プレまま妊婦、折り返し地点

こうして、初めての妊婦体験を、身体で感じていると自分の産まれてくる前を色々と思い出してしまいます。

親を選ぶ時、自分の体格・性格・勉強の出来具合・男の子がいいか女の子がいいか・どこの国を選び・どの言葉で話すか・どの土地に産まれるのか・・・

小さい子達がよく口にする『だいぶつ様』と呼ばれる大きい神様の存在は、私には見えなかったように思う。

優しくて、包み込むような声で人に産まれる為の約束事や、決まり事を沢山話してくれた。

決して、要望に反対する事も無いし、否定もしないけれど、条件が付くこともある。

『君がそれを選ぶなら、こういう事もあるからね。いい事ばかりではないよ。成長する為に自分で選ぶのだからね。お勉強頑張ってらっしゃい。』

『そうそう。君は5回生まれ変わる。3回は辛い人生だよ。あとの2回は幸せな人生。どちらから進む?』

『辛い方からいく!後から幸せの方がより嬉しいから。』

『・・・頑張って行ってらっしゃい。』

そうやって、送り出されてこの世に落ちていくのです。

江原先生はバンジージャンプのようだ、と表現をしていますが・・・

私の言葉で言うなら『ただの急降下』

物凄い勢いで落ちていく、というか飛んでいく感じです。生き急ぐ訳でもないけれど、急いで降りていった私。

その途中、一緒に付き添ってくれたのが多分主護霊さん。

『この事は忘れて生きなさいよ。』

(そんな事したら遠回りしちゃう!絶対に忘れるもんか!)

そうやって、意地を張って降りていきました。本当は、忘れるべきだったのかもしれない。その方が、ちょびっと生きる楽しみも違ったのかも(笑)

お腹の中にいる私は、必死でした。生きる事にも、産まれてから1人で頑張れるように、歩く練習を必死でしていた。

多分、生きづらい子宮の中だったのかもしれない。

(よぉし、これで外に出ても歩けるぞ!もう大丈夫だ!)

そう思った途端意識は途切れ、気が付けば白い世界へ。身体は思ったよりも動かない。重たい。なんか・・・沢山いじられて気持ち悪い!!

(いやだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!)号泣

これが最初の産声。

誰かが言ってた。最初の産声は人生の目標を叫んでるって。誰だよそんなメルヘンな事言ったの(笑)

私はちっともメルヘンじゃなかったわよ!

外に出たら、なんでも出来ると思ってたから、思い通りにいかないし、沢山触られるし、散々だったわよ!(笑)

そうして産まれた私は、『未熟児』予定よりも数週間早く産まれ、父の手のひらサイズの大きさでこの世に生を受けた。

だからこそ、お腹に語りかける言葉はちょっと特殊というか、対等に話してる。

言葉は拙いけど、子供扱いするのは間違ってる。それは、私が乳幼児から経験した事だから。

『まだ分からないから』『まだ理解できないから』『どうせ分からないから何言っても大丈夫』

そんな、大人の言葉を聞いて呆れていた私の気持ちは、誰にもわからないもの。

時には、『何馬鹿なこと言ってるんだろう。私でもわかるのに。』って思ってる事だってある。

大きくなれば忘れる事もあるけど、乳幼児期には、大人よりわかっている事の方が多い。

そんな経験をしたからこそ、自分の子供には子供として接する分、対等な目線で見てしっかりとこの世を生きていける知識を、受け取ってほしいと思っている。

子供だから。と馬鹿にしたりはしない。子供の魂は自分より年齢が上かもしれないのだ。

尊敬の念を持たないと、自分が親だから正しいなんて、恥ずかしい傲慢な人間にはなりたくないし、そんな姿を見せてはならないから。

手探りだけど、親にさせてもらえる事を感謝して、教え育むという家庭を作っていけるように頑張ろうと思うのでした✨

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