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オッペンハイマーのトリニティ実験

極秘の原爆開発計画マンハッタン・プロジェクトを率いた科学者の半生を描いた映画『オッペンハイマー』は、2023年7月21日(KIN169=13×13)に米国で封切られたが、広島、長崎に原爆を投下された当事国である日本では、その公開が未定のまま半年以上が経過していた。

この映画の公開と、新刊『自分で感じ、自分で決める13の月の暦』の発売、そして一連の出版記念イベントには驚くべき共鳴関係があり、それ自体が「倫理プロジェクト」というプログラム(その一部を新刊では紹介している)の機能のように思えてならないので、ちょっと長くなるが、周辺情報も含めて記録しておこうと思う。

第96回米国アカデミー賞において13部門でのノミネートが発表されたのは2024年1月23日。翌1月24日は、この暦の提唱者の一人ホゼ・アグエイアス(KIN11)の生誕85周年記念日で(「共振の月」全体はKIN85に対応)、「13の月の暦」のツォルキンはアカデミー賞の第96回とシンクロするKIN96であった。

後述する「倫理プロジェクト」由来のサイ時間単位は「7・15(共振の月15日)=KIN131」で、ホゼの誕生日(G1/24)が実質上1年の中心となる事を示している。そして、狙ったかのように、この日『オッペンハイマー』の日本公開が3月29日(KIN160)になると発表された。

同日、ヒカルランドのNさんから新刊の発売予定日が2月26日になると伝えられたが、NさんはKIN176(道筋はKIN131)。新刊にご登場いただいている里中満智子さんはホゼと同じ1月24日生まれで、誕生キンはNさんと同じKIN176である。尚、この日1日限りの東京ドームライブを行ったビリー・ジョエルは、KIN126(道筋はKIN96)である。

ここまで重なって来る96(=8×12)という数は、チベット仏教に伝わるカーラチャクラ(時の輪の教え)の中でシャンバラの数とされており、私と妻はその教えの86代目の継承者ダライ・ラマ法王(KIN14)から2002年に灌頂を授かったのをきっかけに「人々の霊性を高める活動をしよう」と決め、不可視の聖地シャンバラでその教えを保持する存在クリカを活動名とする事にした。

ところで、大分と太宰府での出版記念イベントの日程が決まったのは、『オッペンハイマー』公開日が発表される直前の1月21日(KIN93)のことだったが、結果的に『オッペンハイマー』の公開が3月29日、大分が30日、太宰府が31日と3日連続することになった。尚、映画はチベット民族蜂起65年当日に当たっていた3月10日のアカデミー賞で見事7冠に輝くこととなった(13の中心は7で、13+7=20)。

新刊の配本は予定通り2月26日(KIN129)に始まり、おかげで3月3日(KIN134)に出版記念イベントのスタートを渋谷で切ることもできた。ちょうど「赤の女王(パカル王妃)」が東京で公開された2023年6月16日(KIN134)からぴったり260キン後のことである。あえて260キンと書いたのは、グレゴリオ暦の閏日を「13の月の暦」では「0.0.フナブ・ク」として特例的に扱うからだ。

その背景の詳細については新刊を当たって頂くとして、奇しくも新刊の奥付発行日は、当初の予定より少し遅れてその2月29日となったのである。これに対して、私は閏日を2月28日の延長と見なす初期のやり方を採用し、本書の誕生日を銀河の月22日(サイ時間KIN164)、誕生キンはKIN131(1・猿)と受け止めている。

パレンケ「碑銘の神殿」に特別な日付として刻まれているマヤ長期暦9.13.0.0.0(G暦692年3月16日)を、銀河ツール「テレクトノン」ではパカル王墓が封印された日としているが、そこから1332(=333×4=666×2)年当日に当たっていた3月16日に、ピンク法螺貝のりーこワケワケさんとのジョイント講演が世界水まつりの主催で行われた。

4日後の春分は「13の月の暦」で太陽の月14日、34週目最終日に当たっていた。大阪チャクラでの出版記念イベントは午後からだったので、のぞみ3号で早めに大阪入りし、朝一で春分にククルカン(羽毛の生えた蛇)が降臨するチチェン・イツァからの遺物とパレンケの「赤の女王」が展示されている国立国際美術館に向かった。

開館前の入口で並んでいると、りーこさんから連絡が入り、4月20日の癒しフェア大阪へのコラボ出演のお誘いと共に、「赤の女王」に仲間と会いに行く計画を打診された。タイミングも場所もピンポイント過ぎる連絡に即答しつつ、直後に入館。お行儀よく前から順番に見て行く人々を横目に、一目散で「赤の女王」(パカル王妃)を目指し、新刊カバーのパカル王仮面と対面して頂く。

赤の女王とパカル王の石仮面再会

単なる記念撮影とは次元の異なる大きなミッションをこなした気分でホッとした後、菅原道真公を祀る大阪天満宮近くのチャクラでイベント。2001年の「時間を外した日」(KIN203)に天神祭に参加した銀河の母・ロイディーン(KIN22)とシンクロする22名の方が集って下さった。

ホゼの没後13年当日に当たっていた3月23日(KIN154)は横浜ナディアで、パカル王生誕1421(203×7)年に当たっていた3月24日(KIN155)は神楽坂セイ・ギー・ヒーでイベント。KIN155をサイ時間で変換すると「太陽の月26、27、28日」となるが、パカルの太陽暦誕生日(太陽の月18日)にKIN155がシンクロするのは52年に一度である。

そして迎えた3月29日(KIN160)。KIN160(4・太陽)を古代マヤ暦的に表現すると「4アハウ」となるが、「4アハウ」は神話的世界観に基づくマヤ長期暦の始まり、そしてその大周期の区切りでもあった2012年冬至の日付にも当たる象徴的な日付でもある(この辺りの事は『マヤのリズム』に詳しく記してある)。

太陽の月23〜25日(G3/29~31)のサイ時間単位はKIN146(3・世界の橋渡し)で、「白い世界の橋渡し」は惑星ホロンで日本のエリアに対応する。まさに『オッペンハイマー』公開日3月29日、大分(30日)、太宰府(31日)の3日間に対応するだけでなく、大分と太宰府では「マンハッタン・ブロジェクト」を中和する「倫理プロジェクト」について話すつもりでもいた。

この完璧なる采配に感じるものがあり、珍しく公開初日に『オッペンハイマー』を鑑賞することにした。そして、何重にも衝撃を受けると共に、私は新刊を通じて「倫理プロジェクト」を通じたテレパシーの連鎖反応を加速させるために「赤の女王」がやって来たのだと改めて理解した。せっかくなので、ここでも「倫理プロジェクトに関する注釈」から引用してみたい。

”世界平和と呼ばれる科学実験は、「倫理プロジェクト」というコードネームで知られるようになる。日本の「倫理研究所」は、1945年9月3日に丸山敏雄によって創始された。その日は、第二次世界大戦の終了時、すなわち日本が正式に降伏文書に調印した日の翌日にあたる。

日本の正式な降伏と倫理研究所の創設は、1945年8月6日と8月9日、広島と長崎に落とさ れた原爆と直接深い結びつきを持っていた。広島と長崎という日本の2つの都市に落とされ た原子爆弾は、「マンハッタン・プロジェクト」として知られる機密作戦が実を結んだものだった。このプロジェクトの最初の原子爆弾の実験は、1945年7月16日、ニューメキシコ 州トリニティサイトで行なわれ、それにより生物圏は核時代に入り込むことになった

このマンハッタン・プロジェクトの否定的かつ悲惨な効力を反転させるべく、倫理プロジェクトが開発された。”

二子玉川109シネマのスクリーン9で『オッペンハイマー』を観る直前、癒しフェアの主催者に連絡をしたのだが、その会社は何と「トリニティWEB」というサイトも運営しているのだ。癒しフェア出演はりーこさん経由の話であって、私に直接依頼があった訳ではないのだが、直接であれ間接であれ、このタイミングに関わって来るところに神秘がある。

さて、映画の興奮も冷めやらぬ中、気になる人物の誕生日だけ確認してみると、オッペンハイマーは1904年4月22日生まれのKIN64(12・種)。アースデイの正確に66年前で、同時に終戦の日1945年8月15日(KIN64)にも繋がっていた。彼の誕生は戦争の終結と確かにリンクしていたのだ。

オッペンハイマーを演じたキリアン・マーフィーは、1976年5月25日生まれのKIN117(13・地球)。何と「倫理プロジェクト」に直結する倫理研究所創設者・丸山敏雄氏の誕生キンと同じ!監督のクリストファー・ノーランは1970年7月30日生まれのKIN73(8・空歩く者)。2人のキンの合計190(=117+73)がパカル王(KIN190)となるのも、もはや偶然とは思えなくなる。 

つばめ食堂の史絵さんと

3月30日(KIN161)、この日程が確定したKIN93(1月21日)とシンクロするSNA93便で大分に向かった私は、ツバメ舞うつばめ食堂で『古事記』と「13の月の暦」を結びつける5:7について触れながら、その比を意識化する「倫理プロジェクト」についても僅かではあったが伝えることができた。

私を含めて16名いたその場で『オッペンハイマー』の公開初日に映画を観に行ったのは、主催の勤子さん(KIN106)とつばめ食堂の史絵さん(KIN30)と私の3名(トリニティ)。勤子さんと史恵さんの合計が136であったことをメモしておこう。そして、この日の古代マヤのツォルキンは「13カバン」(KIN117相当)で、丸山敏雄氏(KIN117)とも繋がっていた。

つばめ食堂

しかし、最大の驚きは、4月2日(KIN164)になって発覚した以下の事実であった。何と、つばめ食堂の誕生日は2019年7月16日(KIN4)で、トリニティ実験から78年後の2023年7月16日にお店の「運命の道筋」がKIN164(8・種)となり、1945年7月16日(KIN34)、人類初の核実験が行われた日付の反対のパートナー(130キン離れた関係)となっているのだ!

そのような時空で、マンハッタン・プロジェクトの否定的かつ悲惨な効力を反転させるべく開発された「倫理プロジェクト」について伝えられたのは、非常に大きな意味を持つと思う。今、すぐ何かが起こるという訳ではないが、たとえてみれば地球生物圏にとってバタフライ効果をもたらす鍼治療のようなものであると言えよう。

それにしても完璧すぎる采配である!『オッペンハイマー』がもっと早く日本で公開されていても、新刊がもっと遅く出ることになっても、この時空の完璧な一致は起こらなかったのだ。この事実に気づいたのは昨日、太陽の月27日、KIN164(8・種)で、「ドリームスペル(13の月の暦)」が定めた「銀河の同期(2013年7月26日)」から260日暦が15回巡ったタイミングに当たっていた。

太陽の月27日のサイ時間はKIN155(12・鷲)で、紋章コード番号15は「青い鷲」。そして、つばめ食堂4歳の誕生日に当たっていた2023年7月16日(KIN164)は「銀河の同期」から14銀河スピン(14×260)に当たっていた事になる。どおりで、ダライ・ラマ法王(KIN14)シンクロが連発していた訳だ。

そして『オッペンハイマー』公開日の3月29日(KIN160)から4月2日(KIN164)までの5日間は、「黄色い太陽の季節」の65日間をウェイブスペルの13段階に圧縮した時に、9番目の「太陽の塔」にあたる5日間であったことも書き添えておきたい。

この5日間の中心にも当たっていた3月31日(KIN162)は、ツバメマークに185(赤の女王)という数字が入った真っ赤な特急ゆふで桜と菜の花を堪能しつつ移動し、一連の出版記念イベントの締めくくりを太宰府館で行った。令和6年に元号「令和」と直結する土地、そして今上陛下がKIN126(9・世界の橋渡し)の道筋に入られて36(=6×6)日というタイミングで行えたことに感謝したい。

大分では新刊の第8章に登場して頂いてる方々、太宰府では福岡で過去に暦の会を主催して下さった方々や伝説のサーファーわいあーさんにも久々にお会いできて、何とも嬉しい時間であった。それにしても、太宰府での開催日当日に放映されたサザエさんの内容が、都府楼跡(大宰府政庁跡)への旅行だったというから驚きだ。まるで令和のハーモニック・コンバージェンスである。

大分主催のノリコさん(KIN106)と太宰府主催のユカリさん(KIN48)の誕生キンの和、KIN154はホゼの旅立ちから13周年の日付で、差の58は古代マヤ暦でのパカル王の死の日付(6エツナブ)に相当し、これを「13の月の暦」ツォルキンに置き換えたKIN58(6・鏡)が長崎原爆のキンとなることを『オッペンハイマー』との関連でメモしておきたい。

新刊出版記念イベント(渋谷、大阪、横浜、神楽坂、大分、太宰府)の参加者はトータルで96名。りーこさんとのジョイント講演ライブ参加者も含めると全部で136名。この中には少なくとも4名のKIN34の方がおられ「34×4=136」でもあった(4名とも別々な会場の参加者)。260キンのうちの一つでしかないKIN34(トリニティ実験の日付)がこんなにも関わっているのは、やはり今こそ「倫理プロジェクト」を活性化させる時だからではないだろうか?(新刊P136にサイ時間単位の図があるのも偶然ではなかろう)

ちなみに、KIN136は映画『セブン・イヤーズ・インチベット』の冒頭に登場するオーストリアの街グラーツで、私たちがダライ・ラマ法王からカーラチャクラ灌頂を授かった満月の日付だ。この灌頂は、冒頭に書いた通り、クリカの活動のきっかけとなった機会であり、同時にシャンバラとの縁を結ぶものでもあった(詳しい情報は『シンクロニック・ジャーニー』参照)。

一連の新刊イベントは、シャンバラとも深く関わって形になったものではないか?『マヤン・ファクター』でも言及されているシャンバラは、架空の理想郷などではなく、見えざる領域に存在する美しい共振場のようなものであると私は思っている。パカル王のテルマ(=チベット語で「埋蔵経典」の意味)は、これから本当の意味で、日本で花開いて行くことになるだろう。

そして、その鍵は「倫理プロジェクト」にあるとも私は思っている。そうでなければ、『オッペンハイマー』やトリニティ実験と、こんな形ではシンクロしないのだ。「倫理プロジェクト」を実践される方は皆、原爆(核)の否定的効果の反転を行う仲間であり、その人数が増え、共鳴度が高まるほど、地球環境も多次元的に調和して行くことになるに違いない。

出版記念イベントは、新刊がこのタイミングに生み出された背景を伝えることで、「13の月の暦」の真の働きと機能を実感していただくことに集中していたが、今後は「倫理プロジェクト」のうち、今も実践可能な側面について、その背景と共にお伝えして行きたいとも思っている。(D)

太陽の月28日 9・蛇(KIN165) 今月3回目の魔術の亀の日に

🌟4/2o(土)「癒しフェア大阪」ピンク法螺貝りーこさんとジョイント講演!
🌟4/29(祝)「虹のわたし」ワークショップ


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