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偉人の言葉から学ぶゲームデザイン No.02|星新一『ひらめきの法則』より

日本を代表する短編作家、星新一が「ひらめく」ための方法論を大公開。定石を覚え、異質なモチーフを組み合わせ、それを想像力で展開する……。短編作家にとって企業秘密ともいえる着想法について分かりやすく語ります。

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784108302358

「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ」ということは、よく聞く話だけれど、星新一の講演録『ひらめきの法則』には「定石を覚えろ」という+αがあります。ストーリー制作であれば、小話のあらすじを覚えて頭の中に叩き込む必要があるし、囲碁・将棋であれば定石を覚えなければ強くなれない。当たり前だけれど、大事なポイントですよね。

ゲーム制作であれば、ゲームシステムが定石にあたります。

近年のゲーム受託開発ビジネスはコンペが基本になっています。だから、どれだけ多くの定石を知っているかで、提案できる企画の質と量に差がでてしまいます。

具体的には「来季に始まるアニメにあったゲームを提案して!」とか「流行っている◯◯のようなゲームを提案して!」といった宿題が、発注元のプロデューサーからだされるのです。

お題が出されてからゼロからゲームを調べているようでは、コンペを勝ち抜くことは難しいでしょう。


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