3万5000円のリンゴジュースを5秒で飲み干して思うこと
ふとnoteを眺めていたら、こんなコンテストを発見した。
日本証券業協会×noteで、
「#お金について考えていること」
をテーマに投稿コンテストを開催する、と。
僕自身、ここ数年で
お金に対する価値観が180度変わったので、
ここに記しておこうと思う。
備忘録も兼ねて。
まず、タイトルの通りだが、
最近、銀座で、
3万5000円のリンゴジュースを飲む機会があった。
それはもう、リンゴジュースというより、
リンゴ本来のうまみエッセンスだけを
抽出した液体のかたまりであり、
でも喉越しは滑らかだったので、
なんとも言えない感覚に包まれた。
コンビニで売っているリンゴジュースは100円だが、
ここにあるリンゴジュースは3万5000円。
コンビニのリンゴジュースが350本も買えてしまう。
僕はそんなリンゴジュースを、5秒で飲み干した。
そして、ふと、会社員時代の頃を思い出した。
給料日前になるとお金がなくて大変だった。
給料日の3日前くらいからそわそわし始めて、
口座残高を確認する。
毎日のように安いご飯を食べ、
1万円以上のものを買うのに躊躇した。
今となっては貯金の無意味さを悟っているが、
当時は貯金を好んでおり、
ボーナスが入ったらなるべく貯金に回そうとしていた。
知識や経験に投資しようなんて全然考えていなかった。
貯金をしてるはずなのに、お金がなかった。
手取りがそこまで多くない上に
生活費が意外とかかっていたので、
ひたすらにお金がなかったのだ。
「これ、1000万貯金するとしたら10年以上かかるよな…。
でも1000万貯金程度あっても老後が…」
と、毎日心配・不安だった。
あれから数年。
たった数年で、
3万5000円のリンゴジュースを
5秒で飲み干すまでになった。
そして思うのは、
「お金にはそこまで価値がない」
ということである。
本当の富とは、
お金や地位や権力や有形財産など全て失った時に残るものでり、
お金は本当の富ではない。
ゆえに〝お金だけ〟を追ってる人は
お金持ちになれたとしても富を築くことはできない。
僕はそれに気づいてから、
知識や経験や人間関係に重きを置くようになった。
3万5000円のリンゴジュースとか
普通に考えたら無駄遣いである。
でも、無駄なことに
お金を使うことも豊かさであり、
そして『経験』が残る。
お金と経験を交換し、
真の富として蓄えているのだ。
若い世代から上の世代まで、
手持ちのキャッシュが3000万もないのに
金融投資に走ってる人が多い。
積み立てNISA?とか。
正直、意味がわからない。
金融投資は、余剰資金でやるものである。
知識投資、経験投資、事業投資を経て、
事業に資金を投下しても
リターン率で採算が合わなくなってきたとき、
金融に投下していけばいい。
資本主義社会を攻略していく最短ルートがあるのに、
みんな、なけなしのお金を大事にしてしまい、
しまいにはなけなしのお金で金融投資に走ってしまう。
当然、知識も情報も所有していないので、
「富」なんて全然あろうはずがない。
その状態で、自分が息を引き取るとき、
一体何が残るのだろうか?
お金は稼ぐより使う方が難しい。
お金と時間の使い方で未来は大きく変わるので、
少しでも豊かに、
富が築ける使い方をしてほしいなと読者に対しては思う。
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