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Vtuberへの誹謗中傷で「ガワに言っただけ」が通用しない理由
一定期間の活動実績があればネットのハンドルネームであっても名誉棄損の被害を訴えることが出来るから多かれ少なかれ名が知れ渡るVtuberならなおさら訴えが通りやすい、以上
身も蓋も無いですが本当にまともな活動実績があれば匿名アカウントでも法的措置が出来ます。
実際、私は活動実績がしっかりしており黒い点が無かったので発信者情報開示請求の裁判で勝つことが出来ました。
こういう話は以前こちらの記事でもやっておりました。
Vtuberが裁判で勝訴することはSNSでは画期的な出来事として語られてますが実は全然画期的な話では無くてVtuber側が行動を起こせば実現することが今まで起きなかっただけに過ぎませんでした。
Vtuberに誹謗中傷しても架空の人物だからセーフということは万が一にもありえません
加害者側の想定が甘すぎるわけですが一応その原因についても触れておこうと思います。
まずはこちらのツイートを見て下さい。
大阪地裁「Vtuberの外側への誹謗中傷は中の人への名誉棄損」Vtuberの中の人の訴えを認める https://t.co/YRrKVTZvD7
— Shinra.K (@kannashinra) September 1, 2022
本人とか所属企業のコンプライアンス意識のなさとか棚に上げられて一方的に被害者面されてもなぁってことで裁判で殴り合っててほしい
こちらは最近話題となった大阪地裁の判決に不服と感じたことから出た言葉ですがこれに対する私の回答はこちらのツイート。
本人とか所属企業のコンプライアンス意識のなさを問題視して出た言葉が「母親がいないせいで精神が未熟なんだろ」ってことか
— ククリーナ@ミルダム配信 (@kukuri172) September 1, 2022
そんなの裁判で負けて当たり前だわ
何でコンプライアンス違反の方面で非難しないでプライベート情報で罵倒したのやら
Vtuberアンチは誹謗中傷を奨励する手合いなのか? https://t.co/GcALr09EGK
これは批判と誹謗中傷の区別にも繋がることですが批判というなら批判するべき内容を題材のメインに発言するべきであり、批判に関する内容とは無関係な事柄で貶したり罵倒するものではないのです。
Vtuberへの誹謗中傷で「ガワに言っただけ」というのも根底には誹謗中傷に対する認識の大きな隔たりがあって、普通の感性を持つ一般人なら架空の登場人物に対しても口汚く誹謗中傷してはダメと認識するものですが誹謗中傷の加害者側はアニメキャラクターに向かって誹謗中傷することは罪に問われない認識であり、訴えられたことで出た反論でもそういうのが反映されていると思われます(というかそれ以外の仮説を立てられない)
先ほど述べた批判に関する内容とは無関係な事柄で貶したり罵倒する行為も誹謗中傷に関する認識が一般的な感覚から大きくズレているので加害者本人の思考では悪いことをした人物に対して批判しているというストーリーになってしまって罪を認識できないといったところでしょう。
断言できることは誹謗中傷する加害者は一般人とはかけ離れた思想を持つ存在であることでしょう
普通は架空の存在に対して誹謗中傷するなんてやろうとも思いません。
浮世絵の中に居る女性に向かって悪口を言い続けてみましょう
通常の感覚を失っていなければそれでVtuberへの誹謗中傷が如何に非生産的で時間の浪費にしかならないのかが判る筈です
「ガワに言っただけ」の根本にも触れましたので本題についてはこの辺で終わりとしますが、最後に誹謗中傷に関連した話としてこれだけは知って貰いたいことがあります。
この世に正義の暴走は存在しない
なぜなら正義とは思考や葛藤を巡らして細心の注意を払って行われるものでこれはアニメやゲームの主人公を見ていたら言うまでもないことが判る話です
報道などで言われる正義の暴走の正体は何も学んでなかった者が何も考えずに加害を享楽として楽しむ悪の嗜好でしかないので誹謗中傷した加害者を見て魔法の言葉たる正義の暴走で善の属性を付けずにただの悪党として認識するべきです
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