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#03 King Gnuって音楽知ってる?

2018年に一番聴いたのは間違いなく「King Gnu」(キングヌー)で、好きなバンドを問われたら「King Gnu」と答え、カラオケはみんな知らなかろうが「King Gnu」を歌った。

メジャーデビューも決まり、全国ツアー、ドラマのタイアップも決まったみたいで、もう完全に売れてしまった。これぞ、嗚呼ティスト。


もはや「King Gnu」というジャンル

King Gnu特有の「最先端の哀愁感」をひっさげて、ジャンルはシティポップってほど綺麗じゃなくって、その雑味はストリートな感じがあって、それでいてロックで、、、って、伝わるか分からないんですけど、これが、ニュージャンルの「トーキョーロック」なんじゃないかと思うのです。
From. https://note.mu/kuma_ga_hidoi/n/ne04f50b6b462

前に書いた感想だけどその通りで、「○○に似てる」なんてのがKing Gnuには無くて、新しい概念すぎて図書番号の付けようがないから、貸し借りカウンターのところにずっと立てかけてあるのがKing Gnu。


エロみが深い

なんだかスレてて女っ気のない感じ、イカちぃ〜ビジュアルは完全に輩な出で立ちに見えなくもない一方で独特な音作りも相まって、Vo.井口の歌声のエロいこと、背筋をそっとなぞられてるが如く、ゾワァっと、でも不快感のないむしろ気持ちのいい、でも、いきすぎない感じが焦れったい焦れったい。スン止め。もっとお願いしますって全裸で土下座するレベル。こんな気持ち悪い例えよりも一回聴いたら分かるから。とりあえず『Vinyl』。


すんばらしいアートワーク

曲はよくてもMV、バンドロゴ、ライブグッズのデザイン諸々がダメなバンドがめちゃくちゃ多い。デザインに金かけていないというよりは、バンドマン界隈の視覚的センスがそもそもあまりよろしくないのかもしれない。 #偏見

一方で、King GnuのMVやグッズ、CDジャケットなどのプロダクトやアートワークは全て、常田が率いるクリエイティブ集団「PERIMETRON」が制作しているというこだわり。しかも、めっちゃかっこいい。なんでMV作るときに、この構成でしようだなんて思いつくのかすごく気になるし、ブレストから完成までの過程を見たい。単純に憧れてる。

常田 PERIMETRONは去年立ち上げたチームで。単純にダサい映像に俺らの音楽を付けたくないと思ったんですよ。King Gnuとはまったく別軸の活動なんですけど、自分たちでKing Gnuの映像も作っちゃったほうがいいかなと。
引用:https://natalie.mu/music/pp/kinggnu

この『Flash!!!』なんか、曲名通り、バチバチバチバチィって照明がフラッシュする演出にこだわり過ぎてポリゴンショック以来の地上波放送禁止になる事態。

誰もが矛盾を抱えてんだ
翻弄され躍り躍らされ
それでも何度でも立ち上がれ
いつだって主役はお前だろ

パンチラインフォォォォォォォォォォォォォォォ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎


しゃれおつファンキー昭和歌謡

CDとライブとで音作りが全然違うの最THE高。


とにかくスゴイんだ。初めて見た時おおおおおおおおおおってなったもん。間違いなく今年の顔。

だから今年は、貸し借りカウンターのラックの一冊から「King Gnu」って本棚ができるまでの過程をしっかりと見ていたい。


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