アビスパ福岡2019年ホームゲーム観客数推移を調査してみたら福岡市の特性が透けて見えた件

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アビスパ福岡の2019年シーズンが終わりました。
順位は22チーム中16位。
ホームゲーム観客数は、6,983人と昨シーズンの8,872人から大幅にダウン。
その原因はどこになるのかなーと、気になったので調べてみました。

調査のきっかけ

オリベー(・×・) (@OlibeyI) さんのこのツイートを見て、面白い!と思ったのがきっかけでした。FC岐阜は結果は残念でしたが、観客数はグラフを見て分かる通りきれいな増加傾向で、勝ち負けが観客数に影響がないことをしめしています。

アビスパ福岡2019年観客数の推移

アビスパ2019ホームゲーム観客推移

ということで調べてみました。
グラフと見ると、今季1万人を越えた試合は6試合。それ以外は6,000人前後で横ばいといった感じでした。
さて、グラフの背景は、グレーが博多の森陸上競技場、白がレベルファイブスタジアムでの開催になります。
これをみると、スタジアムによって観客動員に大きな差があることがよくわかります。

スタジアムでどれだけ観客数が違ったのか

アビスパ2019スタ差異

スタジアム別で観客数の平均を比べたグラフがこちら。
博多の森陸上競技場が5,666人に対して、レベルファイブスタジアムは7,970人。なんと、1.4倍の差が!!!!
やはりラグビーワールドカップで、レベスタ使用できなかった影響がかなり大きかったと言えるのではないでしょうか。。

条件を同じにして調査してみた

アビスパ2019土曜スタ差異

実は、博多の森陸上競技場では、ほぼ土曜日の昼時間帯しか試合がありませんでした。(1試合のみ水曜夜開催)
ということで、レベスタも同状況で比較してみたところ。。
その差は5%。とはいえ、レベスタのほうが集客ができていたということが言えますね。
実際、福岡空港のからのシャトルバスの電光掲示板の行き先も博多の森陸上競技場に行くにも関わらず「レベルファイブスタジアム行」でしたし。
来年、レベルファイブがネーミングライツを更新しないため、レベスタではなくなります。この愛称を浸透するまでは、混乱が生じそうで心配です。

福岡市の特性がみえた

アビスパ2019土曜時間帯差異

さて、観客数の差異を同条件で調査したら、40%あった差が5%に減りました。それはなぜでしょうか?
そこで、スタジアムは関係なく、土日と昼夜で調査しました。
そうすると、同じ昼時間開催でも、土曜日と日曜日では観客数が1.8倍もの差となりました。よる開催も同様に日曜日のほうが伸びています。
そこには、福岡市の特性があると考えています。
福岡市は、経済活動別の割合で見ると9割以上が第三次産業となっています。その中でも、小売業およびサービス業が多い。ということは、土曜日の日中はお仕事している方が他都市に比べて多いということになります。

そのため、通常だと稼ぎ時と思える「土曜日昼時間帯」は、福岡市においては逆に苦手なのです。
昼よりは夜、土曜日よりは日曜日が好まれる都市、それが福岡のようです。

まとめ

アビスパ福岡が苦戦した2019年。
調査の結果、私が考える観客数が伸びなかった要因は、以下の通りです。

・ラグビーワールドカップ開催に伴いレベスタが約半分使えなかった
・J2だけども、土曜日開催が多かった

まあ、そんなジンクスに負けないファンづくり。
それにつきますね。

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