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私の愛する野菜達

北海道での出会いとこだわり

こんにちは。
薬膳師のクコの花です。

皆さんは食にこだわりはお持ちでしょうか?

私は何でもバランスよく美味しくいただくという事に一番こだわりがありますが、人と人の繋がりだったり、思いのこもった物を食したいという気持ちもあります。

これは教室理念にも繋がっていて、生徒さんとの繋がりとか思いを大切にしたいというのが一番にあります。私が事業を株式にしなかった一番大きな理由でもあります。株式になるとどうしても利益優先になってしまいますから。。。

子供達がまだ小学生だった頃、夏休みに北海道へ行きました。普段自然に触れる機会が少ない子供達に野菜がなるところ、育てているところを見せたくて連農園さんの夢畑のもぎ取り体験に参加しました。

畑ではどのように野菜を育てているのか、野菜の特徴、もぎたての味の試食等をさせていただき、摘果したメロンにカブトムシが集まってくる様子なども拝見しました。

その時に私が一番感銘を受けたのが連さんの農業への思いでした。

『自分の子供達に安心安全なものを食べさせたい』
『自分のやり方で美味しくて安全なものを買い手にも届けたい』

苦労を乗り越えて経営を軌道にのせていった連さん。子供達への思いは強く、親としての姿勢も尊敬できる方で、この人が作った物なら間違いないだろうと思ったのです。

それ以来、10年以上でしょうか?
毎年夢畑の野菜を北海道から送っていただいています。

旬の物から季節の移り変わりを感じる

連農園では夢畑セットといって一年を通して野菜が届くコースがあります。私はこの夢畑セットを毎年頼んでいます。

5月にアスパラが届くと夏の始まりを感じます。
メロン、トマト、トウモロコシ、スナップえんどうと届き、じゃがいもやかぼちゃで夢畑の一年が終わります。

メロンが届くと夏休みを思い出し、とうもろこしが届くと秋の始まりを意識します。そしてかぼちゃが届くと『あぁ、今年も夢畑の季節が終わるなぁ。。。もうすぐ冬の準備をしなくちゃ』と季節の移り変わりを感じる事ができます。

今ではスーパーでは一年中何でも手に入ります。ですがこちらでは季節のものしか味わえないので季節の移り変わりをしっかり感じる事ができるのです。

子供達も自分達が行った畑のものが届くというのは楽しみでもあったと思います。ひと夏の思い出とともに食べる野菜はより美味しく感じるものです。

おかげで我が家の子供達は野菜が大好き。
特にトマトは大人気で、届くとあっという間に食べ尽くしてしまいます。子供達にとってトマトはおやつという感覚です。

無農薬野菜で自家製薬膳食材を作る

私は薬膳師なので、野菜の皮だったり、種だったり、皆さんが廃棄しがちな物をよく使います。夢畑の野菜は出来るだけ自然に育てられています。

完全無農薬で育ったトウモロコシは見つけるのが意外と大変で、トウモロコシが届くとすぐに皮と髭を洗って乾燥させます。

トウモロコシの髭は南蛮毛とか玉蜀黍(ぎょくべいしゅ)などと呼ばれ生薬として使われています。
水捌けのよい身体を作る手伝いをするものです。中医薬膳用語では利水作用などと言ったりします。


浮腫みやすい人、尿の出が良くない人など
に使います。利水作用のある食べ物や生薬は身体を冷やすものが多いのですが、トウモロコシの髭は冷やす力は弱いので、胃腸が弱く、冷え性タイプの水の巡りが悪いかたにはおすすめです。

こうして作った薬膳食材をはじめとする夢畑の野菜は、教室でも大活躍でした。生徒さんにもファンが増えていき、今では夢畑仲間が出来て嬉しく思います。

思いを大切に野菜を作られる農家さんは他にもたくさんいらっしゃると思います。ですが、そういうかたに限ってなかなか大々的に宣伝されたりはしていないことが多いです。出会うのは大変です。それだけに出会ったご縁というのは大切にしたいものです。

今日は講座でも使用している野菜を紹介しました。
気になるかたは是非、連農園「夢畑」のHPをご覧くださいね。

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