職員と職員の家族だけの開所式ですが、良い開所式だったと思います。 夫が開所式の際に、職員に向けて話してくれた話に大変感動したのですが、何を話していたのか今日になったらもう忘れていました。(そして夫も何を話したのかやっぱり忘れていました) 看板もおかげさまでこのようにしました。(結局はんだで焼きました。今日は貼り付けを行ないました。) 見守って下さった方達、ありがとうございます

そんなことばが欲しい訳ではないんだ

本を読むのは比較的好きな方だと思う。 でもたくさんはやくは読めないので、自分のペースでゆっくりと読んでいる。 それは小さい頃からそうだった。 本を読んでいるといろいろな人に褒められる。 「えらいわね」 「立派だね」 「頭がいいんだね」 って。 それは大きくなってもそうだ。 「すごいね」とか 「勉強熱心だね」とか 「私にはとても無理」とか。 そう言われると何だか少し胸の辺りがちくちくして、いたたまれなくなって、自分が自分じゃないような感じがして、でも「これは

コナン君の「バーロー」と迷宮入りのおばあちゃま

元旦を迎えると、私の家族と私の両親は、地元の神社の初詣に一緒に行く事がここ数年恒例行事となっていた。 今年はコロナの事を考え、初詣は元旦に行く事は控えることにして、新年のあいさつ(というのはタテマエで狙いはお年玉)に伺う事とした。 実家に向かう車中で子ども達がしりとりをしていた。 大体2番目の子どもは狙っているのか天然なんだかわからないが、いつも素っ頓狂な答えを言うため、他の3人は心得て対応しているのだが、今日も切れ味がするどく思わず笑ってしまった。 「バ」という字で