パレンケと時空を超えて繋がる「水晶の月」
水晶の月19日、KIN135(5・鷲)に行われたYouTubeライブ「タイムスコアを語る」は、初の試みではあったものの、比較的スムーズに進められて、何とか無事に終える事が出来た。ライブ参加して下さった方、チャットでコメントを入れて下さった方、そしてメールで嬉しい感想を寄せて下さった皆様に、心から感謝したい。
ライブの中で、今月「水晶の月」のイラストについても少し触れたが、改めて、今年の「水晶の月」とパレンケのシンクロ率が高い事に気付かされたので、その事を記録しておきたいと思う。
現在の「赤い自己存在の月の年」版タイムスコアのモチーフがパレンケである事は、動画【パレンケ「碑銘の神殿」とKIN69】で述べている通りだが、その動画で語っている時点では、今年の「水晶の月」にパレンケからのお宝が日本にやって来る事など全く知らなかったのである。
『13の月の暦』の誕生には、1989年にパレンケの「碑銘(碑文)の神殿」で行われた儀式が深く関わっているのだが、その「碑銘の神殿」からパカル王の墓室が発見されたのが1952年6月15日で、『13の月の暦』だと「水晶の月17日、KIN218」に当たる。
水晶の月17日(6/15)がパカル王の墓室開封記念日であるのは毎年の話であるが、今年は、その翌日の水晶の月18日(6/16)から東京国立博物館で「特別展 古代メキシコ マヤ、アステカ、テオティワカン」が始まっていて、何とその目玉はパレンケの「赤の女王」なのだ。
「赤の女王」は1994年に「碑銘の神殿」に隣接する「13号神殿」から発見された。そして、「赤い自己存在の月の年」版タイムスコアの「水晶の月」のイラストは、何とその「13号神殿」の隣の「12号神殿(別名:髑髏の神殿)」をモチーフにしているのだ!
「12号神殿」には骸骨の漆喰彫刻があって、その髑髏は「ウサギの骸骨」と言われている事から、みよこみよこさんが「水晶の月」のイラストとしてチョイスしたのだと後になって気づいたのだが、これも驚くべきシンクロだと言えよう。
なぜなら、12番目の「水疱の月」のトーテムをウサギと発表したのはアグエイアス夫妻なのだが、その根拠は、古代マヤにおける星座を再発見したヒュー・ハールストンの『en El Zodiaco Maya(マヤの星座)』(1991)に従っていることが、パン・ジャパン・ライブラリーに記されているのだ。
つまり、パレンケとは特に関係の無い文脈で「水晶の月」のトーテムがウサギと決められた訳だが、「銀河の音12(水晶)」と数でシンクロするパレンケ「12」号神殿に「ウサギ」の髑髏(とされる)彫刻があり、「水晶の月」はG暦5/30~6/27に対応していて、常にパカル王の墓室発見の記念日(6/15)を含んでいるのである。
その上、今年「赤い自己存在の月の年」は、パレンケ「12号神殿」と「碑銘の神殿」に挟まれた「13号神殿」に埋葬されていた「赤の女王」の副葬品が、東京国立博物館でまさにその「水晶の月」にお披露目されたのだ!
みよこみよこさんは、まるでこの流れを知っていたかのように『13の月の暦タイムスコア』(赤い自己存在の月の年版)の「水晶の月」に「12号神殿(ウサギの髑髏の神殿)」を描いていたのである(パレンケをモチーフにというアイディアは私が提案したものだが)。
運良く今年の『13の月の暦タイムスコア』を手にしていた方は、このシンクロを深いレベルで味わって頂けることだろう。全ては高次の共時性秩序のなせる業であり、誰かのエゴで引き起こされていることではないのだ。
尚、新年度「白い倍音の魔法使いの年」版タイムスコアのイラスト原画展は、「特別展 古代メキシコ」と完全シンクロして、水晶の月18日(6/16)から二子玉川Time&Spaceで始まっている。最初からこの日付を狙った訳ではなく、制作の遅れその他の事情もあって、パカル王墓室開封71周年当日(6/15)にセッティングし、翌6/16からスタートという事になったのである。
ちなみに、二子玉川にTime&Spaceが誕生したのは2013年7月5日(KIN143)で、まさに『13の月の暦』が目標点としていた銀河の同期(2013年7月26日=KIN164)直前の事であった。そういうタイミングに誕生した「時間を空間」という場所でタイムスコア展が開催されているという事も、ある意味、驚きに満ちた出来事だと言えよう。
この驚くべきシンクロについて本稿を通じて知った方は、この時空の流れに縁ある方である。ぜひ「特別展古代メキシコ」と「タイムスコア展」の両方を味わって頂ければと思う。ただし、2つをハシゴできるのは7/9(宇宙の月13日)までで、時は限られている。一度きりのこの機会を活かすかどうかは、あなた次第である。(D)
水晶の月9日 8・蛇(KIN125)
追記:「水晶の月」全体は13日に一度巡ってくる「水晶の円卓の日」のスケールアップ版とも言える。パレンケと「水晶の円卓」は切っても切れない関係にあるという意味で、過去記事も紹介しておきたい【パレンケ円卓会議からアースデイへの贈り物】。
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