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熱中症かメンタル不調か、判断するのに重宝していたアイテムはこれ

先日、夜中にこどもが嘔吐したお話を書きましたが、実はそのあとまた家庭内感染を起こしてしまいまして、しばらく酷い目に遭っていたくま一家です。

今日は胃腸炎の話から少し横に飛んで、脱水について書いていこうと思います。

脱水って、自覚症状があまり無く起こることが多いんですよね。
中学校の保健室だと、夏場の部活動とか、暑い時期の体育祭の練習などで過呼吸のような症状でやって来たり、ぐったりして運び込まれる子が多いです。

その状態だけ見ると、具合が悪そうなことは一目で分かるのですが…
これが熱中症(脱水)によるものなのか、それとも体の方は割と大丈夫なんだけどメンタルが参っているのか、分かりにくいんですよね。

これが病院だったら、何かしらの検査をしてはっきりさせることもできるのでしょうが…

とか言いつつ、おそらく病院でも、意識障害とか重度の熱中症でもなければ採血(血液検査)まではしないのかな、と思うのですが…

保健室では熱中症に限らず、そういった検査機器はありませんし、そもそも医療行為を行うことすらできません。

とは言え、病院に連れて行くにしても、判断できる目安は欲しい…

ということで、私がよく使っていたのが経口補水液(所ジョージさんのCMでおなじみのやつ)です。
あれって、脱水症状がない人が飲むとあまり美味しく無いんですね。しょっぱいと言いますか、もっと言えば…まずい。

なので、コップに入れて渡して飲んでもらい、味の感想を聞くんです。

「どう、美味しかった?」

って。

それで「美味しい…」って言う子は脱水症状を起こしている可能性が高いので、続けて何杯か飲んでもらいます。

「味が薄くなった」とか「おいしくなくなった」とか言われたら、脱水症状はひとまず改善したので、休養した後はクラスで様子をみれば大丈夫だろう…ということで、他の生徒と同じ活動ができる場所に返します。

ちなみに、最近はアップル風味も出たみたいですが、前から出ている普通の味の方を使っていました。

「まずい」って言う子は、弱っているのはメンタルの可能性が高いので、その時起こしている症状(過呼吸など)が落ち着くように対応すれば良いことになります。

ひとまず熱中症かもしれない、という疑いは1つ除外することができるので、暑い時期は重宝するアイテムでした。

最近は暖かくなって来たとはいえ、寒い日もあるし、熱中症なんてまだ先の話でしょ?って思っていると、あっという間に気温が5月下旬並みとかに上がったりしますよね。

ぼちぼち脱水や熱中症対策のことも頭に入れながら、ぜひみなさま気をつけていきましょう。

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